西尾維新のレビュー一覧

  • クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い

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    ネタバレ

    ◯評価点
    ・死体を踏み台にするという、ありそうで無かったトリックが良かった(でも世界中探したらありそう)。
    ・書籍タイトルのダブルミーニングが良い。
    ・最後に哀川潤が登場して、すべてを解決、というのが私の好きな流れだった。
    ◯問題点
    ・クビキリ「サイクル」という題名なのに、2つしか首切り死体が出ないというのはいかがなものか。
    ・読後感があまり良くなかった。哀川潤が去ってからの戯言遣いの独白がイマイチだった。

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    2025年08月13日
  • 掟上今日子の婚姻届(単行本版)

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    忘却探偵・掟上今日子、「はじめて」の講演会。檀上の今日子さんに投げかけられた危うい恋の質問をきっかけに、冤罪体質の青年・隠館厄介は思わぬプロポーズを受けることとなり……。美しき忘却探偵は、呪われた結婚を阻止できるのか!?


    忘却探偵・掟上今日子、「はじめて」の講演会。檀上の今日子さんに投げかけられた危うい恋の質問をきっかけに、冤罪体質の青年・隠館厄介は思わぬプロポーズを受けることとなり……。
    美しき忘却探偵は、呪われた結婚を阻止できるのか!?

    シリーズ6巻目!
    めちゃくちゃ楽しかった(≧∇≦)
    隠館厄介の不幸感が滲み出てニヤニヤしながら読んじゃってました!!
    続きも読んで行こうと思っていま

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    2025年08月12日
  • 掟上今日子の旅行記(単行本版)

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    ネタバレ

    シリーズ8作目 「今日子さんと厄介シリーズ」
    エッフェル塔を盗む怪盗淑女vs.忘却探偵

    犯人はエッフェル塔の設計思想が欲しかった。
    物質ではなく、魂に価値を見出すのも芸術的。

    エッフェル塔と自由の女神を建設したのはギュスターヴ・エッフェルというひとりの建築家。
    自由の女神は自由の国アメリカの象徴、エッフェル塔は万博のために建てられた友愛の象徴。当初は赤く塗装されていたらしい。

    フランスの国旗トリコロール、「赤と白と青」、「友愛と平等と自由」。世界の両端に自由の塔と友愛の塔を配置することで地球を平等に包んだ。という解釈は美しい物語だと感じられた。

    あとがき
    「旅行には目的が二種類あって、

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    2025年08月11日
  • クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子

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    戯言シリーズ第3弾
    面白かったが、今までの作品と比べると微妙。今作はかなりバトル物になっていたので、私には合わなかった。会話劇やサスペンス、ミステリーを読みたいな。

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    2025年08月08日
  • 掟上今日子の推薦文(単行本版)

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    感想
    今日子が最速探偵なのはいいけど、謎解き編がいつも結構回りくどいな。スッと解いてよ。

    そして終盤で大体、ちょっとお色気と記憶喪失イベントがくる感じ?


    あらすじ
    美術館の警備員として勤める親切守。母というタイトルの抽象画を警備していた。毎日、熱心に通う今日子、写生する剥井少年、その絵を叩き割った和久井翁。そして、親切は仕事をクビになる。

    親切は今日子に依頼して、謎解きをお願いし、額縁がすり替えられていることに気付く。

    その後、親切は額縁匠をやっている和久井翁に個人的な警備を依頼される。和久井翁はタワーマンションのオーナーで、画家の卵を無料で住まわせているという。親切は今日子に警備の

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    2025年08月05日
  • 掟上今日子の鑑札票

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    忘れることを忘れる。忘却探偵のアイデンティティが失われる。そして徐々に明らかになる今日子さんのルーツ。厄介青年の活躍も見所の今作。今までの忘却探偵シリーズのミステリーと少し趣向の違った物語だった。

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    2025年08月05日
  • 掟上今日子の保険証

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    厄介の冤罪をはらす短編集。もはや今日子さんのためにわざと巻き込まれているのではと思うほどのお得意様。

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    2025年08月03日
  • 掟上今日子の遺言書(単行本版)

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    ネタバレ

    飛び降りを防ぐための方法は、屋上に柵を作ることじゃない。落ちたら痛いと、ちゃんと教えてあげることなのだ。

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    2025年08月01日
  • 掟上今日子の退職願(文庫版)

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    退職願を胸ポケットに忍ばせ、波止場警部は揺れていた。彼女の最後の事件は、公園の噴水に浮かび上がった水死体。しかしその不可解さゆえ、名高い忘却探偵・掟上今日子と協力捜査することになり……。辞めたがりの刑事と仕事中毒の名探偵。奇妙なタッグが謎に挑む!


    退職願を胸ポケットに忍ばせ、波止場警部は揺れていた。
    彼女の最後の事件は、公園の噴水に浮かび上がった水死体。
    しかしその不可解さゆえ、名高い忘却探偵・掟上今日子と協力捜査することになり……。
    辞めたがりの刑事と仕事中毒の名探偵。奇妙なタッグが謎に挑む!

