西尾維新のレビュー一覧
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話や台詞は西尾維新さんの作品らしくてとても面白い。
しかし、絵がその魅力を減らしてしまっていると思う。
迫力のあるアクションシーンでもコマは常に四角い枠で、イマイチ盛りあがらない。素人が作ったコマ割りのよう。
漫画なら一目で迫力を感じられるはずなのに、コマ割がヘタクソすぎて全然感じられない、原作にあるような迫力、疾走感はまったくといって感じられない。
また、ページをまたいだコマの使い方がヘタクソで、まだいだ1コマを2コマとして見て普通に読んでも支障が無い部分すらあるぐらいだ。
キャラの表情も微妙で、憐れむような目と描かれていた薙真の表情も…全然そんな風に見えない。
コミカル部分以外の絵はてんでダメだと思う。
西尾維新作品の魅力を作画で台無しにしてしまっている。
しかし、西尾維新の巻末コメントとオリジナル展開は良かった。 -
Posted by ブクログ
“「伊織ちゃんのお父さんお母さんお姉さんお兄さん
私は貴方たちを尊敬します
貴方たちのような家族に囲まれて暮らしていたからこそ
彼女は17年間もの間殺意を発露させることもなく健全に生きてこれたのでしょう
貴方たちは間違いなく満点での「合格」です
今まで彼女を守ってくれてありがとう これからは——私の妹は 私が守ります」”[P.61]
子鹿君なかなかいいキャラ。死んじゃったけど……。
刺青君見れて嬉しい。
どう展開していくのか楽しみ。
“「ちゃー……殺しちまった……そんなに血と殺意を匂わせてるからだぜ?
俺を俺と知ってて狙ったのかどうかも知らねぇけど
ま なんつーの? 運が悪かったな
あ つーか俺今逃亡中だったわ
こんな所で足跡なんて残してないでさっさと兄貴の鋏奪って逃げねぇとな
——ったく 傑作だぜ」”[P.190] -
Posted by ブクログ
ネタバレ安定の球磨川さんで安心しました。
外伝が出るほど人気なんですね。
くまちゃんは可愛いです。
でもリーダーにしたら必ず負けるからどうなんでしょう。
そしてどれだけぱんつ好きなんだあんた。
むかしの漫画の人のようで可愛いです。
人吉くんもいいですね!
あんな堂々とした宣言はじめてみた気がします。
メタメタでどうなるのかわかんないけど、
それとなく王道は外してないのでどうなるのか見もの。
カードバトルは大して面白くなかったけど球磨川さんさえ出てればなんでもいいです。
あと真黒にいさんはそろそろ活躍するんですかね?
出落ちですかね?
大して変態でもなかった。
あとはキャラの顔にもう少しバリエがあれば…
この絵もきらいじゃないけど、
もう少し上手い人でもよかったかなーなんて。 -
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奇妙な相談を受け、かのホームズ譚の舞台となった街
ロンドンへと向かうことになった病院坂黒猫と櫃内様刻。
そんな二人の周りに、奇妙な事件が次々と巻き起こる!?
西尾維新が放つ、新世代の本格ミステリ。
「世界」シリーズ第3弾。
「きみとぼくの壊れた世界」を読んだあとには
まさかここまでシリーズが続くと思わなかったが、
あっという間にもう3作目である。
今回は、「きみぼく」のメインキャラクターである
病院坂黒猫と櫃内様刻が再び主役を演じる。
また、「不気味で素朴な囲われた世界」の
語り部であった串中弔士も少しだけだが登場する。
本作は内容に触れるのが非常に難しい。
上記のあらすじが短いのもそれが原因である。
凝った趣向のプロットであり、
あまりその点に言及すると未読の方の興を
大幅に殺いでしまう恐れがあるからだ。
逆に言えば、その凝ったプロット以外には
あまり見どころのない作品だとも言える。
登場するいくつかの謎解きは小粒なものばかりで
ミステリ読みを深く満足させるものだとは思えないし。
他に魅力と言える点はといえば、
やはり“キャラ萌え”であろう。
というか、最近の西尾作品は
ほとんどキャラ萌えだけでできているような趣さえある。
そういう作品を受容できるか否かが、
西尾維新という作家を好きになれるかどうかの分かれ道だろう。
くろね子さんに結構萌えてしまう自分としては
彼女が全編にわたって登場するというだけで充分。
今回もライトに楽しませてもらった。
感謝。 -
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陸奥からの帰路で遭遇した、瀕死の真庭人鳥からの情報。
それは、毒刀『鍍』の毒にあてられた真庭鳳凰が乱心し、
新・真庭の里がある伊賀へと向かったというものだった。
七花ととがめも一路伊賀を目指す。
鳳凰によって斬殺された無数の死体が転がる里の中、
ひとり佇む鳳凰の口から語られる壮大な真実――。
いよいよ刀集めの旅も、この物語もラストスパート!
