【感想・ネタバレ】掟上今日子の推薦文(文庫版)のレビュー

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Posted by ブクログ 2019年01月23日

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今日子さんには、今日しかない。
(中略)
つまり、今日子さんは眠ったときに、記憶を失うのだ。
それは純粋な睡眠だけに限らず、失神や気絶といった意識喪失も、その範疇に含まれるらしい。
(本文394〜395ページより)
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「忘却探偵」掟上今日子(おきてがみきょうこ)さんが活躍するシリーズ第2弾。
前述の特質上、基本的に解決に時間を要する、あるいは日をまたぐ調査を必要とするような依頼は受け付けませんが、ひとたび引き受けた依頼は、マルチタスクかつスピーディーな頭の回転と行動で、自称「最速の探偵」の名に恥じず、たちどころに解決してしまうから痛快極まりありません。
謳い文句は、ズバリ「あなたのお悩みを一日で解決します!」

「一匹狼」の探偵ではありますが(助手がいても、間違いなく毎日顔を忘れますしね)、依頼人がいつのまにか助手のような相棒のような役回りになるのがお約束です。
前作の隠館厄介(かくしだてやくすけ)くんの続投かと思っていたら、本作では新たな依頼人である親切守(おやぎりまもる)くんが、その役回りを担ってました。
キャラのネーミングの面白さも西尾作品の特徴ですね。

今日子さんは、頭が良すぎるためか、本作でも時折その言動にイラっとさせられたりするときもあるのですが、ラストに彼女のとったある行動がタイトルと合致し、意味がわかって、思わず胸が熱くなりました。

彼らが挑んだ謎は、はたしてどんなものだったのかは、読んでからのお楽しみですが、面白さは保証します。

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Posted by ブクログ 2023年12月04日

掟上今日子シリーズの2作目。今回は今日子の相棒として警備員の親切守が登場で、この人物の存在も物語自体をより面白くしてくれた。1日で記憶を忘却してしまうため話のテンポも早く面白かった。

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Posted by ブクログ 2023年10月07日

西尾維新さんはやっぱりいいよね。
ドラマは見てたけど、全ての話やるわけじゃ無いからね。まだまだ作品あるし。

今回は親切さんがメインのお話。
最後に推薦文の意味が分かるのいいね。

アトリエ荘で起こった事件。
何と無く犯人は分かったけど、そこまでの展開とかよかったかな。

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Posted by ブクログ 2021年03月26日

“掟上今日子”シリーズの主人公は毎回変わる。真面目で気弱で、こんなはずじゃなかったのに事件に巻き込まれ、忘却探偵・今日子さんに頼ることになってしまう主人公。神木隆之介みたいな風貌を想像しながら読んでいたけれど、今日子さんの踏み台になってもびくともしないぐらいガタイのいい青年なのですね(笑)。

驚く...続きを読むような事件は起こらず、何か凄い謎解きがあるわけでもない。なのに彼らのやりとりにしばしばクスッと笑わされ、最後の頁をめくり終えたときには「私はやっぱり本を読むのが好きだ」と思えるのです。

「記憶は忘れますが、ゆえに初心を忘れない」という今日子さんの台詞が好きです。次に巻き込まれるのは誰ですか。

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Posted by ブクログ 2020年12月04日

今日子さんのハイスペックはいつ、どこで身に付けたものなんだろうか?

記憶はないけれど、体は覚えているなんてことはあるのかなぁ?

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Posted by ブクログ 2019年04月15日

 1日分の記憶しか有さない探偵による高速解決が見もののミステリ。短編連作の2作目。
 歯切れがよくさくさくと面白い。
 今日子さんのキャラがいい。このシリーズは最終的にどんなエンディングを迎えるのだろう。何が起きてもおかしくない。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年03月17日

