西尾維新のレビュー一覧
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マイナス十三組と戦うため、めだかは先代の生徒会長である日之影空洞(ひのかげ・くうどう)に協力を要請します。めだかの依頼を受けた日之影は、さっそく球磨川のもとを訪ねますが、そのモンスター級の力には太刀打ちできないことを悟り、めだかたちに「凶化合宿」を施して能力の底上げを図ろうとします。
しかし球磨川は、不知火半袖の入れ知恵を受け入れ、めだかたち現生徒会長のリコールを突きつけるという手を打ってきます。これに対してめだかは、箱庭学園の前身である黒箱塾時代の塾則を持ち出して対抗し、マイナス十三組との決闘を提案します。
このめだかの提案が受け入れられ、いよいよ球磨川たちとの戦いがスタートします。まずは庶務戦ですが、生徒会長側の人吉に対して、いきなり球磨川本人が相手に名乗り出ます。毒蛇の待つ穴の上に張られた金網をリングとしておこなわれる戦いで、人吉はすべてをなかったことにできる「大嘘憑き」(オールフィクション)の能力を持つ球磨川と相討ちを遂げようとします。
フラスコ計画編からマイナス十三組編へ移っても、基本的なストーリーは変わりません。金太郎飴的ですが、都城より球磨川のほうがキャラが立っている点で、こちらのほうがおもしろく読める気がします。 -
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名瀬と古賀の2人と戦い、戦闘不能に陥っためだかは、都城のもとに連れて行かれて、別の人格を刷り込まれてしまいます。
途方に暮れる人吉たちの前に、雲仙冥利や鍋島猫美たち6人の「負け犬軍団」が現われ、13組の「裏の六人」(プラスシックス)を引き留めます。その隙に人吉たちは、めだかと都城の待つ地下13階へと急ぎます。
しかし、地下12階には、行橋未造(ゆきはし・みぞう)が待ち構えていました。催眠ガスが充満し、人吉たちは倒れてしまい、息を止めてガス攻撃を防いだ鬼界島だけが残されます。彼女は、相手の心が読める行橋の能力を逆手にとって、辛くも勝利を収めますが、そこにめだかの洗脳を終えた都城が立ちはだかります。「黒神めだか(改)」となった彼女を無印にデチューンするため、人吉は彼女と戦うことを決意します。
いかにもジャンプらしいベタベタの展開を、これでもかというくらい詰め込んできた巻です。ハリウッドのアクション要素をげっぷが出るほど詰めこんだ『ダイ・ハード』シリーズ同様、ベタに徹することでメタ的な批評性を持たせるのが原作の西尾氏のねらいなのだとすると、意図したことはよく実現されているのではないでしょうか。ただ、ストーリーそのものを楽しみたい素直な読者としては、いい加減うんざりしてきた感もあります。 -
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都城王土との戦いに向けてめだかと善吉は、かつて箱庭学園の十三組に所属していた兄の黒神真黒(くろかみ・まぐろ)のトレーニングを受けることを決意します。
プロデュースの才能に突出している真黒のトレーニングによって能力を開花させためだかは、王土からの呼び出しに応じ、そこでフラスコ計画の概要を聞かされることになります。そこで、天才を生み出すというフラスコ計画は箱庭学園の全生徒を犠牲に完成すると知っためだかと善吉は、フラスコ計画を叩き潰すため、学園の時計台の地下にあるという研究施設に向かいます。
地下の研究施設内では、「十三組の十三人」の高千穂仕種(たかちほ・しぐさ)や宗像形(むなかた・けい)が、めだかたちの到着を待ち受けていました。
善吉と宗像の戦いからだんだんおもしろくなってきました。ようやくバトルモノらしいストーリーに慣れてきたのかもしれません。 -
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雲仙との戦いの中でめだかは乱神モードに目覚めてしまいます。抑えの効かなくなった彼女を止めたのは、善吉たち生徒会のメンバーでした。
ところで、「十三組の十三人」(サーティーン・パーティ)の一人である雲仙は、不知火の祖父にして箱庭学園の理事長学園を務める不知火袴(しらぬい・はかま)の推し進めていた「フラスコ計画」に参加していました。めだかとの戦いで雲仙がフラスコ計画から離脱することを余儀なくされたことを受け、理事長はめだかに、雲仙の代わりにフラスコ計画に参加することを打診しますが、めだかはこの提案をはねつけます。
ところが、彼女を倒してフラスコ計画に参加しようとする刺客たちがめだかのもとへと押し寄せ、さらに十三組の一人、都城王土(みやこのじょう・おうど)が現われます。
展開の速さにまだちょっとついていけないでいます。 -
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部費増額の申し出が殺到して困った生徒会は、部活動対抗水中運動会を開催することを決定します。優勝した部が学園の増額予算を総取りに、さらに生徒会チームに勝利した部は、めだかの私費で予算を3倍にするというルールが決められます。そしてこのイベントに、金の亡者として知られる競泳部の3人組が参加し、生徒会チームと熱戦をくり広げることになります。
後半は風紀委員との対決です。風紀委員の鬼瀬針金(おにがせ・はりがね)が、めだかたちの服装の乱れに目をつけたことから、生徒会と風紀委員会との戦いが勃発します。風紀委員長にして異能集団十三組の雲仙冥利(うんぜん・みょうり)が、めだかに勝負を挑んできます。
前半までの学園モノから一転、後半は完全にバトルモノになっています。バトルもけっして嫌いではないのですが、自分の中で切り替えがスムーズにできなくてちょっとつまずいてしまいました。 -
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箱庭学園の1年生にして生徒会長の黒神めだか(くろかみ・めだか)と、彼女の幼なじみの人吉善吉(ひとよし・ぜんきち)の物語。
「貴様たちの悩みは私の所有物だ。ひとつ残らず私に貢げ」という演説で、全校生徒の98%の支持を得て生徒会長に当選しためだかは、目安箱、通称「めだかボックス」を設置して、生徒たちの悩みの解決に尽力します。
さっそく彼女は、剣道場にタムロしている不良たちを更正したり、陸上部の女子生徒のイジメ問題を解決したり、逃げ出した飼い犬を探したりと、生徒会の活動に邁進します。
そんな彼女たちのもとに、柔道部長の鍋島猫美(なべしま・ねこみ)から、時期部長を選んでほしいという依頼が寄せられます。ところが、柔道部にはめだかを愛する2年生の阿久根高貴(あくね・こうき)が在籍しており、いがみ合う善吉と阿久根を見た猫美は、2人に柔道で決着をつけることを提案します。
このあたりはぶっ飛んだキャラの登場する普通の学園モノという感じです。個人的にはこの路線を進んでもらってもよかったのですが。