ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
1918年11月、休戦が近いと噂される西部戦線。上官プラデルの悪事に気づいたアルベールは、戦場に生き埋めにされてしまう! そのとき彼を救いにあらわれたのは、年下の青年エドゥアールだった。しかし、アルベールの命の代償はあまりにも大きかった。何もかも失った二人を戦後のパリで待つものとは――? 『その女アレックス』の著者が書き上げた、サスペンスあふれる傑作長篇。フランス最高の文学賞ゴンクール賞受賞作
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
1~2件目 / 2件
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
読み終わったあーー! いざ三部作を読み終え 感じるのは、 戦争の悲惨さと人々の 決裂が描かれてるのに、 読後感が意外に爽やか なこと。 悲惨な状況の中でこそ 慈悲深い行いが輝くし、 決裂の先に和解もある からかしら。 パリっ子ルメートルの エスプリに富んだ表現 の数々はさすが。 ハッピ...続きを読むーエンドという わけじゃないけれど、 いずれの作品も読者に 希望を抱かせる物語の 畳みかたで、 その点もまた良かった です♪
「その女アレックス」が有名なピエール・ルメートル。 他の作品も含めて、日本の出版界にも旋風を巻き起こしたといっていいでしょう。 「アレックス」の2年後のこれがまた、フランスで最高の文学賞である、ゴンクール賞を受賞した作品。 奔流のようにあふれ出る才能を堪能できます☆ 第一次大戦中の1918年から話...続きを読むは始まります。 真面目で平凡なアルベールは、上官のプラデル大尉の非道なやり方をたまたま目撃してしまいます。 戦場の混乱に乗じてプラデルに生き埋めにされかかったところを仲間のエドゥアールに助けられますが、エドゥアールはこれで顔を半ば失う大怪我。 裕福な家の出のエドゥアールは変わり果てた姿を見せたくないと家族に連絡を取ることを拒否し、アルベールが面倒を見ることになります。 一方、かっての上官プラデル大尉は、貴族の末裔で、ハンサム。 エドゥアールの実家を訪ね、なんと姉と結婚してしまいます。 しかも、戦死者の鎮魂のための事業で、大儲けしようという。 それを知ったエドゥアールは、復讐を考え‥? 救いのないような状況ですが、話はテンポよくどんどん進み、人生の皮肉をユーモアで包んで、いかにもフランス的なエスプリが溢れんばかり。 天才肌で手に負えない子供だったエドゥアールを親はもてあましていたのですが、戦死したと知らされてから、父性愛に目覚めていくことに。 二人の下宿先の女の子がエドゥアールのために可愛いマスクを考案してくれるところなど、なんとも微笑ましい。 これだけの作品は~なかなか読めないですよね。 面白かったです!
1918年11月、休戦間近の西部戦線。最後のチャンスと仕掛けをした中尉とそれを目にしてしまった兵士、窮地に陥った兵士を助けようとした兵士もまた傷付いてしまう。戦後、上手く立ち回る元中尉の行動には、そこまでするのかと呆れてしまう。復員した二人の兵士の暮らしぶりには何も言えない。
第一次世界大戦後の悲壮感がひしひしと伝わってくる。ピエールルメートルの本には、登場人物にどんどん引き込まれて好きになってしまう不思議な魔力がある。ルイーズは癒し。 シリーズ全3部作読破しよう。
最後まで展開の読めない、いったいどうなってしまうのか気になってやめられない本でした。 自分の虚栄心を満たすためには他人の犠牲も厭わない人物、戦争中その犠牲になって戦後塗炭の苦しみを味わう2人。臆病な主人公が考えられない大それた犯罪の首謀者となり、彼に感情移入して、ハラハラドキドキ胃の痛くなるような思...続きを読むい。 悲惨ななかに美しさ、芸術性、多様な性格のからみ合い、不正と正義、愛と憎しみ、それらがぎっしり詰まった、読み応え満載の一冊です。
戦争とサスペンスの組み合わせが新鮮 登場人物の人間性も程よく描写されているとおもう 上巻は重苦しい展開なので 下巻に期待したい
いわゆる戦争ものだが、戦争の描写は少ない、基本的には戦後の話だが、いや〜、全く展開が読めなくて面白い。 早く下巻が読みたい。
第一次世界大戦の終戦間際。一旗あげたいと思った将校がとった行動に翻弄される一兵卒の二人。不思議なつながりで絡み合う人々。つい先が読みたくなる物語。まだ全貌が見えない前半が終わった。
フランスの作家ですが、日本ではミステリー作家として有名なようです。私は初めて彼の小説を読みました。 あとがきで知ったのですが、題名は第一次世界大戦で敵前逃亡の汚名で、見せしめとして銃殺された兵士が妻に宛てた最期の手紙の中の言葉、とのことです。 著者自身が言うように、戦争で人生を踏みにじまれた若者...続きを読むたちへのオマージュがこの作品の基調にあります。一方で主人公のエドウアール、アルベールによる社会への反抗が結末で達成され、主要な登場人物それぞれの物語が決着を迎えるところ、活劇のクライマックスのような高揚感を感じました。 ”どんな問題にも結末は必要だ。それが、人生の定めだろう。耐え難い悲劇だろうと、馬鹿馬鹿しい喜劇だろうと、いつかは決着をつけねばならない。” という一節がとても印象に残りました。
悲惨な戦争を潜り抜けた戦友たちが主人公となり物語を繰り広げ、そこに戦争を経て肥え太った元兵士も絡んでくる…といった図式から、オールスンの「アルファベット・ハウス」が髣髴された。 「その女アレックス」で一躍我が国では有名になったピエール・ルメートルの作で、ミステリー仕立てではないが、行く末が気になっ...続きを読むて焦れてくる巧みな筆運びはさすが。 生々しい負傷の描写などをぼかさず、直截的に書き切るあたりも、"らしい"。 作中世界がとにかく濃厚で、読者は知らないうちにそこにどっぷりと引き込まれてしまっているので、カウントしてみると僅か1年余りのスパンの物語なのだが、なんだか長大な大河作品を味わったような気にもなる。 優しさ、弱さ、狡猾、悲哀、怒り、誇り、孤独、家族、愛情、理不尽…、戦争とその後の世相という舞台をギミックにして、"人間"というものを巧く浮き彫りにしている小説だと思う。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
天国でまた会おう
新刊情報をお知らせします。
ピエール・ルメートル
平岡敦
フォロー機能について
「ハヤカワ・ミステリ文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
怪盗紳士ルパン
カリオストロ伯爵夫人
赤髯王の呪い
恐るべき太陽
オペラ座の怪人
オマル2 -征服者たち-
オマル―導きの惑星―
悲しみのイレーヌ
作者のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲天国でまた会おう 上 ページトップヘ