西尾維新のレビュー一覧

  • D坂の美少年

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    美少年探偵団第6弾。今回は新生徒会長を決めるお話がメイン。そこに轢き逃げ事件が絡んで。小説をあまり読まない人もこのシリーズはスラスラ読めると思う。テンポがいい。

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    2024年10月09日
  • 短物語

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    いろいろな形で発表されていた短々編が一冊にまとめられている。
    アニメ〈オフ&モンスターシリーズ〉の公式サイトに掲載された2話もさっそく収録されていた。

    忍野メメ視点の話(「どうして」)があった。
    なかなか良いキャラだと思うのだけれど序盤しか出てこないから残念。
    外伝でも過去話でもなんでもいいから、また出て欲しい。

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    2024年10月18日
  • 憑物語

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    ネタバレ

    継ぎ足して続けてきたお話が、ついにツケが回って、ツキが尽きて追及されて、お約束としてのつきもの・憑き物に気づくような?物語。

    ファイナルシーズン1作目、終焉に向かうお話、らしい。2024年に読んでる私はこれがシリーズの終わりではないことを知っているのだけど。それでも文体もどこかテンション控えめで、じわりと忍びよる「終」の気配に緊張を感じながら読めた。
    シーズン単位でみれば前巻で一区切りして今巻は次の序章にあたるが、暦くん的には前シーズンともしっかり地続きなお話。というか、前シーズンに暦くん視点が少なかったのはこの話をするためだったんじゃないかとすら思う。怪異は語り部にはなれない、前シーズンの暦くんは限りなく怪異に近い視点だったんじゃないかな。
    以前から少しずつ言及されてる「くらやみ」の存在、お約束という物語における強制力について。これは個人的な物語観だけど、物語ってのは語り部がいる以上語り手の語りたい物があって、それに向かうために言葉が人物が出来事が用意されてるのは当然だと思う。大事なのはそんな語り部セレクションの選出理由をわれわれに聞かせてどう納得させてくれるか、どう没入させてくれるか、どう心酔させてくれるか…物語の面白さってのはここにあるのだと思ってる。たとえば暦くんの目覚ましは妹たちのモーニングコールなのだから、暦くんの目が醒めるきっかけは妹との混浴なのも当然であり必須のシチュエーション…そうかな……?まあだから、これからの暦くんが何を語って聞かせてくれるのかが楽しみ。
    目につくもの手が届くもの全部に首を突っ込んで首筋を差し出してしまうタチの暦くんが、ただの人間にそんな無茶はできないと気づかされて、ちゃんとした人間になろうなんてさっぱり切り替えられてたら、だいぶ凹んでしまうところだった。うだうだ悩んでくれて嬉しい。うじうじ諦め悪く渋っていて欲しい。ガハラさんはカッコ悪くていいって言ってくれてるけど、でもやっぱり俺はカッコいいフリをしてる暦くんが好きでよ……すまんな…そりゃもちろん人間として生きやすいのはカッコ悪さも受け入れてくれる環境だから、ガハラさんの存在はありがたいんだけどね。230ページ「だからと言って、失敗や不幸を、犠牲や悲しさを、『いいもの』だとは思えないし──思っちゃ駄目だろ」忘れんなよ、言質とったからな。大好きだよ。
    細かい好きポイントを挙げると、ひとつは暦くんの忍野への信頼描写。なんか巻を重ねるごとに重くなってる気がする。離れている距離と時間が愛を育んでいるんだね(言い方)。もうひとつは余継ちゃんの悪癖をぜんぶ貝木のせいにしたがる暦くん。暦くんが嫌だな〜と思い出すことで貝木は暦くんのなかで生き続けているんすわ…それは新手の怪異じゃないですか?

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    2024年09月27日
  • 掟上今日子の推薦文(単行本版)

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    忘却探偵シリーズ2作目。今作の今日子さんのパートナーは美術館の警備員である親切守。プライベートの今日子さんは美術館である絵を度々鑑賞しており、2億円の価値があると鑑定していた。しかし、ある日突然、今日子さんの鑑定額は200万円に急落。もちろん、絵にすり替えられた形跡はなく、今日子さんにそれぞれ鑑定した日の記憶は無い。そんな様子を見ていた守が今日子に声をかけ、事件に巻き込まれていく。

    前作の隠館厄介からパートナーがバトンタッチするとは思ってなかった。厄介と守のキャラクターがそんなに変わらないので、厄介が登場して欲しかったのが正直な気持ち。今回も短編集の形式だが、それぞれの登場人物は共通している。前作同様キャラクターのやり取りは面白いが、今回は謎を引っ張りすぎて魅力が半減。この長さならもうちょっと展開と謎の変化が欲しかった。

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    2024年09月24日
  • 零崎軋識の人間ノック

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     昔読んだときは「軋識かっちょいい」くらいの感想でした。
     時を経て読んでみると失敗を引きずってしまう軋識の気持ちめっちゃわかるし、時と場に応じて自分って変わるよな…って色々な感想が湧きました。結局はあとがきにもあるように多面性があってもそこには一貫した自分があるんだろうなという所に共感しました。
     やっぱり零崎は良いですね…!

