田口俊樹のレビュー一覧

  • 狩られる者たち

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    ネタバレ

    スウェーデンの作家、アルネ・ダールのシリーズ作品。「時計仕掛けの歪んだ罠」の続編。

    雪原に建つ精神病棟から逃げ出した患者。患者の名は、サム・ベリエルで…

    前作もだが、今作も何も紹介できない作品。というのも、何を説明しても一作目の展開に触れてしまうので、書評家の方とか大変だと思う。

    前作ほどの衝撃はなかったが、今作もとんでもない展開に。二転三転する展開がこのシリーズの醍醐味だと思うが、目まぐるしい展開に全体像が薄まってしまうため、良し悪しだと思う。個人的には楽しめたが…

    非常に残念なのは、めちゃくちゃ続く終わり方なのに、続編が出ず、新シリーズの出版が始まったこと。一作目の衝撃的なラストの

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    2025年07月15日
  • 短編画廊 絵から生まれた17の物語

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    おもしろいが、6/17殺人、4/17近親相姦なのは過剰にセンセーショナルでは。ミステリ作家多いからか。

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    2025年07月07日
  • あなたに似た人〔新訳版〕 II

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    「優雅で危険な笑み」

    久しぶりの“ロアルドダール”
    サッと読めるところは、いつでも健在
    相変わらずの調子で“毒”を密かに撒く

    とくに連作短編「クロードの犬」は
    世の中に溢れた“泣ける……”とは程遠い、不穏な空気に包まれた、生きた人間たちの物語

    刺激的でした。

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    2025年06月16日
  • ガイズ&ドールズ(新潮文庫)

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    ユーモア溢れる短編集
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    うなずくことにかけちゃ、おれも素人じゃない。この街にはうなずき野郎がだいたい三百万人ぐらいいると思うけど、その中でではおれはトップクラスだ。

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    2025年06月11日
  • ランナウェイ

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    「米国屈指のヒットメーカーが放つ極上のサスペンス!」ー〉帯のキャッチコピーに偽りはなかった。

    それにしてもこの人の物語の感想は書きづらい。
    なにを書いても“ネタバレ”になりそうだし、それがとてもこれから読む人の邪魔をするだろうし……

    ひとつだけ
    途中で読むのをできるだけ止めないこと。最善は一晩中かけて一気に読むこと。

    前作『裏切りの銃弾』よりも次作『森から来た少年』よりも“ザ・サスペンス”って感じで面白いこと間違いない。

    ホント面白かったです。

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    2025年06月06日
  • ジキルとハイド

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    It was fascinating! I know it’s a classic novel, but I wish I had read it earlier. I think everyone has multiple personalities. When you talk with someone, you don’t always say what you really want to. Instead, you unconsciously try to be polite or maintain a pleasant conversation. We can all be lik

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    2025年06月01日
  • あなたに似た人〔新訳版〕 II

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    ちょっと苦手なスプラッタ話が出てきて
    それ以降苦手気分が抜けなかったが、作者の短編書きの腕前は、やっぱり一流だと思った。売り上げのためとは言え、本書を2冊に分けてしまったのは残念だ。一冊の中にあるから気持ちよく読み終えられるのに。

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    2025年04月08日
  • 陽炎の市

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    シリーズ2作目。
    命からがら逃げだしたダニー一派が、サバイバルから一転する。
    映画「ゴッドファーザー」の内幕を描くようなハリウッドの虚々実々が描かれており、自身映画化作品があるドン・ウィンズロウだけに、ウィットとブラックユーモアが効いた文章でハリウッドが描きこまれる。
    映画ファンだと、実名もどんどん出てくるので実に楽しめる。
    ただ、「犬の力」などの3部作を期待すると、趣がだいぶ違って中だるみに感じるかもしれない。
    鮮やかな出だしで始まり、ラストも上手くつながっていて巧みなプロットに多彩なキャラの絡み合いを楽しめる。

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    2025年03月25日
  • マット・スカダー わが探偵人生

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    マット・スカダ―の自伝だ。
    えっ・・・あのシリーズものの主人公のマット・スカダ―?
    小説の主人公が自伝?
    御年84歳になったスカダ―がローレンス・ブロックに促されて書いたんだそうだ。
    めちゃくちゃ面白そう、楽しみ

    自伝なので幼少期の父親のこと母親のこと、幼くして死んでしまった弟が原因で、家族が少しづつ変わっていったこと。
    父の死のこと
    少年時代のアルバイトのこと、ニューヨークでの警官時代のこと、実はこの時代のことが多く語られていて、
    題名なんかは思い出せないけど、あの話に出てきたことかなとぼんやり思い当たるシーンなど出てくる。
    そのあとの結婚、離婚、エレインとの出会い、TJなども出てきて、本

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    2025年03月24日
  • 森から来た少年

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    「森から来た少年」
    タイトルからして「ジャングルブック」のような物語もおもいきや、“森”はあまり関係無かった。
    異能の持ち主による「探偵物語」といったところ。

    スピード感がありひねりも効いた展開で、あっという間に読んでしまった。

    ただ、最後まで主人公ワイルドのここまでの物語が先にあったような気分が無くならなかったのが、残念。

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    2025年03月09日
  • 業火の市

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    「ゴッドファーザー」をジャンル分けしにくいように、この作品もジャンル分けしにくい。

    NYの外れ、狭いエリアで共存していたアイルランド系ギャングとイタリア系ギャングの友情と反目、抗争を描いている。
    そのきっかけが一人の女性から、というところが話のポイント。麻薬でも金でもない。そこが話のサイズを象徴しており、従来の「犬の力」などとは大きく違う。