今回は画家の卵と額縁匠を巡る事件。犯人の動機がやや理解しがたいが、辻褄はあっている。時間が限られた忘却探偵の最速の推理が楽しめた。

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Posted by ブクログ 2023年10月28日

2冊目のこの作品、ドラマ化されていたかな?
2冊目は長編です
思い出しました、掟上今日子役は新垣結衣さんでしたね

今回の作品は、今日子さんの天才的かつマルチタスクが描かれており、面白かったです

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Posted by ブクログ 2023年04月09日

隠舘厄介の話かと思いきや親切守という新しいキャラクターが登場した第2弾。
厄介の時と同様に弱々しいキャラだったが、なんか癖のある面倒な設定で、でも面白い人間であるのは変わらず。そして今日子さんの謎は深まるばかりだった、続きがまたも気になって仕方がない。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年01月16日

シリーズ2作目。中編3つかなと思いきや長編でした。てっきり厄介が登場するのかと思いきや全くの別人が今回の今日子さんの相棒にして物語の案内人。何かと頭の中で考えて、逡巡し自問自答を繰り返す。それが地の文でありモノローグ、セリフとして今日子さんらと言葉を交わす。だからこそちょっと読むのに疲れたが、読み終...続きを読むえた先には気持ちよさが待っていた。唸る程ではないが、「なるほど」と納得させられた。(物語的にはもっとキュッと絞れそうだがそれではつまらない。親切守の変に真面目な性格が故の思考が読者を無駄に翻弄した印象(笑)

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年01月13日

寝ると忘れてしまう忘却探偵と美術館の警備員の周りで起きる事件を解決する話。
掟上今日子の備忘録の続編で、シリーズ2作目。
前シリーズに出てきた、隠館厄介を期待していたが、今作品には出てこなかった。
新たに警備員の親切守が出てきた。
続編も読んでみたい。

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Posted by ブクログ 2022年11月26日

眠ると記憶がリセットされる。
他に類を見ないと思われる特異な設定の探偵、掟上今日子が事件の謎を解く、忘却探偵シリーズの二作目です。

語り手が前作と変わっていたのに驚いたのですが、全ての出会いが一期一会と言っても過言ではない忘却探偵には、寧ろ自然なのかもしれませんね。

ただ、今回の語り手は台詞一つ...続きを読むに対しても内面の思考の描写が多く、それが時に冗長に感じてしまいました。
もう少しコンパクトに纏めても良かったように思うのですが。

でも、謎めいた探偵の言動を考察し、その素顔を垣間見ようとすること自体は面白かったので、続編も楽しみにしています。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年10月01日

忘却探偵2
語り手がずっと厄介だと思っていたが、毎回変わるみたい。ただ、キャラは似ている。なのに少しまわりくどくて面倒な感じだった。 今日子さんの手際の良さを引き立たせるためなのかも知れないけども、もう少し役に立っても良いかしらって場面がちらほら。 正直、傷の位置で犯人の可能性は読んでいてもわかっ...続きを読むたし… 少し、たらたら長いだけに感じてしまうシーンがあった。 時間自体は面白かったけど。 再読はないけど、シリーズは読み続けてみようと思う。

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購入済み

2022年07月15日

とても面白かったのですが、ドラマを先に見ているので、岡田将生(厄介)が出てなくてがっかり…。それに解決編がとてつもなくまわりくどい。

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Posted by ブクログ 2022年06月27日

掟上今日子の相手が、一作目とかわり、活躍の仕方もだいぶ異なるので、ある意味新鮮だった。
警備員の仕事は続いているのだろうか?

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Posted by ブクログ 2019年12月30日

相変わらず慌ただしい推理小説(そこがこのシリーズの醍醐味だとは思うが)だった。
『絵の価値が一瞬にして変化(急落)した謎』という切り口は面白かった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年10月05日

前作である~の備忘録と違って厄介さんはもう登場しないのかな? かわって親切守の語りで物語が進行する構成になっています。主人公の思考の大小すべてが盛り込まれているからか、語り内容が若干回りくどい、そのため3パートで構成される最初のパートは発生する事件の規模・内容ともあいまってちょっと退屈な内容でしたが...続きを読む、2パート目からは殺人事件の発生という展開に一気に引き込まれて読み切ってしまいました。
前作と比べて今日子さんの性格がちょっとキツイというか主人公への人当りが厳しくなったような気がするのは気のせい? まぁ最終的には探偵事務所で雇われる展開なのでキツイだけではないのですが。
また主人公の語りは日本語の文節としてもうちょっと読みやすい構成になっているともっと楽しく読めるような気がします。

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