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    2024年09月19日
  • 掟上今日子の退職願(文庫版)

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    4人の女性警官との短編集です
    ちょっとネタ切れ?なのか、パターン化されていてイマイチな感じ
    多分、本だと4人の女性警官の違いというか特徴が伝わり難いのかも知れません

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    2024年09月13日
  • 掟上今日子の推薦文(文庫版)

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    ドラマ化もされた人気シリーズ。本書は第2巻。
    3編構成だが1冊を通して話は続いている。
    美術館の警備員親切守が探偵掟上今日子と出会う1編から事件は続いていく。
    とても読みやすい作品。第3巻もあるようなので是非読んでみたい。

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    2024年09月12日
  • 鬼物語

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    ネタバレ

    鬼ごっこのお話。
    暦くん視点の地の文はかなり久々(読むのに間が空いていたのもあり)で、恒例のセクハラ芸が新鮮に気持ち悪く読めて良かった。こんなにおっぴらげだったかしら…だった気もする。そしてこんなにも情に熱い人間だったかしら、という気づきもあった。人間強度が下がりまくってますね。もう人間を辞めてるから関係のない話だったっけ?時間が空いてるせいでこの辺りも記憶が薄れてる。
    記憶といえば、忍の記憶は薄れることはあっても美化されることはないってあたりも忍の化物性を高める設定だったのは「おお」となった。怪異は語り部にはなれない。「化物語」自体、人が化ける物語で人の認識の変化を描く物語だと(いまのところ)思ってるけど、その語り部にはなれないとするとなんだか怪異たちの怪異らしさを強調されているようで興奮する。怪異って強い能力ほどきつい縛り(呪術的な)が設けられてるイメージがあるから、永遠の力をもつ反面その事象から変化できない…みたいなルールの存在を感じると俄然面白く感じるのだと思う。ルールのないゲームは面白くないから。
    そういう点では今回の「くらやみ」の存在は面白かった。物語の強制力とかデウス・エクス・マキナと呼ぶとむしろ面白くないものの代表なんだけど、怪異にとってはパワーアップのための助走、魔法の詠唱みたいなもんなのかもしれない。今回はやけにメタギャグが多いな暦くん視点だからかなとスルーしてたけど、今思えばあれも「くらやみ」を召喚するための儀式だったかもしれない。考えすぎか。

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    2024年08月31日
  • 掟上今日子の備忘録(単行本版)

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    ・暗い気持ちにならないミステリー小説

    ・ドラマを何周も観ているので、違いを楽しみながら読むことができた。小説の方が、今日子さんの態度がツンツンしてるなという印象

    ・続きも読みたい

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    2024年08月27日
  • クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子

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    だいぶ戯言遣いになれてきた。
    推理小説ではなく、こういう作品なのかと思えば、楽しめる。
    今回でひと段落しましたが、シリーズでは一作目が一番良かったと思います。


    「紫木一姫って生徒を学園から救い出すのが、今回のあたしのお仕事」 「救い出すって……まるで学園がその娘を拘禁してるみたいな言い方ですね」 人類最強の請負人、哀川潤から舞い込んだ奇妙な依頼に従って私立澄百合学園、またの名を《首吊高校(クビツリハイスクール)》に潜入した「ぼく」こと“戯言遣い・いーちゃん”は恐るべき殺戮の嵐に巻き込まれる――。

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    2024年08月12日
  • 押絵と旅する美少年

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    サクッと読めて面白い。美少年探偵団というのだから、謎・ミステリーの部分もあり、キャラクターが魅力的である。

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    2024年08月11日
  • 鬼怒楯岩大吊橋ツキヌの汲めども尽きぬ随筆という題名の小説

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     随筆は読むのがツラい。
     相当以前に「吾輩は猫である」を読んで挫折しそうになった(水瓶で溺れるラストまで読み切った)。
     本作を読んで、一人称のとめどもない思考の発散を文章で追うのが苦痛であり、ページ数の割に開業がなく文量が多くて全然進まない。

     本作で得る教訓といえば、お前が書いているブログも一般人からすると全く読みづらいんだよ、ということ。
     そうか、ブログとは随筆であったか。
     ブログを始めたころとは、大分書き方も変えたけど、ちょっと小説風に書いてみるのも面白いかもしれない。

     鬼怒楯岩大吊橋ツキヌは、いざこざによって職を失い、面接で得た職はペットシッターだった。
     動物を飼ったこともないのに。
     そのペットというのは、脳外科医の犬走キャットウォーク先生の猫なのだが、その猫は首から上がなかった。
     本作はツキヌが職を得てから猫と付き合うまでの、彼女の思考の垂れ流しである。

