【感想・ネタバレ】ジキルとハイドのレビュー

あらすじ

ロンドンの高名な紳士、ジキル博士の家にある時からハイドという男が出入りし始めた。彼は肌の青白い小男で不愉快な笑みをたたえ、人にかつてない嫌悪、さらには恐怖を抱かせるうえ、ついに殺人事件まで起こしてしまう。しかし、実はジキルが薬物によって邪悪なハイドへと姿を変えていたのだった……。人間の心に潜む善と悪の葛藤を描き、二重人格の代名詞としても名高い怪奇小説。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

二重人格
表の顔と裏の顔
きっと誰しもあると思うと凄く怖くて、でもそれがまた魅力に感じる場合も。
130年も前の古典小説とは思えない。

0
2024年10月27日

Posted by ブクログ

新潮の大ネタバレ装丁でも、物語がするするとテンポよく展開するので、最後まで弛まずに愉しめた。

社会的地位や経済力のない破廉恥な私は、ジキル博士の苦悩とは無縁であるが、博士の抱く心理的相克には共感できる部分も多かった。

そして、ハイドのように倫理やモラルを意に介さず、反射的な感情に従って振る舞いたいと思ったことは、誰しもあると思う。私自身、電車の中で変なヤツを見たり、クレーム対応をしたりするときは、よくそう思う。

日常で、私の中のハイドが顔を出してこないことを願うばかりだ。

0
2026年03月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この作品が世に出たときは、きっと内容の怪奇さと、人の心理の二面性をこんなに鮮明に書き出した、生々しい善と悪の心の葛藤の物語を、共感と驚きをもって多くの読者は絶賛し読まれたに違いない。
※ネタバレ注意! 以下の文には結末や犯人など重要な内容が含まれている場合があります。

二重人格というだけでおおよそのことは想像できるし、今では二重人格どころか多重人格、解離性同一性障害等という一層複雑な病名まで知られてきている。

そんな物語なので、つい最近までストーリーも分かったような気分で改めて読もうとは思わなかった。
それが「2020新潮文庫100」でリストを見ているうちに、現代の多くは不遇な子供時代の心の傷や不幸な環境がつくりだしたという話が多い解離性の心の病気とは違って、これは意図してふたつの人格を作りだした話だ。
主人公が何時、どうやって、親友や雇人にも見分けられないほど異なった外貌を持つようになったのか。
深入りしなければ気にならないようなことだが、これは原作を読んでみないと、面白みは分からないのではないかと思った。

まず
ハイドを作り出したジキル博士とは
二重人格を作り出した方法
ジキルとハイドの風貌の相違
お互いに対する認識
ジキル博士がハイドという人格になったことに周りはどう反応したか

そんな子供じみた興味でじっくり読んでみた。

結論。
スティーブンソンさんの作り出したおどろおどろしい雰囲気の文章も素晴らしい。医学的には多分創作だと判りすぎる部分は大雑把に適度に緻密で読み過ごせる。

殺人を犯して平然としているハイドを、恐れと後悔から、元に戻そうとする、分離できない体にする薬づくりに没頭するジキルの懊悩。

恵まれた環境のジキルには優れた友人もいた。その友人たちは、反面隠し続けた二つの姿が明らかにされるかも知れない知性を備えた危険な友人たちだった。
中でもジキルに遺言を託されたアタスン弁護士、その遺言書がまたナニコレで興味深く面白い。
最後のジキルの告白の手紙で全貌を知るラニヨン博士。
ここでジキルの手紙を読んだラニヨン博士の手記は圧巻、博士は死ぬほどの恐怖に捕らえられる。

ついに分離が薬の作用でなく、絶え間なく起き始める。
その時周りも、薄々ジキルの人格が分離しているのではないかと気が付き始める。

ジキルは子供の頃から密かに隠していた野蛮な本能が形になったことで、快楽だけではなく、次第に制御しきれないハイドの悪が力をつけて心を蝕んでいく。
自分で招いたこととはいえ、親友に向けた告白文は哀れだ。

堂々とした風采のジキル博士が薬を飲めば小柄で目をそむけたくなるような悪の雰囲気を纏った男になる。
ハイドは肌の青白い、小人のような男だった。はっきりとした病名のあるものではないにしろ、なんらかの奇形を思わせる。不愉快な笑み、臆病さと厚かましさがないまぜになった異様な振る舞い、どこか壊れたようなしゃがれた囁き声。それらすべてがハイドを不快に見せている。