    長く共存していたことから、2代目達は小さい頃から一緒に育った仲間・知人で会ったにもかかわらず、やがてそれぞれのコミュニティに属するギャング(と言っても日本の小さな任侠ヤクザという感じ)になって、互いに望むことなく闘いに身を投じていくさまがリアルで、切な

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    2025年03月08日
  • 捜索者の血

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    3歳の息子マシュウを殺した罪で5年前から終身刑に服するデイヴィッド。彼にとっては身に覚えのない罪だったが、喪失感と愛する者を守れなかった後悔から無実を訴えることなく刑に服していた。しかし元妻の妹が面会に現れ、1枚の写真を彼に見せる。そこには、成長したマシュウの姿が写っていた。デイヴィッドは真実を突き止めてマシュウを取り戻すため、脱獄を決意するが……。

    安定のサスペンス。追う側に今回はFBI捜査官ペア、そしてあの弁護士もちゃんと登場します。

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    2025年03月03日
  • 神は銃弾

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    アメリカ国民に広く根付き、意識せずとも行動規範となっているキリスト教。このことは一神教を持たない日本人には理解し難いことも多々あると思うが、一方でキリスト教の教えとは程遠いモラルの中で病んでいるアメリカ。
    この作品に登場する元ジャンキーのケイス、サイコキラーのサイラスが語る言葉は、哲学的で、現代を反映した過激だが新しい宗教的な響きがある。
    それは世界中に広まったキリスト教やその他の一神教が、世の中をパラダイスにするどころか、血みどろの世界を創っている元凶なのではないかという疑念さえあるからではないか。
    心底、神を畏れ、その教えに従うものはもうアメリカには少ない。しかし一方で銃弾の力を信じ、それ

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    2025年02月10日
  • ジキルとハイド

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    ネタバレ

    2024/10/30

    読み始める前に、裏表紙に「なんとジキルが薬を使ってハイドになっていたのだ!」って書いてあっておい何ネタバレしてくれてんねん!って思ったけど、読んでみてわかった。メインテーマはそこではなく、二重人格の代名詞とも言われるジキルとハイドの二面性や内なる野望とそれを抑えようとする理性の葛藤が読んでいて面白かった!
    短いから割とサッと読めるしスティーブンソンの代表作なので非常におすすめ。
    ミステリーでもあり怪奇小説でもあり所々イギリスゴシックの雰囲気も読み取れるし、良作。1冊で楽しめる

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    2025年02月08日
  • 狩られる者たち

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    北欧ミステリー。最初は訳がわからなかったけどだんだんと引き込まれていった。海外ミステリーはまりそう。

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    2025年01月29日
  • その犬の歩むところ

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    邦題は詩的で印象的なタイトルである。
    原題は簡潔にGiv(ギヴ)。物語の軸となる犬の名である。副題はThe Story of a Dog and America、1頭の犬と「アメリカ」の物語。
    原著発行は2009年。つまり、9・11の同時多発テロを経たアメリカだ。心を病んだ多くの帰還兵を抱え、ハリケーン・カトリーナの甚大な被害にも見舞われたアメリカだ。
    そのアメリカを1頭の犬が流転する。犬はあるときは奪われ、あるときは自ら選んだ人に寄り添う。犬は時に人を救い、時に人に救われる。
    彼の数奇な運命は人と人とをつなぎ、奇跡と言ってもよいような希望をもたらす。

    物語の語り手はディーン・ヒコック。

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    2025年01月20日
  • ジキルとハイド

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    有名だが、二重人格モノということ以外知らず初読。
    ハイドになるために薬を使用し、姿形まで変わってしまうというので驚いた。
    多重人格というよりは、素面の時は常識人だが酒飲むと性格が豹変する人に近い。
    序盤は推理モノのようでもあるが...。
    自身の快楽を満たすために生み出したハイドと、ロンドンの名士としての威厳を保ちたいジキルの間で揺れ動く葛藤が読みどころか。面白い。
    古典だが、2014年の訳でとても読みやすかった

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    2025年01月07日
  • マット・スカダー わが探偵人生

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    84歳になったマット・スカダーが、出生から35年間の人生を振り返る自伝。
    本書においてスカダーは実在の人物であり、これまでにブロックが書いてきたシリーズは彼の経験を基にした小説という設定のメタ・フィクションだ。実際にブロックとスカダーがやりとりする場面もあるからややこしい。
    シリーズではあまり触れられていなかったスカダーの両親、生後すぐに亡くなった弟の存在、学生時代、警察官としてのエピソードなどが淡々とした筆致で描かれている。
    『八百万の死にざま』を刊行直後に読んでから約40年の付き合いだが、どうやら本書で読み納めとなりそうだ。

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    2025年01月05日
  • ジキルとハイド

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    ネタバレ

    本書は全ての人間に秘められた2面性を題材に話が進んでいく。本の裏書でジキルとハイドは同一人物だと明かされており、その事を知った上で読んだのだが、最後に書かれた博士の独白を読んで全ての謎が解けた。
    無秩序な自由や快楽を求める悪(ハイド)と、それを抑圧する善(ジキル)が1つの肉体で交錯し、最後には死を持って終わりを迎えてしまう。
    訳者のあとがきも面白かった。

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    2025年01月02日
  • あなたに似た人〔新訳版〕 I

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    久しぶりに読み返した。
    ブラックユーモアというか、人間のちょっと悪い部分、あまり意識せずに人に見せて「うわっ」と思われる一面が描かれていてとても面白い。
    『皮膚』が好きかな。自分に似ているのは『ギャロッピング・フォックスリー』かもしれない。

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    2025年01月02日