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    2024年08月05日
  • 鬼怒楯岩大吊橋ツキヌの汲めども尽きぬ随筆という題名の小説

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    ペットシッターとして雇われたことの一人語り。読みにくいっちゃ読みにくい。不思議な猫のイメージはヒグチユウコさんのイラストで補完。

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    2024年07月30日
  • 屋根裏の美少年

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    屋根裏の美少年。タイトルからあの有名なミステリを想起させられる。本作は美術室の屋根裏から、三十三枚もの絵画が見つかることから謎が始まる。日常に潜む謎。それを鮮やかに魅力的なキャラクターと共に描く本作。

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    2024年07月23日
  • 掟上今日子の挑戦状(文庫版)

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    ネタバレ

    掟上今日子のアリバイ証言
    アリバイを確保するために特徴ある女性に声をかけてその場を過ごす

    掟上今日子の密室講義
    アパレルショップの試着室で死体が見つかる
    目撃者もいる中で狭い密室での撲殺は可能か

    掟上今日子の暗号表
    倒叙 暗号の分類も面白い
    死者が残したダイイングメッセージは金庫を開けるための暗号なのか
    人と人を繋ぐ、人との繋がりを持たずに過ごす

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    2024年07月22日
  • 鬼怒楯岩大吊橋ツキヌの汲めども尽きぬ随筆という題名の小説

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    思ってたのとだいぶ違ってたけど、さすが西尾維新と言うべきか…

    装丁の美しさに惹かれて手にしたけれど、うん、これはほんとうに奇怪な一冊だ。
    多くは語れない。でもツキヌさんと同じく猫を愛する人はこの子に関わらない方がいいんだろうな。うん、すごい奇想天外。

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    2024年07月20日
  • 撫物語

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    これまでのアレコレがあって不登校児として漫画を描いている撫子ちゃんが、両親に中学を卒業したら働きなさいと言われたことから始まる物語。
    残りの1年弱で漫画家として成果をあげるため過去の自分を式神として4体召喚するが、制御出来ず街に放ってしまう。それらを回収する中で見える撫子の成長物語、というか成長した撫子の物語。

    これまで物語シリーズのなかで撫子は好きではなかったのですが、成長して落ち着いた姿、自省しながら努力する姿を見て少しすきになりました。
    老倉さんが出てきて、遠回りをしながらも乗り越えて成長している姿を見れたのもよかった。


    あと、変わらない(ちょっとポンコツになってるけど)斧乃木ちゃんが好き。

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    2024年07月17日
  • 囮物語

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    西尾維新の<物語シリーズ>第8作。前作に続き、暦以外の視点で描かれる物語。語り部は、"可愛い可愛い"撫子ちゃん。

    暦お兄ちゃんが大好きな中学二年生の女の子、千石撫子。ある日を境に彼女の視界に現れ、彼女に"憑いた"白い蛇。"クチナワ"を名乗るソレは、かつて彼女が解呪を目的に多くの蛇を殺めたことへの償いとして、自身の身体="ご神体"を探す手伝うことを求める。その行き着く先が、大好きな暦お兄ちゃんとの殺し合いになろうとは―――。

    「自身に憑いたクチナワとのご神体探しを通じて解き放たれていく、本当の"私"―――。」

    前作に続いて「自身を解き放つ」物語・・・なのだが、こちらはちと厄介なことに。これまでもヤバイ娘の片鱗は見せていたけど、ここまで拗らせていたとは・・・。「可愛い可愛い撫子ちゃんがっ!ああああ、ごめんなさいごめんなさい、撫子ちゃんのことよく知りもしないで可愛い可愛い言ってしまってでも可愛い!」

    ・・・さて、シリーズでは珍しく未完で終了。次の次、『恋物語』で完結する模様。どのような決着を見せるのか、今から楽しみだ。

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    2024年07月14日
  • ウェルテルタウンでやすらかに

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    途中まですごい面白かったんだけど、終盤のどうなるんだろう、、、ザワザワ、、、、からの発展が好きじゃなかった。結構あっさりというか、分かりにくい。ただ途中まではとても良い。

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    2024年07月14日
  • クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い

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    ライトノベル感覚で読みやすくすすんで行く。色々とあり孤島殺人になり、さてどうするかだが。
    登場人物が何かしらの才能を持っておりますが、あまりいかされていなかった。大丈夫かなとおもったがなんとかなった。
    とにかく面白かった。


    絶海の孤島に隠れ棲む財閥令嬢が“科学・絵画・料理・占術・工学”、5人の「天才」女性を招待した瞬間、“孤島×密室×首なし死体”の連鎖がスタートする! 工学の天才美少女、「青色サヴァン」こと玖渚友(♀)とその冴えない友人、「戯言遣い」いーちゃん(♂)は、「天才」の凶行を“証明終了(QED)”できるのか? 第23回メフィスト賞受賞作。

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    2024年07月10日