ジキル博士といえば
長身で、均整の取れた体つきをした、人当たりのいい五十代の男。それがジキル博士で、少しばかりの狡猾さはうかがえるものの、肝要と優しさがそれをはるかに凌いでいる。

その体格の違いが生活するには様々な不自由がある、そのところなど読む面白さが十分で、読んでよかった、面白かった。

0
2026年02月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今となってはサスペンスやスリラーでお約束となってしまった二重(多重)人格ものだけど、当時はなかなか衝撃的だったのでは
本作のn番煎じのような話が映画で登場しすぎて、タイトルから既に展開が予測できてしまったが、それを全く知らない状態で読んでいたらめちゃくちゃ楽しめたのではと思う
とはいえ、わかった状態でもハラハラを楽しみながらサクッと読める良作

0
2026年02月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

観劇予習のため。人為的に切り離された人格。こうも分かりやすく分離できる二つの相反した性質が、交じり合って中和されることもなくひとつの身体に同居していたなら、それを理性で抑制するにも限界はある。良い方向かどうかはさておき、最初の薬品に不純物さえ混ざっていなければ、運命もまた違っていたのではないかと考えてしまう。

0
2026年01月02日

Posted by ブクログ

名作なので読みました。善悪でなくとも、二面性という観点では、人間誰しも共感するんじゃないかな〜〜。しかもキャラのスイッチは自らの意思で行うというところが、人間の器用で弱い性質を表してるなと。長すぎないストーリーで鑑賞しやすかったです。

0
2025年12月29日

Posted by ブクログ

無駄のないストーリーで非常に読みやすかった。
人間心理に踏み込んだジキル博士の独白が、単なる怪綺話で終わらず妙に現実を感じさせる余韻となっていて良かった。
弁護士アタスンをずっとアスタンと読んでいたことに話の終盤で気付き若干衝撃を受けた。。

0
2025年11月17日

Posted by ブクログ

最近本を読んでいなかったのでリハビリのため、
薄めでかつ内容をなんとなく知っているこの本を読みました。

前半は主人公アスタンの謎解き
後半が種明かしパートになっています。

前半の謎解きパートは情景が目に浮かんでくるようで面白かったです。
後半も今までの行動の種明かしがされていてそちらも面白かったです。
が、結論を知っていたのでワクワク感はありませんでした。
ジキルとハイドを知らない状態でまた読んでみたかった、、

0
2025年11月13日

Posted by ブクログ

不朽の名作をようやく読めた。
純粋な善人はいないし、純粋な悪人もいない。

最近ボディメイクに凝っている。
体にいいことばかりしていると、ふと悪いことがしたくなる。何事もバランスが大切。
じゃないと、いずれブレイクダウンする。必ず。

0
2025年10月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『フランケンシュタイン』とかと同じで有名で何となくのイメージはあるけど、実際にはちゃんと読んだ人は少ない作品かな。はじめて読んだときはあまり面白いって感じではなかったけど、今回は楽しめた。ハイドがもっと無茶をするかと思ったけど、割りとあっさりしていたかな。善と悪を分けてしまうとやはりバランスが悪くなるんでしょうかね。2つを併せ持って人間なんだろうな~。

0
2025年09月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

善良な慈善家ジキルは幼少期から悪への渇望も抱えていた。その悪をハイドとして薬で別人格にすることが出来たが、ジキル側が善になる訳ではなく悪と善を兼ね備えていた。最初は薬を飲んでハイドになる、つまり元はジキルだったが繰り返すうちに逆に、元がハイドで薬を飲んでジキルになるようになってしまった。人の悪と善の両犠牲、善が悪に対して良心の呵責を感じ、悪が善を煩わしく思う。
それを分かりやすくジキルとハイドに分離したのがこの本。善良な老人を殺さずハイドのまま生きていけたら良かったのかなとも思ったが、多分純粋悪なハイドはあの老人を殺さなくともどこかのタイミングで刑法違反を起こしてたから関係ないな。

最後のジキルの独白がとてもよかった

0
2025年07月18日

Posted by ブクログ

It was fascinating! I know it’s a classic novel, but I wish I had read it earlier. I think everyone has multiple personalities. When you talk with someone, you don’t always say what you really want to. Instead, you unconsciously try to be polite or maintain a pleasant conversation. We can all be like Jekyll and Hyde at any time, even without medicine. Especially now, with the internet, people can interact with others using different personas without any face-to-face contact. I’m sure there are many people like him around us.

