二億円の絵が一夜にして二百万円に急落。鑑定人は、忘却探偵・掟上今日子。しかし、絵がすり替えられた形跡もなければ、今日子さんには記憶もない。美術館警備員・守の依頼を受けて看破した真相は、さらなるアートな難事件を巻き起こす! 彼女と過ごす時間はいつだって最初で最後。「忘却探偵シリーズ」第2巻。(同一内容の単行本版も配信中)
Posted by ブクログ 2019年01月23日
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今日子さんには、今日しかない。
(中略)
つまり、今日子さんは眠ったときに、記憶を失うのだ。
それは純粋な睡眠だけに限らず、失神や気絶といった意識喪失も、その範疇に含まれるらしい。
(本文394〜395ページより)
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Posted by ブクログ 2021年03月26日
“掟上今日子”シリーズの主人公は毎回変わる。真面目で気弱で、こんなはずじゃなかったのに事件に巻き込まれ、忘却探偵・今日子さんに頼ることになってしまう主人公。神木隆之介みたいな風貌を想像しながら読んでいたけれど、今日子さんの踏み台になってもびくともしないぐらいガタイのいい青年なのですね(笑)。
驚く...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年11月26日
眠ると記憶がリセットされる。
他に類を見ないと思われる特異な設定の探偵、掟上今日子が事件の謎を解く、忘却探偵シリーズの二作目です。
語り手が前作と変わっていたのに驚いたのですが、全ての出会いが一期一会と言っても過言ではない忘却探偵には、寧ろ自然なのかもしれませんね。
ただ、今回の語り手は台詞一つ...続きを読む
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