西尾維新のレビュー一覧

  • 偽物語(上)

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    偽物だから何?

    本編のテーマである「偽物」が定義が主観的で抽象論の域を出ない。さらに、妹への感情吐露が強烈なため主人公の主張に説得力がない。
    別に説得力がなくてもいいが、何を伝えたいのかややわかりにくい一編。ただし戦場ヶ原との会話劇はここまでが一番盛り上がっていただろう。

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    2023年03月27日
  • 掟上今日子の家計簿(文庫版)

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    ネタバレ

    シリーズの中ではあまり面白くなかったかも。
    雪山で孤立した山荘でなぜ人を殺したか。
    引きこもりの息子はどうやって密室で殺されたのか。
    脱出ゲームを最速でクリアすればアリバイ成立するのか。
    叙述トリックとはなにか。
    どれも異常性というかサイコパスみを演出するためになんか損なわれた感じがする。

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    2023年03月08日
  • 新本格魔法少女りすか4

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     やっちまった。
     3年前にノベルズ版読んだのに、未読と思って小説版も読んでしまった。
     そして読んだ記憶は全くないという。。。

     シリーズ最終巻はりすかの父、水倉神檎との最終決戦。
     六人の魔法使いを倒したのち、りすかは17年後、27歳の姿から戻れなくなってしまう。
     その間にも魔法都市、長崎の全魔法使いが佐賀に向かってくる。
     逆に、創貴たちは17年後の時を越えて未来へと飛ぶ。

     まったく記憶に残っていないので、今回も記憶に残らなそうな(てか3巻までも記憶にない)。

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    2023年02月26日
  • 怪盗フラヌールの巡回

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     西尾維新の新シリーズは、盗品を返しに行く怪盗二代目のハナシ。

     尊敬していた父親は、世紀の大怪盗だった。
     交通事故で死んだ父親の遺品整理でそのことを知った残された兄弟たちは、その事実に耐え切れずに弟は失踪、妹は記憶を失くして幼児退行して家族離散の憂き目にあう。
     そして長男、あるき野道足は二代目怪盗フラヌールとして、父親が遺した盗品の返却を始めた。

     次に返す盗品は”玉手箱”。
     竜宮城と言われる海底の大学機関への返却を試みる。
     怪盗対策課の東尋坊警部、警察出禁のウルトラ探偵涙沢虎春花と海の底へ。
     自らはジャーナリストを装い、玉手箱の返却を成功させた道足だったが、翌日、空箱の玉手箱

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    2023年02月26日
  • 掟上今日子の婚姻届(単行本版)

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    ネタバレ

    今回の話は今日子さんにも厄介くんにも深掘りする一冊だった。
    今日子さんの記憶は17歳で止まっている...?とか
    厄介くんの冤罪体質についてとか。
    「男なんてどいつもこいつもみんな同じですから」
    と講演でぶちかます今日子さんもすてき。笑

    さて、本作は厄介くんがいきなりほぼ初対面に近い女性からプロポーズをされる話。
    女性は今まで付き合ってきた男性がみんな不幸になっていったため、冤罪をなんどかけられても持ちこたえる厄介くんしか自分にはいない!とか。
    今回今日子さんからの第一印象が最悪だった厄介くんは今日子さんに結婚の後押しをされる最悪な運び。
    でも役得もあるから、、諦めるな厄介くん。頑張れ厄介くん

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    2023年02月23日
  • ヴェールドマン仮説

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    設定は面白い。
    言葉遊びのような文章も面白い。
    しかし展開が最後にドドドと押し寄せた感があり、そこがあまり惹かれなかった理由なのか…?

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    2023年02月20日
  • 大斬―オオギリ― 西尾維新原作読切集

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    中村敦史先生や暁月あきら先生の絵が好きなのと、西尾維新先生のアイデアが気になったのと、その辺を見たくて買いました。

    様々な漫画家さんの絵を見れたのは良かったのですが、西尾維新先生の作風をあまり感じられなかったのでそういうのを期待するのはお勧めできません。

    漫画という媒体がページあたりの情報量が少ないものである上に短編ですので、キャラクターの個性が爆発する西尾先生の感じがあまり出ていなかったのかなと思います。

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    2023年02月14日
  • 偽物語(上)

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    今更読みました。ほんとに今更。まあ、新しい発見があるわけでもなく。ただ、何度もアニメで観た物語は鮮明に情景が浮かぶ。良いのか悪いのかは知らん。

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    2023年02月08日
  • 掟上今日子の退職願(単行本版)

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    今回の短編集の相棒は女性刑事たち。
    女性から見る今日子さんってまたちょっと違うと思う。一人で活躍している女性は少し妬ましくもなる。

    今回の謎も興味深かった。
    ①バラバラすぎるバラバラ死体
    ②高所がない平地での転落死
    ③老い先短い普通のご老人が絞殺された理由
    ④自宅の近所の浅い池に死体を遺棄した理由
    個人的には④が一番盲点で驚いた。

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    2023年02月07日
  • 猫物語 (黒)

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    西尾維新の<物語シリーズ>第4作。「知っていることだけ知っている」委員長・羽川翼と怪異・"障り猫"を巡る、GWのエピソードを描いている。(時系列的には『傷物語』の後、『化物語』の前。)