0
2025年06月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2024/10/30

読み始める前に、裏表紙に「なんとジキルが薬を使ってハイドになっていたのだ!」って書いてあっておい何ネタバレしてくれてんねん!って思ったけど、読んでみてわかった。メインテーマはそこではなく、二重人格の代名詞とも言われるジキルとハイドの二面性や内なる野望とそれを抑えようとする理性の葛藤が読んでいて面白かった!
短いから割とサッと読めるしスティーブンソンの代表作なので非常におすすめ。
ミステリーでもあり怪奇小説でもあり所々イギリスゴシックの雰囲気も読み取れるし、良作。1冊で楽しめる

0
2025年02月08日

Posted by ブクログ

有名だが、二重人格モノということ以外知らず初読。
ハイドになるために薬を使用し、姿形まで変わってしまうというので驚いた。
多重人格というよりは、素面の時は常識人だが酒飲むと性格が豹変する人に近い。
序盤は推理モノのようでもあるが...。
自身の快楽を満たすために生み出したハイドと、ロンドンの名士としての威厳を保ちたいジキルの間で揺れ動く葛藤が読みどころか。面白い。
古典だが、2014年の訳でとても読みやすかった

0
2025年01月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本書は全ての人間に秘められた2面性を題材に話が進んでいく。本の裏書でジキルとハイドは同一人物だと明かされており、その事を知った上で読んだのだが、最後に書かれた博士の独白を読んで全ての謎が解けた。
無秩序な自由や快楽を求める悪(ハイド)と、それを抑圧する善(ジキル)が1つの肉体で交錯し、最後には死を持って終わりを迎えてしまう。
訳者のあとがきも面白かった。

0
2025年01月02日

Posted by ブクログ

新潮文庫の100冊で購入しました。
-------------------------
紳士と悪魔、
ふたつの人格。
ホラーの古典!
-------------------------
ロンドンの紳士、
ジキル博士は薬を飲むと邪悪なハイドに変身してしまう。
どちらが本当の自分なのか。
葛藤と苦悩のなか、自分が自分でいられなくなる感覚。

130年前の作品ですが、
翻訳のせいか全く古さを感じず。

ミステリー要素もあって、
最後まで一気に読みました。

0
2024年10月20日

Posted by ブクログ

名前はよく聞くが読んだのは初めてであった。
やはり古典名作と言われるだけあり、斬新な作りだった。
ミステリー要素もあるが、かなり薄くすぐ読めてしまう。しかし、内容はとても詰まっていた。
誰しもが抱えたことのある、建前の自分と本来の自分とのギャップ。
如何なる自分も本来の自分ではあるものの、知らず知らずのうちに、それぞれに明確な区別や優劣が出来てしまい、苦しんでしまう。

0
2024年09月18日

Posted by ブクログ

裏の自分を認めどこかで発散する正当な術を持たない限り、破滅へと進んでいく可能性がある。博士だけでなく、生きている全ての人に言えることのように思う。

0
2024年01月30日

Posted by ブクログ

設定を知っていていて(裏表紙にネタバレあるし)読んでしまったのがよくなかった。
せめて裏表紙を読まずに、知識無しで読めたら違ったのか…?
有名な作品なので読んでおきたくて。
あの時代にこれを書けたってことがすごかったんだと思うけど、現代人が読んだらイマイチかも。
あの時代独自の書き方でもないし、奥深さと新しさもないので。

0
2026年03月17日

Posted by ブクログ

設定は知っていたけれど初めて読んだ。
人には確かに二面性(多面性)があるが、それをそもそも複数の人間が集まって一つの人間が構成されていると言う思考がまずおもしろい。というか思いつきそうなものだけどそれが軸になっているのが良い。しかも最終的には奥にしまい込んだ悪の部分がジキルを支配する。手記で第二の人格と言っていたが彼の本質は悪の部分でそれを塗り固めるためにジキルの善い部分が表出したのかも。アタスンがジキルを大切に思い、命を賭けてでも助けようとするところも良かった。

0
2026年03月11日

Posted by ブクログ

元祖二重人格ホラーサスペンスです。
正直に言うと、どんな小説でもオチが二重人格だと、夢オチと同じくらいすごくガッカリですが、著書のクオリティが世紀を跨いで愛されるほど高いので、真似したくなる気持ちもわからなくないです。

0
2026年03月05日

Posted by ブクログ

新訳だけど、描写、セリフが難しく頭を整理しながら読むのが私にはなかなか困難だった。
有名なキャラクターなので、この物語の核となる「ジキルとハイド」の正体を知っていたけれど、当時、初めて読んだ人達はそれは衝撃を受けたんだろうな。
大切な友を失くし、真実を知ったアタスンのことを思うと心に重たいものを感じる。

