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第一次世界大戦直後のパリでのしあがる実業家プラデルは、戦没者追悼基地の建設で儲けをたくわえていく。一方、アルベールは生活のため身を粉にして働いていた。そんな彼にエドゥアールが提案したのは、ある途方もない詐欺の計画だった。国をゆるがす前代未聞のたくらみは、はたしてどこにたどりつくのか? 日本のミステリ・ランキング一位を独占した人気作家が放つ、スリルと興奮に満ちた群像劇。一気読み必至の話題作
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Posted by ブクログ
ここから始まる厄災の 子供たち三部作。 己を利するためならば 他人の犠牲を厭わない 将校プラデル。 彼の犠牲となる一兵卒 のアルベールとエドゥ アール。 生埋めにされて下顎を 吹き飛ばされて、 身も心も息絶えた二人 が再び息を吹き返し、 と、まあシナリオは横 に置いておくとして、 搾取す...続きを読むる者とされる者、 いつの世にもある憐れ な人間模様が、 心に掻き傷を残します。 でも物語の畳みかたは 好きです♡ この喧騒まだまだ続き ます。 なんてったって三部作 ですから。
カミーユ警部シリーズや『監禁面接』のようなミステリー・エンターテイメントを得意とするミステリー作家のルメートルが、純文学作家のルメートルに。 本当にこの小説を読み終わって、上質な古典文学を読んだような満足感を味わうことができた。 話の展開はミステリー的要素もあるが、あえてそこはほどほどにし、第一次大...続きを読む戦直後のフランスを舞台にしっとりとした人間模様を描き切ったところが秀逸。 今後もミステリーだけじゃなく、このような普通の人たちの内面を描いたルメートルの小説を読んでみたい。
ルメートルはその女アレックス、イレーヌなど刑事モノ?を読みましたが、結構グロというか、でも内容的にはすごく面白い本だったので、その延長かな、と思ったら全然違う、雰囲気でした。重いテーマで、重厚な雰囲気。終わり方も救いがあるというか、ほっとする終わり方で、とても良かった。映画にしてもいいと思うけど、設...続きを読む定上、ちょっと映画にしづらいかな。。
最新作の欲望の大地を読んでから本作に回帰してみたが、ルメートルの原点を見たような感じ。 その女アレックスとか死のドレス程はインパクトに欠けるものの、戦争小説として文学とエンタメ性を追求できる点では、読んでよかった。
ミステリって感じじゃないな。どちらかといえばヒューマン系の感触。 読み終わってしばらく経っても余韻があるし、大筋も良く、その中でも新しい知識の発見が多々あり、滋養となる本でした。 いかにもフランス風といった風情がありそこが新鮮で良かった。
歴史上、戦争が有する意義を書いた・・と言えば簡単だが、種々の自傷から筆者ル・メートルが読み取った推察、洞察力に舌を巻いた。 題名の意、そして呟いた人物を初めて知った。 そのJ・ブランシャールが真の主役と言えるかもと感じた。 アルベールは無論、ブラデルは第一次世界大戦という商売市場で駆けずり回った小...続きを読む物。黒子 エドゥアールが天才の名を欲しいままに飛翔した詐欺のすべてが最期は血の結びつき・・で幕を閉じるとは。 しかも植民地の服を着て羽を付けたという・・何という演技。 そこから呟かれる作者の言葉は人生とは教誨語録の様。 偶然性の複雑な絡まり、結末は必然的に訪れる。。。。
戦後、称えられる戦没者、生きて行かねばならない帰還兵。 いつの戦争でも、勝者も敗者も、苦しみしか残らない。 上巻の前半は第一次大戦時の独仏前線での戦いが兵士目線で描かれていて、映画「プライベートライアン」のノルマンディ上陸場面のような迫力迫る描写で圧倒される。 特に主人公の一人アルベールが生き埋め...続きを読むとなるシーン、それに続くエドゥアールの負傷と脱出の様子は、息つく暇もないほどの迫力がある。 悪役ブラデルの戦後の描写でややスローダウンしたが、下巻、エドゥアールの仮面作りと大掛かりな詐欺計画が進み始めると、ブラデルの描写も結末へ期待をこめて大いに盛り上がっていく。 「絶望からくる狂気に翻弄されるエドゥアール」「弱虫でもその場しのぎに孤軍奮闘するアルベール」「絶対的な自信も次第に追い詰められるブラデル」。 『その女アレックス』などミステリーで有名な作者ではあるが、謎の解明がなくても魅力的な登場人物を次々と繰り出すことで、読者を飽きさせない。 第一次大戦での兵士の様子を描いた作品ではレマルク「西部戦線異状なし」が有名で、映画化もされているが、この物語もまた映画化された。 エンディングの後、エピローグで登場人物のその後が簡単に描かれていて、とても続編があるとは思えなかったのに『炎の色』『われらが痛みの鏡』へと続く。
アレックスのヴェルーヴェン警部シリーズとはまた違うテースト。訳者が違うのもあるかも。第一次世界大戦後のフランスの様子も分かる。何とも落ち着かない、異様な、物語でしたが、巻末にあったように、一種の「冒険小説」とも言えるかと思います。でも、ヴェルーヴェン警部シリーズと異なり、なかなかページが進みませんで...続きを読むした。
原題 AU REVOIR LÀ-HAUT そして、明日は存在しない 何らかの結末は必然的に訪れる 前者はエドゥアールの、後者はマルセルの、彼ら父子の邂逅そのものを端的に表してる気がします。 戦争が二人を分かたなくても既に交差する余地はなかっただろうし、それでも接点があるのであればああいう終わりし...続きを読むかなかったかな…と。 〝感謝〟は、誰にも渡さないで済んだ親のエゴ…?でしょうか。 さよなら、天国で タイトルはMartyrs de Vingréの一人、Jean Blanchardが妻宛に最後に記した言葉より。 人の、底知れぬ悪意というものがどんなものか、 人の、逃れ得ぬ義務とはどんなに悲劇で喜劇か。 アンリとアルベールの対照的な結末が、せめてもの不文律かな…
ミステリではないので、どんでん返しはないが、最後の展開はドキドキした。 一部史実を混ぜてるところに、リアリティを感じたんだと思う。 面白かった。
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天国でまた会おう
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ピエール・ルメートル
平岡敦
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