    今日子さんと刑事さんのやり取りが楽しくてニヤニヤしながら読んじゃってました笑
    積読してずっと

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    2025年07月29日
  • デリバリールーム

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    ネタバレ

    「幸せで安全な出産」のために、選ばれ集められた妊婦たちが廃病院で「デスゲーム」をする物語。

    妊娠•出産という概念自体とても苦手なので「西尾維新」だから読めた、という感じ。言葉遊びや強烈なキャラクター、最後に絶望は持ってこない西尾維新だから。

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    2025年07月28日
  • 掟上今日子の乗車券

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    忘却探偵が旅をする。探偵が旅をすれば、その列車内、バス内など行く先々で事件が発生するのはミステリーのお約束。短編集ですが、どれもちょっと捻った結末というか、常識では思いつかないような(思いついたら面白くないか)結末だった。次回作にも期待。

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    2025年07月19日
  • 掟上今日子の遺言書(文庫版)

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    空から落ちてきた少女とぶつかって入院。厄介のまたまたとんでもない災難に、思わず笑ってしまう。今日子さんの辿り着いた真相は、思春期らしいこじらせの爆発のように思えて、切なくなる。読んでる本を知られようが、それでその人を分かったことになるなんて、ありえないと教えてあげたい。次作も楽しみ。

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    2025年07月16日
  • 掟上今日子の遺言書(文庫版)

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    ネタバレ

    ドラマの1話にもなった、女子中学生の自殺未遂…
    これは、気持ちがわからないでもない
    本当にこんな気持ちになって、死んでしまいたくなることもある
    でも、殺すのはダメ
    人のせいにしたらダメ
    いや、わかってるんだけどね…
    傷つくこと多いよなあ、生きてると
    って思っちゃう
    しかし、今日子の、服は自分で買わないのはなに?
    無報酬で付き合わせて、服買わせるのはなに?
    著者は女ってそういうものとか思ってるのかな?
    未遂の彼女以上に不可解な謎だわ

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    2025年07月09日
  • 掟上今日子の色見本

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    今日子さんが誘拐される誘拐もの。その誘拐犯を特定し、阻止する役割の親切守。色見本のタイトルの意味がわかった時、面白い仕掛けだと思った。

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    2025年07月09日
  • 掟上今日子の保険証

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    シリーズ最新の短編集。

    隠舘厄介に掛けられた冤罪疑惑を晴らすべく現場に呼ばれた今日子が、厄介と重箱の隅をつつきまくり、言葉遊びをひたすら続ける。

    各篇とも謎解きは微妙で、すっきり感は低い。

    付録のようにつけられた最終篇「掟上今日子のStay Holmes」はコロナ禍の備忘録。

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    2025年07月07日
  • 怪人デスマーチの退転

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    西尾維新って物語シリーズの人だよな〜と思いなんとなく選んで読んでみた
    シリーズものの絶妙な位置の本を読んだようで人物関係はなんとなくふーん…と思いながら読んだ感じになった
    動悸がわかったようなわからないような…
    でも最後まで読み切ったのでよかった

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    2025年06月29日
  • ウェルテルタウンでやすらかに

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    ★3.3
    R.I.P. werther town
    R.I.P. Common sense
    自殺で町おこし?平常運転、平常運転。


    舞台は「死ぬことを観光資源にしよう」という狂気の町・ウェルテルタウン。
    売れない作家の言祝寿長(ことほぎことなが)が生前没後郎(いくまえぼつごろう)から依頼を受けて餓鬼道きせき(がきどう)とPR小説を書いていく…初っ端からなにやら混乱を招くが、これが西尾維新ワールドなのか。

    設定からして笑うしかないのに、読み進めるとだんだん不思議な誠実さが滲んでくる。
    早口で捲し立てる会話劇、その隙間に実は「死ぬなよ」と背中を押すメッセージがしれっと挟まっている。

    メタ視点で

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    2025年06月29日
  • 掟上今日子の旅行記(文庫版)

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    掟上今日子シリーズ第8弾

    眠ったら記憶をなくしてしまう
    今日子さんが、まさかの海外旅行

    しかも、
    フランスの空港で
    厄介さんが見つけるとは

    国内旅行でも、
    旅先で知り合いに会うような
    偶然は殆ど経験したことがないのに
    海外で知り合いに会うなんて奇跡ですね

    地球の反対側だから
    立場も反対になるとか
    面白すぎる

    シチュエーションは面白いのですが、
    今日子さんがスパッと謎を
    解決するわけではないので、
    個人的な評価は厳しめ

    謎といえば、
    一日目の夜は…

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    2025年06月23日
  • 掟上今日子の旅行記(単行本版)

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    探偵vs怪盗。ミステリーの鉄板とも言えるシチュエーション。掟上シリーズでは初。しかも舞台はパリ。そして盗むものはなんとエッフェル塔。舞台設定は良かったけれど少しスリリングさにかけた。

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    2025年06月21日
  • クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い

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    ネタバレ

    金持ちの道楽で天才たちが集められた絶海の孤島を舞台に、密室殺人を解決しようとする凡人とそれを取り巻く異端・天才たちの対比を描いたライトノベル。
    凡人には発想しえない奇抜な動機とトリック。異能を持つが故の常人には推し量れない苦悩。そういった描写は面白いといえば面白いが、ミステリとしては荒唐無稽にも思えてくる。フィクションで「天才」を描くのはとても難しい。この作品に登場する人々は皆、歪んだ才能を持っているが、天才と呼ぶには俗っぽく、何かが違うように感じてしまう。極めつけはとある天才に主人公が将棋を挑むシーン。天才は「ハンデをあげよう」と言って自陣をチェスの駒に変更する。むしろ強くなってるやないか!

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    2025年05月25日