平岡敦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
あのときこうしてたら
ああしてたらと、
正しい選択と間違った
選択があったかのよう
に、
私たちはあとから思い
返しますが、
どのように振舞おうが
けっきょく行き着く先
に大差はないのではと。
フランスの歴史が転換
する激動の時期に、
戦争という極限の状況
下で、
すべては必然であるか
のように進行する物語。
千年の時を僅か一瞬に
感じるような、
大きな大きな存在から
眺めれば、
大河に浮かぶ木の葉の
ように、
私たちは運命という名
の大きな流れに逆らえ
ない存在。
極端な喩えをするなら、
静止画とさして変わら
ない存在ではないかと。
三部に及ぶ長大な物語
の最初と最 -
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Posted by ブクログ
反感を買うこと承知で申し上げると、ドイルよりルブランの書くこのイギリス人探偵の方が親しみが持てる。幼い頃から親しんでいるのがルブランであることもそうだが、人間味があるように感じる。
ルブランは、快活でお茶目で大胆不敵、そして生命力に溢れたルパンという魅力的な内面を描くことに秀でていると思っている。そんな心躍る描写とキャラクターとしての魅力を備えた探偵怪盗の対決は、旧き良き探偵小説・犯罪小説を愛する私にとって──というか老若男女にとって垂涎ものだろう。
最後に読んだのは小学生の頃で10年ほど間が開いたが、当時「ルパ子」と父に揶揄されるほど読み耽っていたので大体のことは覚えていた。それでも興奮が -
Posted by ブクログ
深夜の広場で“何か”を捨てていた不審な男を目撃したマージョリーは、その男が女性の髪を頭皮ごと剥がす殺人犯で、かつ同じ下宿先の“誰か”だと知り……。様々な事件が絡み合うシリーズ三作目。→
今回も最高だよー!!
ツイスト博士シリーズ大好き!今回はアーチボルト警部とのやりとりもめちゃくちゃ楽しい!このコンビ良い。
事件も髪剥ぎ(?)殺人と、カーテンの陰という“密室”殺人の二種類が絡み合い、かつ過去の事件も出てきて豪華!空飛ぶ絨毯とか呪いのナイフとか、好きな人は大好きな→
展開じゃないかと!
わくわく止まらんよー!ボリュームが少なめなのもいいんよね。テンポよく事件が起こる(リアルやとたまったもんや -
Posted by ブクログ
婚約者の父でありミステリ作家でもあるハロルドから夕食会に招待されたサイモン部長刑事は、閉ざされた書斎で煮えたぎる鍋に顔を突っ込んで死んでいる本人を発見する。
その状況は作家自身が構想中だった新作の設定そのままだった!→
密室×不可能犯罪×美しき姉妹×双子の兄弟×墓場から甦りしゾンビ……と、設定がモリモリなアラン・ツイスト博士シリーズ2作目。アルテ自身が巻末で述べているように、とても「ディクスン・カーらしい」お話。“恐怖”と“謎”が散りばめられていて、読んでいる時のワクワク感がすごい。→
アルテのお話は、読んでる時にとにかく楽しいんだよなぁ、と再確認。謎解きで見たら小粒感があるけど(緻密に伏 -
匿名
購入済みルパンはやっぱり面白い
子供の頃に何度も読んだ小説です。誰がルパンなのか、ワクワクしながら読んだのを思いました。さすがに不朽の名作で大人になって読んでも大変楽しめました。
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Posted by ブクログ
ピエール・ルメートルの壮大でかつ人間味あふれた歴史群像劇。
20世紀の二つの戦争に翻弄されたフランスの人たちの三部作、完結編。
上巻からひきつづき「ルイーズの物語」「ガブリエルとラウールの物語」「デジレ・ミゴーの物語」が進む中、新たに「フェルナンの物語」が加わって、下巻は4本同時に進行していく。
が、次第にそれらが交わり始めると、妙な期待感に浸っていき、読むのが楽しくなる。
いったいどこですべてが交わるのか……ああ、そうなんです。
そのためにこの人はいたのですね。
とても効果的です。
詐欺師と神様は、“カミヒトエ”……なんちゃって。
それと映画的でもあるけど、完結編もエピローグで登場人物 -