【感想・ネタバレ】恐るべき太陽のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2024年02月04日

なんとなく怪しくて、途中何度もあれっ?となるけれど、まんまとミスリードに乗ってしまってました。
種と仕掛けが巧妙でした。

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Posted by ブクログ 2024年01月31日

2024年本格ミステリ10の海外部門1位の作品。そして誰もいなくなったを彷彿とさせる、孤島での連続殺人の話。作者のトリックに私はしっかり騙されました。やられたーという感じ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年10月13日

違和感を置き去りに読み進めていたら最後に全部綺麗にしてくれた
ありがたい
歯止めが効かなくなった人間が何よりも怖いよ

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年08月14日

大衆は小さな嘘より大きな嘘に騙されやすい

こう言ったのは、かのアドルフ・ヒトラーですが、この物語は小さな嘘さえつかないことで、大きな嘘を覆い隠しています

いや〜こりゃあすごいよ
すごい手法を考えついたもんだ
もう再読必至ですよ
しないけど

もうね、全編ヒントだらけ、プロローグから、章題から
...続きを読むじる違和感はそんまんま受け取っていいのよ
でも、特にミステリー好きはいやいやいやって深読みして勝手に自分で迷宮を作って、勝手に迷宮に迷い込んじゃうの

お!なんかいいじゃね?これ
この物語を言い表すのにぴったりな気がする

「自分で作った迷宮に、自ら迷い込む物語」

でもネタバレぎりぎりの表現かも
一応フィルターかけとくか

でもほんと、ネタバレ気にせず語りたくなるやつだわこれ

ただちょっと「『そして誰もいなくなった』に挑戦」って売り口上に個人的には違和感だけど
なんかタイプ違う気がするんでね

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Posted by ブクログ 2023年08月12日

はあ(・・?)??呆気に取られました
すっかりしっかり騙されましたー!笑
先入観を貫いていれば良かったのですが、迷いがありましたね〜
だから、面白いッ!!

舞台はタヒチから飛行機で4時間、マルケサス諸島のヒバ・オア島
空から眼下に広がる珊瑚礁
砂浜以外は椰子、バナナ、グレープフルーツ、グアバ、ピス...続きを読むタチオ、白檀、マンゴー、プルメリアの木々に囲まれた森

バンガロー『恐るべき太陽』荘に、ベストセラー作家が講師となる作家志望者のツアーに、女性5名が参加します
しかし、集まった人が一人ずつ消えて行く。。。
この展開はアガサクリスティの作品を思わせますが、それだけでは終わりません

ツアー参加5名の女性は、みんな個性的で魅力的
そして女性のうちの一人の娘のマイマが、天真爛漫でとーっても可愛いんです!
怖いもの知らずで事件の解決に大活躍します

彫像ティキ、タトウの紋様、ハカ等ポリネシア独特の文化が、エキゾチックな雰囲気を漂わせます
ゴーギャンとブレルも眠るヒバ・オア島
もう本当に行きたくなってしまいました!

ミステリーと魅力的な島、両方堪能出来る作品です

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Posted by ブクログ 2023年06月29日

大人気ベストセラー作家の指導のもとヒバオア島に招待された作家志望の女性5人。
それに同伴者でもある夫が1人と娘が1人。

課題を出した作家がほどなく失踪することから物語は始まる。
意味があるのかどうなのか謎めいた石像があるこの島で、同伴の娘であるマイマが好奇心をうちに秘めながらも同じく同伴者の夫であ...続きを読むる憲兵・ヤンと探り出すが、次々と死人が出て…。

登場人物の個性も特徴がありつつ、掴みどころのない雰囲気に誰が怪しいのか、何が本当なのか疑心暗鬼になる。

特定できずに進んでいくのにもどかしさを感じながら最後まで騙される。
よく考えれば仕掛けがあったじゃないか…と思うのだが、いや参ったな、、である。

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Posted by ブクログ 2024年04月19日

アガサの「そして誰もいなくなった」のオマージュ。舞台を現代のタヒチに移し、異国らしさ民族のことを含みつつミステリーが完成!もし自分が犯人だったらと考えることはほとんどないけど、この本は考えてしまった。きっと大変だし、ずっとヒヤヒヤしてるだろう…どの犯人もかもしれないけど。
タヒチに行ったことないけど...続きを読む亜熱帯の空気、スコール、海が想像される。映画化したら素敵な場面ばかりだろうな。大きなスクリーンで見たい小説。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月24日

