ジャン=クリストフ・グランジェの作品一覧
「ジャン=クリストフ・グランジェ」の「クリムゾン・リバー」「ミゼレーレ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「ジャン=クリストフ・グランジェ」の「クリムゾン・リバー」「ミゼレーレ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
ジャン=クリストフ・グランジェ『ミゼレーレ 下』創元推理文庫。
下巻に突入。型破りのフランチ警察ミステリーである。何しろ、捜査権を持たない62歳の元刑事とヘロイン依存症で休職中の若手刑事がコンビを組み、謎のベールに包まれた巨悪に挑むのだ。
久し振りにグランジェ劇場を堪能した。
アルメニア使徒教会で聖歌隊指揮者でオルガン奏者のウィルヘル・ゴーツが謎の凶器で両耳の鼓膜を破られ、殺害された事件を切っ掛けに、同様の殺人事件が連鎖していく。周囲に血文字で書かれた聖歌『ミゼレーレ』の歌詞。
捜査権のない元刑事のカスダンとヘロイン依存症で休職中の刑事ヴォロキンにより明らかになる聖歌隊の少年たちの失
Posted by ブクログ
ジャン=クリストフ・グランジェ『ミゼレーレ 上』創元推理文庫。
何年振りに文庫化されたグランジェのミステリー小説。
その昔、海外翻訳物の連続殺人鬼ミステリー小説ばかり読んでいた時期がある。扶桑社海外ミステリーが創刊され、勢いのあった時代である。グランジェもその時に読んだ作家の1人であった。その時は、後に映画化された『クリムゾン・リバー』と『コウノトリの道』を読んだ。2作とも非常に面白く、その後『ヴィドック』と『狼の帝国』も読んだ。
それから何と長い時間が経過したのだろうか……
さて、本作の上巻であるが、やはりグランジェだった。何とも重厚な雰囲気の中で奇怪な殺人事件が描かれる。謎が謎を呼