平岡敦のレビュー一覧

  • ミゼレーレ 下

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    ネタバレ

    2025年の12、13冊目は、フランスの誇るジャン=クリストフ・グランジェの「ミゼレーレ」です。
    タイトルの「ミゼレーレ」は、イタリアの作曲家グレゴリオ・アレグリが、旧約聖書詩篇第51篇を元に作曲した合唱曲です。この合唱曲が、当然ながら全編を通して大きな鍵となって来ます。アルメニア使徒教会で聖歌隊の指揮者が殺害されます。更に関連したと見られる殺人事件が続けて起きます。最初は、グランジェお得意のバロック風ミステリーの体で展開して行きますが、徐々にカルト宗教に絡んだテロ話に集約して行きます。(オウム真理教も言及されています)そして最後は、要塞化されたような宗教施設に乗り込み、まるでC.J.ボックス

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    2025年03月23日
  • 恐るべき太陽

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    なるほど!こうくるか・・・
    確かに、読んでいる間に感じた少しの違和感の正体はこれか・・・と感心。

    それにしても、ティティーヌとチャーリーの生涯の恋は1週間寄港しただけだからでしょうね。
    猫や犬に対する愛情は決して目減りしないのに(たとえお布団に3日連続でオシッコしても、家具をガリガリかじっても、壁紙をはがしても)なぜ、人間相手だと目減りし変質していくのか。

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    2024年12月06日
  • 怪盗紳士ルパン

    購入済み

    読みやすい

    子供のころに南洋一郎氏のルパンシリーズを読んだことがあり、もう一度その世界を大人向けの訳で味わいたいと思って選びました。
    期待通り、難しくもなく、やさし過ぎもしない文体で満足してます。

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    2024年11月14日
  • 炎の色 下

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    (⁠⌐⁠■⁠-⁠■⁠)プラデル最後まで出ねえ❗

    ⊂|⊃
    [ಠ⁠_⁠ಠ]次作はエドァールの仮面作り手伝ってたあの少女が主人公らしいな♥️

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    2024年11月09日
  • 恐るべき太陽

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    【2024年203冊目】
    作家を生むための創作合宿――南太平洋仏領ポリネシアのヒバオア島に集められた五人の女達。号令をかけたのは人気ベストセラー作家。島で滞在しながらそれぞれが創作に勤しむだけの理想的な環境。の筈だったのに、参加者の一人が滅多刺しの死体で発見されて――。

    外国の小説というのは翻訳されていても、日本の小説とは全く文体も、リズムも違うので、初めて読む方は戸惑うのではと思います。訳者によっても読みやすさは大いに異なるのですが本作は読みやすいので安心できますし、異国のリズム感を楽しめます。

    明示されているようで隠されているようにしか思えない真実に翻弄されっぱなしでした。ミステリーに

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    2024年11月09日
  • 炎の色 上

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    (⁠⌐⁠■⁠-⁠■⁠)ルメートル読ませるのお

    ⊂|⊃
    [ಠ⁠_⁠ಠ]プラデルは上巻じゃ出てこないぜ

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    2024年11月08日
  • ミゼレーレ 下

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    これでもかと続く拷問実験の描写に嫌悪しながらもカスダンとヴォロキンの動きに目が離せられない。
    事件の真相に近づく度に消される参考人達。もう紙面が残りわずかなのに、と言う所で明かされるカスダンとヴォロキンの本当の過去。犯人との対決。最後が早すぎて気持ちがついていけなかった。

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    2024年10月29日
  • ミゼレーレ 上

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    クリムゾンリバーや通過者、死者の国、等の作者なのでかなり期待しながら読んだ。
    退職警部のカスダンと、薬物依存で治療中のヴォロンがバディを組んで、上から捜査中止を命じられた殺人事件を追う。グロい殺人方法と小児性愛者の罪と共にナチスが関わった拷問実験等がアルメニア出身のカスダンの心に火を付ける。カスダンとヴォロンの視点で交互に語られる。上巻終わりから事件が加速する。

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    2024年10月21日
  • 世界ショートセレクション1 ルブラン ショートセレクション 怪盗ルパン 謎の旅行者

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    フランス旅行に行く前にふと読んでみたらとても面白かった。訳も分かりやすく読みやすかった。
    魅力的なキャラクター。

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    2024年10月20日
  • ミゼレーレ 下

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    ネタバレ

    グロかった。
    カスダンの過去、ヴォロキンの過去も明るみなるし、2人とも信頼し合ってるようでなにより。
    声を武器にするってまぁ、突拍子もない考えだけど、せっかくなら使ってみて欲しかった。
    あと数ページしかないのに結末が見えなくてもしかしてハルトマン倒さないで終わる?ってドキドキしたけど、ちゃんと決着つけてくれてよかった。

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    2024年10月10日
  • ミゼレーレ 上

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    ネタバレ

    期待してた方向に行かないなと思ったんですが、相棒となるヴォロキンと出会ってからが本番でした。
    カスダンの家に犯人らしき人が来るところが怖かったです。
    前半ではやっと主犯らしき人物が見えてきた。
    誤字・脱字があるのが気になりました。

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    2024年10月04日
  • 天国でまた会おう 上