0
2026年01月26日

Posted by ブクログ

最初はジキルとハイドを別人物だと思って読み進めていましたが、アタスンやラニヨンら(ジキルの旧友)のやりとりを通して少しずつ同一人物であるということが明らかになっていく、ミステリー小説として楽しめました。この作品が書かれた1800年代、産業革命以後のイギリス社会での人々の生活やキリスト教への信仰、社会的地位への関心が垣間見れたところも古典ならではで読んでよかったと思います。生まれ持った体は精神を作り上げた力の霊気や輝きにすぎないという表現からは肉体ではなく精神こそが自己の本質であると考えるジキル(作者スティーブンソン)の考え方が読み取れました。また、人々に賞賛され、幸福に生きられる「善」の自分でいたいという気持ちと、そうでなく人々に忌み嫌われ軽蔑されるがそれに罪悪感さえ抱くことのない「悪」の自分でいたいという欲望が一人の人間のなかで対立し、その苦痛と不安の狭間に居続けなければならないということも描かれていましたが、私にも共感できるなぁと思いました。最終章の「ヘンリー・ジキルが語る事件の全容」で物語の答え合わせがされて、点と点が繋がりスッキリします。
薬を飲めば他方の自分に変身できるというところはさながらプリキュアのようなファンタジー要素もあって面白かったです。

0
2025年12月20日

Posted by ブクログ

極端すぎる二面性に苦しむ主人公の姿が痛々しく描かれた作品です。

実社会でも、己の欲望を隠し抑えながら、日常を過ごす人間はたくさんいることを考えさせられました。

もし変身が現実的に可能であれば、誰しも普段と違う行動を試みようとすると思います。
そんな時、自分だったら何をするかな。と考えました。

0
2025年12月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

赤毛のアンに出てきたお話。ハイドが思った以上に悪いやつやった。舞台もあると知り、興味。肝心のところは、ほとんどの人がそうであるように知ってたので驚きはなかった。あまり、ジキルの告白にもついていけなかった部分はあった。ただ、あとがきに書いてあったように、ファンタジーのようにも、人格が分裂した人の話のようにも、善と悪の話のようにも思えるところが名作である理由なのだと感じた。

0
2025年10月05日

Posted by ブクログ

ジキルとハイド、という名前はもちろん知っていたが実際に読んだのは初めて。
弁護士の主人公を軸に、ミステリーや怪奇要素もありつ善悪の境界に苦しむジキル博士の内省が描かれる終盤までとてもテンポが良かった。

0
2025年08月25日

Posted by ブクログ

有名な小説らしいけど本屋でたまたま見かけて手に取ってそれまで全く知らなかった。ジキル博士とエドワードハイド、二人が実は同一人物でジキル博士は二重人格を持っていたことが話を読み進めていく中で明らかとなる。善の心を持つジキル博士は自分のうちなる心に衝動的な悪が存在することに気づき自身で薬品を開発して内なる悪を表に出すことに成功する。それがハイドでジキル博士とは姿形まで異なり一目見ただけで相手を不快にさせ恐怖させる顔つきになる。ジキル博士は薬品を飲み二人の人格を行き来するがそのうちハイドが主となり最後は自殺をして人生を終える。
誰もが悪の心を持っていると思っていてそれを表面化しないようにして生きているなか、ジキル博士は薬品によって表に出してしまい結果自身を不幸にしてしまうのが自業自得ではあるが最後の告白は切羽詰まったものを感じた。

0
2024年12月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

心の中にある"善"と"悪"に翻弄されたジキル博士。
体の形などがすっかり変わることに関しては、非現実的な話で意外だったが、古典ホラーにしては読みやすかった。

0
2024年12月04日

Posted by ブクログ

サラッと読めるので楽しめました。
ただ、有名な作品のため、ネタがわかった上で読んでしまうのでミステリーとしての面白さは体験できなかったです。何も知らずに読んでいたら驚く部分も多かったんだろうなと思います。
ジギル/ハイドに実在のモデルがいたのは知らなかったです。

0
2024年11月30日

Posted by ブクログ

私が未熟なためかこの作品を最大限に楽しむことはできなかったと思う。

ジキルが薬を飲んだとき、天使が生まれる可能性もあったが実際にはハイドという悪魔が生まれてしまった。これって人間の本質なんじゃないかな。最後、悪に蝕まれてしまうというのも終わり方として良いと思う

0
2024年07月22日

「小説」ランキング