一気に読んだ。そして誰もいなくなったのオマージュと紹介されただけあって孤島に集められた5人が次々に殺されていく。最後毒を飲まされたのはクレムだと思ったがエロイーズだったとは。ヤンも疑っていたが違った。面白かった。

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Posted by ブクログ 2024年03月07日

美しいマルケサス諸島の風景とタナエの作る地元の美味しそうな料理がとても印象的。それと対照的な凄惨な殺人事件。伏線がありすぎてよく意味が分からず途中までは読みづらかったけど、2転3転する結末に最後までハラハラさせられた。ポリネシアンタトゥーの話やティキと呼ばれる彫像の話、ムルロア環礁での核実験の後遺症...続きを読むの話などもとても興味深かった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年02月10日

フランス領ポリネシア、ヒオビバ島のペンション「恐るべき太陽」荘で開催されている人気作家ピエール・イヴ・フランソワ(PYF)が講師の創作アトリエ(ワークショップ的なもの!?)。
そこに参加するのは公募から選ばれた5名の作家志望女性、プラス同行者2名(ある参加者の夫ヤン、また別の参加者の子どもマイマ)。...続きを読む

講師のPYFはアトリエの場で意味深な言葉を残したのち、姿を消す。
そこから始まる『そして誰もいなくなった』劇場(参加者が次々に、、、)。

ある参加者が滞在中の出来事を交えつつ書き記した作中作『海に流すわたしの瓶』、マイマの日記、ヤンの独白、3つの交互視点で語られる物語。
どうにも矛盾したり、噛み合わない描写があるくせにそれぞれが正直に語っているとも主張している。
と同時に何か後ろめたい秘密も隠し持っているようで信頼し切れない。

犠牲者が重なるに連れて、誰も彼もが怪しい疑心暗鬼な雰囲気の高まりが、すこぶるサスペンスフルで堪らない。
また、次々と出てくる疑問や不可解事象が積み上がってきて、途中ヤンとマイマがリストアップする場面では、おいおいこれの全てに納得の落ち着き先が提示できるのかい?と思ったほど。
果たしてどんな一枚絵が出来上がるのか。

最後は解説阿津川さんの言う、騙りのテクニックにまんまとやられた。
ちょっと雑だったり、無理矢理感あるとこもあるけど、ちゃんと全てを収束させているところにも感心。
ヒント(違和感)も出しつつ、やり過ごされるよう騙っているところがフェアだなぁとも。

作中、思いっきり『そし誰』に言及し、オマージュ感出している(し、孤島見立て連続殺人で想起させる部分は勿論ある)けど、どちらかと言うと『アクロイド殺し』の発展版。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年01月27日

読み終わった。完全に騙された。でも、面白かった。とにかく、ストーリーの展開が上手いと感じた。例えば殺人事件が起こる度ごとに、又は何か大事な出来事が発覚する度ごとに1度、間をおく感じでページを変えたり*や太文字を入れたり、1行開けて完全に場面を変えたりして、興味が続くようにしている。また島の美しい風景...続きを読むを綺麗な文章で表現したかと思うと、鬱陶しいジャングルや泥道、不気味な石像ティキの描き方も上手いと思うし、とにかく表現力が豊かだなと思う。走って逃げる場面など、海外サスペンスドラマを見ているような感じさえなる。
本の紹介にアガサ・クリスティに挑戦とあったが、確かに本文中に何度も『そして誰もいなくなった』と言う有名な小説の題名が出てくる。でも、最初に『アクロイド殺人事件』に関する話が出ていたので、けっこう「注意して読んでいた」つもりだったのだが、見事に騙された。『そして誰もいなくなった』より『アクロイド殺人事件』に挑戦ではないだろうか。でも、「推理小説」はこうでなければ!と思う。いかに「上手く騙してくれるか」が、少なくても私には「面白い推理小説」の条件の1つ。読み終わって、何か爽快感があった。「いやぁ~!騙された、騙されたぁ~!」と。