「刀語」の第十一話。
いよいよ残る変体刀もあと二本ということで、
物語は急転直下、一気にラストへと向かいだした。
まず、今までに張られていたいくつもの伏線の回収。
右衛門左衛門と真庭鳳凰との因縁や、
変体刀を鍛えたという伝説の刀鍛冶・四季崎記紀の秘密。
これらの真実が少しずつではあるが明かされていく。
そういった設定が明らかになっていくにしたがって、
七花ととがめの関係や、飛騨鷹比等が大乱を起こした理由、
旧将軍の刀狩令の意図などに、今までは見えていなかった
新たな意味が付与されていくのがわかり、
これがシリーズ開始当初から企まれていたのかと考えると
西尾維新という作家の凄みを感じさせられる気がする。
そして、七花ととがめの会話の中にも、旅の終わりを意識し、
さらに旅の終わりのその後に思いを巡らせる内容が見え始める。
二人の仲は非常に良好で、微笑ましいものであるのに、
ハッピーエンドが待ち受けていると思わせておいて、
それをひっくり返す衝撃のラストカットが
次回、最終話への期待を否が応でも高まらせてくれる。
気づけばもうあと一作。
この前代未聞の試み、「大河ノベル」もいよいよ第一弾終了。
果たして西尾維新は有終の美を飾ることができるのか。
ライトすぎる作風で賛否両論あったらしい「刀語」だが
やはりというか結局というか、なかなかの力作になる予感。
七花やとがめをはじめとする、愛すべきキャラたちと
お別れをするのは寂しいが、来月初旬の最終刊刊行が待ち遠しい。 -
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上総園学園にある、分針が止まったままの時計塔。
いつも一人、音楽室で楽器を奏でる病院坂迷路。
奇人として、学園中から忌み嫌われている病院坂と
なぜか親交を深める一年生・串中弔士。
そして奇人三人衆の串中小串、童野黒理、崖村牢弥。
そんな要素が配置された、「囲われた」世界で起こる殺人事件。
病院坂と弔士が探偵ごっこの犯人捜しに乗り出して、
そして迎える、日常とは正反対の異常な結末――。
「きみとぼくの壊れた世界」と世界観を同じくする物語。
西尾維新が放つ、新しい世代の本格ミステリー。
ややボリュームが少ないという印象は受けたが、
期待を裏切らない、西尾維新らしいミステリーだった。
読後感は、「クビシメロマンチスト」のそれに似ている。
途中まではノリの良い、ライトノベル的展開が続き、
殺人事件が起きても特に重苦しくなるでもないのに、
ラストシーンで急にひどく嫌な気分にさせられるのだ。
例えるなら、誰かとキャッチボールをしていて、
相手はずっと普通の球を投げてきていて、
こちらもそれを普通に受けていて、楽しんでいたのに、
最後に突然、砲丸を投げつけられたような感じ。
まともに受けようと思えばこちらの体勢が崩れるか、
どこかを痛めるかしてしまうような重い球。
人によっては、受けきることができずに避けてしまうかも。
「クビシメロマンチスト」を超えるにはいたっていないし、
作品全体のバランスとしては「きみとぼく~」のほうが
はるかに良かったと思うが、それなりに面白い。
あと、惜しかったと思うのは、ろり先輩とふや子さんの
あのキャラ設定はかなり面白いと思うのに、
それをあまり活かしきれていなかったこと。
もっとミステリーにからめることも可能な設定だったはず。
くろね子さん再登場は素直にうれしかったが、
全体的にずば抜けて面白いところも特になかったので、星3つ。 -
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尾張に戻った七花ととがめが、否定姫からの情報を得て
誠刀『銓』を求め向かった先は、陸奥の百刑場。
そこは先の大乱の首謀者であるとがめの父・飛騨鷹比等が
七花の父・鑢六枝に討ち取られたという因縁の地。
今は何もない原っぱとなった百刑場に突如現れた“仙人”は、
七花ととがめに己と向き合うことを強いる。
「刀語」の第十話。
変体刀の所有者と遭遇し、なんらかのプロセスを経た上で
変体刀を蒐集する、といった流れはいつもどおりだが、
すでに物語も完全に終盤に差し掛かっていることもあり、
今回はその流れの中で重要な事実が明らかになったり、
七花やとがめの内面にかすかな変化が生じたり、
結末に向かう大きなうねりが動き出したという印象。
特に、第一話から明かされていた虚刀流の成り立ちを
ついに七花ととがめが知ることになったことや、
否定姫の正体がほのめかされたこと、
また、とがめの出自に否定姫が迫りつつあることなどが
今後の急激な展開を示唆しているように思える。
他に気になるのは、飛騨鷹比等が反乱を起こした理由。
やけにメタなにおいを漂わせる書き方がされているが、
いったいどういうことなのだろうか。
飛騨鷹比等の思惑、鑢一根と四季崎記紀の関係、
とがめと否定姫の静かな戦い、
真庭忍軍と右衛門左衛門の因縁――。
複雑に絡み合う多くの要素や、張られた数々の伏線。
それらがどう解決され、どう回収されていくのか。
残り二話。
刊行が待ち遠しい。