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    最後まで展開の読めない、いったいどうなってしまうのか気になってやめられない本でした。
    自分の虚栄心を満たすためには他人の犠牲も厭わない人物、戦争中その犠牲になって戦後塗炭の苦しみを味わう2人。臆病な主人公が考えられない大それた犯罪の首謀者となり、彼に感情移入して、ハラハラドキドキ胃の痛くなるような思い。
    悲惨ななかに美しさ、芸術性、多様な性格のからみ合い、不正と正義、愛と憎しみ、それらがぎっしり詰まった、読み応え満載の一冊です。

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    2024年09月17日
  • 恐るべき太陽

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    南洋の島で開かれる創作アトリエに参加したベストセラー作家と作家志望の五人の女性。しかし五人に課題を残して作家は失踪、やがて殺人事件が起こる。明るい印象のリゾート地だし実は無人島ではないし、だけれどやはり孤島ミステリの風格がある、スリリングなミステリです。
    「語りにして騙りのミステリ」とはなるほど。叙述ミステリーの巨匠って、それはもうネタバレでは、という気もしなくもないけれど、だからといって見抜けはしません。参加者が一人減り二人減り、最後の二人になってからでも「え?」と驚かされます。うわ、そういうことか~。そして真相を知ってからもう一度各ポイントをチェック。ううむ、お見事。
    物語としてのラストも

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    2024年09月11日
  • 殺人七不思議

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    オーウェンの元に届いた一通の手紙。
    次々と予告されては実行される不可能犯罪。
    世界七不思議になぞらえた事件の捜査に乗り出したオーウェンは、二人の青年と一人の美女の関係に注目するが……。→

    7つの事件はどれも不可能でアクロバティック。予告は毎回絵画にまだ乾かない絵の具で直書き。
    どの事件もまるで作られた芸術作品のようで、まるで動機が見えない。
    振り回されるウェデキンド警部がなんとも悲しい……。
    登場人物の一人である美女アメリーが苦手なタイプでなかなか嵌まれず→

    気づけば読み終わっていた感じ……うぐ。
    あと、「あやかしの裏通り」では「ほっそりとした長身で顔つきは若々しく」だったオーウェンの描写

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    2024年08月07日
  • 黄色い部屋の謎【平岡敦訳】

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    GW中に海外の古典ミステリーを読み直そうって思って。高校生のころに読んだ時は70年ほど前の作品だったけど、今や120年ほど前の作品になってしまいました。新訳になったので新たな気持ちで。

    作品は「オペラ座の怪人」の原作者として有名なガストン・ルルー。この作品の探偵役は、18歳の記者ルルタビーユ。探偵として読む分にはいいけど、どうも好きになれないタイプ(大概の海外ミステリーの探偵は、大げさと言うほど思わせぶりで、自信満々で、他人を小ばかにするから嫌い)

    トリックもすっかり忘れていて新鮮な気持ちで読めました。120年ほど前の世界、科学捜査もない時代だから論理だけが優先される感じ。科捜研の女に捜査

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    2024年05月06日
  • 炎の色 下

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    やられたらやりかえす。

    半沢直樹ばりの倍返し
    ですね。

    権勢を誇るもつかの間、

    チンピラどものあっけ
    ない三日天下。

    名家の長女を舐めたら
    いかんぜよ、

    と、マドレーヌ演じる
    は夏目雅子さん。

    鬼龍院花子ばりの任侠
    ドラマ・・・

    では全くありませんが
    私の脳内変換はそんな
    感じです(笑

    時代や国やら違えども、

    男性はけっきょく金と
    女と権勢欲なんですね。

    そしてあざとい女性に
    してやられるのでした。

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    2024年04月27日
  • 炎の色 上

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    世間知らずな資産家に
    ハイエナやハゲワシが
    如く群がる詐欺師たち。

    資産管理を他人に任せ
    っぱなしにしてはダメ
    ねと。

    気づけば全てを奪われ
    てた主人公マドレーヌ。

    しかし彼女を愚鈍な女
    と侮るなかれ。

    この物語は獲物を詐取
    された雌ライオンが、

    ハイエナやハゲワシに
    襲いかかる復讐譚なの
    です。

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    2024年04月27日
  • 恐るべき太陽

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    アガサの「そして誰もいなくなった」のオマージュ。舞台を現代のタヒチに移し、異国らしさ民族のことを含みつつミステリーが完成!もし自分が犯人だったらと考えることはほとんどないけど、この本は考えてしまった。きっと大変だし、ずっとヒヤヒヤしてるだろう…どの犯人もかもしれないけど。
    タヒチに行ったことないけど亜熱帯の空気、スコール、海が想像される。映画化したら素敵な場面ばかりだろうな。大きなスクリーンで見たい小説。

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    2024年04月19日
  • 天国でまた会おう 下

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    ミステリって感じじゃないな。どちらかといえばヒューマン系の感触。
    読み終わってしばらく経っても余韻があるし、大筋も良く、その中でも新しい知識の発見が多々あり、滋養となる本でした。
    いかにもフランス風といった風情がありそこが新鮮で良かった。

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    2024年04月09日
  • 恐るべき太陽

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    ネタバレ

    一気に読んだ。そして誰もいなくなったのオマージュと紹介されただけあって孤島に集められた5人が次々に殺されていく。最後毒を飲まされたのはクレムだと思ったがエロイーズだったとは。ヤンも疑っていたが違った。面白かった。

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    2024年03月24日