田口俊樹のレビュー一覧
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「真実ってなんだ?」――本書を読み終わってまず思ったことだ。「真実」を報道するのがメディアの仕事だと思ってたから、その実態を知って驚いたし悲しくもなった。ある人が「真実を伝えなければ」と思っても、自分一人の力ではどうにもできないことがある。そうゆう人がいるかもしれないのに、できない。そうゆう人たちのことを思うと、やるせなさを感じる。
本書で初めて知ったわけではないけれども、一つの物事に対して様々な角度からの見方があることは忘れてはならないことだろう。そうでないと、偏った見方しかできなくなるし、それでは物事の全体を理解することができない。ある意味「現実」を見ていないことになるからだ。
とまあ -
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亡くなった男が容疑者? どんどん吸い込まれるサスペンスフルな探偵小説 #エージェントは二度推理する
■あらすじ
スポーツ・エージェントであり弁護士のマイロンのもとに、FBI捜査官がやってくる。ある殺人事件の容疑者が、マイロンがかつてクライアントだった元NBA選手グレグとのこと。しかし彼は数年前に失踪、そして海外で死亡したはず。
マイロンは同僚で富豪のウィンとともに手がかりを追うのだが―― 伝説のスポーツ・エージェント、マイロン・ボライターシリーズの最新作。
■きっと読みたくなるレビュー
おもろい! 海外ミステリーを読んだって感じがする作品ですね。
謎に満ちた殺人事件、死んだはずの男が容 -
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ネタバレたまたま出会った酔っぱらいテリー・レノックスと友人になった私立探偵のフィリップ・マーロウ。妻に浮気されたレノックスのためにマーロウは車を出してやるが、その後レノックスの妻が惨殺死体となって発見される。警察は当然レノックスの行方を追うが、レノックス自身もメキシコで自ら命を絶ってしまう。
レノックスを逃した科でマーロウも警察に睨まれるもののその後釈放され、レノックスの死の真相を追うことに。
とにかくマーロウが渋くてタフでかっこいい。とは言え派手な大立ち回りを演じるわけではなく、淡々と物語は進んでいく。それでいてぐいぐい引き込まれる。
レノックスという一人の男の死の真相を追う中で、マーロウの生き様、 -
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盟友ウィン所有のニューヨークの高層ビル内で事業を再開したマイロンのもとに、突然FBI捜査官がやってきた。元スーパーモデルの女性が、何者かによって殺害されたのだ。捜査官によると容疑者は、マイロンのNBA選手時代のライバルであり、私生活における因縁の相手であり、のちにマイロンのクライアントとなった男グレグだという。しかしグレグは5年前に失踪し、その2年後に東南アジアで死んだはずだった。
グレグは生きているのか? マイロンは、ウィンや元同僚のエスペランサの力を借りながら、真相を探ろうとするが……。
あの弁護士がちょっとだけ登場。シリーズ24年ぶりの邦訳。この間の空白も、ぜひ埋めていただきたい。 -
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ラストの「エルキュール・ポアロの手記」のインパクトが強すぎて読後の感情が全部そこに引っ張られる。
「スタイルズ荘」で「ヘイスティングズ」と共に「ポアロ自身が決着をつける」といった要素達が、ポアロ最後の事件として完璧すぎて感服してしまった。
そして暗鬱さの残る終わり方がまた衝撃と共に心に残り続けそう。
クリスティー作品でこれまでたくさん騙されてきた「視点人物を利用したトリック」に、今回もまた気持ち良くハマってしまった。
特に今作は、犯人も動機もトリックも何ひとつそれらしい予想が全くできなかったので、全ての謎が解き明かされた時の気持ち良さ、加えて今回は陰鬱な感情もひとしおだった。
全ての真相を知 -
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子供を産んで育てることがむつかしい時代になってきている。母性が本能とは別な道を歩き始めたのだろうか。ペットや家族愛のドラマを見て、やくざが泣いているシーンは喜劇でしかなくなったのだろうか。
ブルックリンの極貧家庭に生まれた、耳の不自由な少女イヴが勇気のある女たちに守られ成長していく物語。
母のクラリッサは、耳が聞こえないという障害を持つイヴを、将来味わうだろう人生の荒廃から救うために、教育を受けさせようとする。
そこで教会で顔見知りになっただけのフランに相談する。
イヴを育てることでクラリッサとフランは親友になる。
フランには過酷な過去があった。
彼女の愛した青年も耳が不自由だった。