    『傷物語』で描かれた忍(キスショット)とのエピソード(暦が吸血鬼になる経緯)は、『化物語』の内容からではほとんど予想が出来なかったので、物語の展開をドキワク楽しみながら読み進めることが出来たが、今作の羽川とのエピソードは、経緯や展開が前作まででほぼ明かされてしまっていたので、これまでよりも読み進めるモチベーションがちょい不足した。とはいえ、"メインのお馬鹿な掛け合い"(

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    2023年02月05日
  • 掟上今日子の忍法帖

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    ネタバレ

    前回作が残念だったが、好きなシリーズなので読んでみた。
    前回とは違い、今回は今まで同様に今日子さんがわずかなヒントから推理をしていくという基本的な構造が復活していた。
    しかし、前回同様、設定が突飛しすぎていてついていけない。
    いきなりNYだし、不法滞在をFBIが認めているし、NYなのになぜか忍者だし、
    今回もなかなか意味が分からなかった。
    登場人物はNY市警と今日子さんしかほぼ出てこずに、今日子さんが犯人や容疑者と接触することもないため、スケールというか世界というか、何か物足りない。
    前回と違い、今日子さんの推理力のすごさは出てくるので多少面白いが、昔の作品よりは全然面白くない。
    正直、期待外

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    2023年01月31日
  • 掟上今日子の挑戦状(文庫版)

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    ネタバレ

    今日子さんは相変わらず素敵。
    お金にがめついところとストイックさは変わらず。
    頭がこんがらがって一回リセットしたいーと思うこともあるけど、実際それができる感覚ってどうなんだろう。

    最後の暗号は全く分からなかったけど、試着室内の密室殺人においては出されたヒントでほぼほぼ解けた。警部ももうちょっと頑張れ。

    最後の報告書は面白かった。アルコールは自腹だったのね笑

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    2023年01月27日
  • 西尾維新書き下ろし短々編「掟上今日子の機械文明」収録!『掟上今日子の鑑札票』刊行記念フリーペーパー

    購入済み

    まさしく短短編

    短い長さの中に、謎解きと突っ込みが含まれている。
    古今東西、トリックに使われる針と糸。
    お前ら、本来は裁縫道具だろというツッコミは初めてな気がする。
    しかし、確かに裁縫道具だった。
    ついでに、キャラの容姿まで短い中に入れてくるとは驚きだ。

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    2023年01月24日
  • 化物語(3)

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    まよいちゃんの怪異、解決です。とうとう戦場ヶ原さんとの関係にも決着がついてしまいました。私は羽川さんの方が好きなんですが・・・

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    2023年01月24日
  • 化物語(2)

    無料版購入済み

    八九寺まよいちゃんは、ツインテールのロリキャラ担当ですね。戦場ヶ原さんとは違ってわかりやすいポジションです。

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    2023年01月24日
  • 化物語(1)

    無料版購入済み

    戦場ヶ原ひたぎさんのこと、最初、よくわからなくって、なかなかついていけなかったけれど、読み進んでいくうちに違和感なくなりました。

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    2023年01月24日
  • 屋根裏の美少年

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    ネタバレ

    美少年探偵団の一員となった「美観のマユミ」こと瞳島眉美。団長の招集で美術室兼探偵団事務所の改装を手伝っていると、天井裏から三十三枚もの絵が発見された。
    有名絵画から人物を排したその奇妙な絵画に秘められた謎とは……?

    「美少年探偵団」シリーズの三冊目。
    今回は探偵団事務所(美術室)で見つかった絵と、それに関係すると思われる過去に学園で起こった「不可能誘拐事件」の謎を追っていきます。
    美術に関する謎というだけあって、「美術のソーサク」こと指輪創作くんにスポットのあたる巻。

    「謎」として考えると結論は読めやすい気がしますが、少しずつ少しずつ、眉美と探偵団たちの絆が深まっていく感じが良いなと思いま

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    2023年01月23日
  • 掟上今日子の推薦文(文庫版)

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    ネタバレ

    シリーズ2作目。中編3つかなと思いきや長編でした。てっきり厄介が登場するのかと思いきや全くの別人が今回の今日子さんの相棒にして物語の案内人。何かと頭の中で考えて、逡巡し自問自答を繰り返す。それが地の文でありモノローグ、セリフとして今日子さんらと言葉を交わす。だからこそちょっと読むのに疲れたが、読み終えた先には気持ちよさが待っていた。唸る程ではないが、「なるほど」と納得させられた。(物語的にはもっとキュッと絞れそうだがそれではつまらない。親切守の変に真面目な性格が故の思考が読者を無駄に翻弄した印象(笑)

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    2023年01月16日
  • 掟上今日子の推薦文(文庫版)

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    ネタバレ

    寝ると忘れてしまう忘却探偵と美術館の警備員の周りで起きる事件を解決する話。
    掟上今日子の備忘録の続編で、シリーズ2作目。
    前シリーズに出てきた、隠館厄介を期待していたが、今作品には出てこなかった。
    新たに警備員の親切守が出てきた。
    続編も読んでみたい。

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    2023年01月13日
  • サイコロジカル(下) 曳かれ者の小唄

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    ネタバレ

    いーちゃんが少しずつ素直になっていって嬉しい...

    内容に関しては今回ばかしはほぼ全部予想が付いた。小唄さんが潤ちゃんだとは気付きませんでしたが...

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    2023年01月08日