ただ☆を4つにしたのは、19年前のレイプ殺人事件がより深くこの殺人事件と関わってくるのか、より複雑な様相を見せるのかと期待したのだが、そこまでではなかったので。

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Posted by ブクログ 2023年11月04日

面白かったです。
謎が謎を呼び、もう謎だらけ!全員怪しい!
伏線が回収されていく時はスッキリしました。

しかし…
本の裏筋…書きすぎじゃないかな?
『叙述トリックの巨匠』だとか『クリスティへの挑戦作』だなんて…ネタバレだと思います(ノᗝ˂。)

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年10月22日

タイトルとあらすじに惹かれて読みはじめた作品。
物語の中で感じていた違和感、ミステリーをあまり読まないながらに私がたてていた仮説に近くとも遠からずな結末に大変満足した。
個人的には、この本を翻訳語として読むことに意味があるなと思った。

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Posted by ブクログ 2023年10月09日

著者初読み。
翻訳本としては読みやすく、それぞれの視点で書かれた章立てが短く(これがストーリーに重要な組み立てだったのだか)没入しやすかった。

アガサクリスティーの「そして誰もいなくなった」のオマージュとのことだが、昔読んだはずだがすっかり忘れており、こちらももう一度読みたくなった。

ヒバオア島...続きを読むの自然と歴史、神秘が背景にある中のミステリーに浸れる至福の時間を味わえた。
いつかは行ってみたいところである。

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Posted by ブクログ 2023年08月21日

久しぶりのミシェル・ビュッシ。
翻弄された。
全てを知った上でまた読んだら見方が全く変わるでしょうね。
舞台が南国ということもあり、この猛烈な暑さの中で読むのにも相応しかったように感じる。
「時は殺人者」読んでないので読まねばと思いました。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年08月16日

ポリネシアのヒパオア島に集まった有名作家と作家志望の女性たち5人とその家族2人。ゴーギャンの絵画のような南国の風景の中で起こる殺人。作家志望の女性たちのそれぞれの参加動機が思いがけないあるいは事故のような殺人に繋がっていく。よく読めば分かったかもしれないが思い込みですっかり騙されてしまいました。

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Posted by ブクログ 2023年08月15日

そういえばフランスのミステリーって初めてだ、とうきうき手に取りました。
前編通して暑さと湿度と不穏な空気が漂っていて、こういうのを夏に読みたかったんだ〜と嬉しくなりながら読み進めました。

違和感をそのままにしていたら、終盤で綺麗に騙されました。前評判を全く知らずに読めてよかったです。

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Posted by ブクログ 2023年08月11日

クリスティ好きの私としては、「クリスティへの挑戦」と書かれた本作品をドキドキしながら手に取りました。(「そして誰もいなくなった」をはじめて読んだ時の驚きは忘れられません。)
ちょっと読みにくいなと気を抜いてしまい、バンバン入っている伏線に気づかず、まんまと騙されてしまいました。
「そして誰もいなくな...続きを読むった」のように暗くじめっとして半ばホラーのような雰囲気とは違い、こちらは南国のカラッとした雰囲気の中、登場人物が魅力的に生き生きと動き回っていました。絵画と繋げて情景をイメージしやすかったです。
再読必須です‼️

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Posted by ブクログ 2023年08月04日

不安定な語り手に違和感があったものの、大胆なトリックに見事に騙されてました。少し読みにくい部分もありましたが、後半の伏線回収は本当にお見事です。ネタバレ厳禁な面白い手法で読後感も良かったです。

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Posted by ブクログ 2023年08月01日

作者が読者を騙すミステリー好きのための叙述ミステリーなのだが、謎解き以上に登場人物のキャラクターの描き分け、舞台となるマルケサス諸島の描写のリアリティが素晴らしく、謎解きを真剣に追うより、主人公の強気っ子のマイマの元気いっぱいな姿や、南の島の楽園の風景を満喫しながら読んでしまった。ルソーっぽい(ゴー...続きを読むギャンではないw)カバー絵に惹かれて、いわゆるジャケ買いだったのだがまんまと当たりだった。舌なめずりしながら謎解きを楽しんでいるミステリー愛読者たちの完全に裏をかく真相は実は本作のリアリティの嚆矢で、ジャンルをジャンルごと皮肉ってる、あるいは、これこそが謎探しをしているミステリーファンへの最大の騙しなんだなぁと感じた(本作の真相は論理からは絶対到達できないもんね)。だからといって変に生々しくなるわけでもなくミステリーのバランスを保っているし。こういうセンスをエスプリというのでしょうか。

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Posted by ブクログ 2023年07月24日

ああ、こういう作品を読むと海外ミステリの沼により深く落ちてしまう。

「そして誰もいなくなった」を念頭に置いた、南国を舞台にしたミステリー。
途中、ややストーリーが停滞しているように思ったけど、その間にも伏線はもりもり描写されていた…。
読み終えてすぐなのでこれから再読して見逃した伏線を回収するつも...続きを読むりだ。

「そして誰もいなくなった」を下敷きにしているにしては完全な「孤島もの」じゃないし、主要人物以外の人物にも犯行は可能では?というのはちょっと気になったが、真相が分かった今は、とりあえずその疑問をおいておくことにする。

とはいえ、この作品はラストであっと驚く真相に出会える。
この本そのものもそうだ。
同じタイトルがしつこく章の頭に出てくることや、こまごまとした違和感にもきちんと理由がある。
ミステリーを読んだなあというカタルシスが楽しい作品でした!

さ、付箋を用意して再読再読…

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Posted by ブクログ 2023年07月13日

CL 2023.7.10-2023.7.13
そういうことか!まんまと騙されましたね。違和感がないわけじゃなかったけど、そこは思いもつかなかった。
謎解きどうこうよりもこの仕掛けでしっかり楽しめた。

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Posted by ブクログ 2024年05月05日

フランスのミステリ作家・ビュッシがクリスティの『そして誰もいなくなった』の向こうを張った意欲作。

ベストセラー作家ピエール=イヴの創作教室に参加するため、南の島ヒバオアへ集った5人の女性たちが一人ずつ消えていく。膨大な応募者の中から選考の結果選ばれただけの彼女たちがなぜ? 一癖も二癖もありそうな参...続きを読む加者たち、島の至る所に設置された石像…ミステリファンならば「二ヒヒ」と笑いたくなる舞台装置の数々。そして、語りの魔術師とも称されるビュッシがここぞとばかりに本領発揮をしている。翻訳は相当苦労したのではないかと想像される。

軽いポップなミステリをご用向きな場合には避けた方がいいかも。何が何だかわからないうちに「どういうこと?」で終わりそうな気がする。翻訳ミステリをどっぷり楽しみたいならば、手にとって損はない。

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Posted by ブクログ 2024年03月14日

初読みの作家。
構成がうまくて、誘導していく技巧が凄い。ゴーギャンが愛した南の島での展開も面白かった。
ただ、登場人物たちの誰にも共感できなくて、ロマンスを搦めたのもあまり興味なかったかな、と思う。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年02月22日

・あらすじ
南国のフランス領 マルケサス諸島にあるヒボオア島が舞台。
作家志望者の女性5名はフランスの有名小説家であるピエール=イヴ・フランソワ(PYF)が開催する創作セミナーに参加することになった。
「4日間のセミナー中何が起ころうと書き続けろ、全てを書き残せ」というPYFからの課題を忠実に実行す...続きを読むる5名の女性たち。
そんな中過去にパリで起こった連続殺人との関わりが浮上し、またPYFは失踪してしまった。

大多数の応募の中から選ばれた5人の女性たちの思惑は?

・構成
一人称視点で書かれた5名それぞれの小説とその合間に参加者以外(外部)の人間の視点が差し込まれている。

・感想
叙述ミステリーということは把握していたし、序盤のくどいほどの注意喚起、また「そして誰もいなくなった」という作品名が頻繁に出てくるから穿って読んでた…のにやっぱり騙された。

参加者5名の日記の合間にヤン(同行者、ある参加者の夫)とマイマ(同行者、ある参加者の娘)の日記なども入ることで物語の流れが分断され、違和感ありつつもこのトリックに気づきにくくさせててこれが超絶技巧かーーと思った。

個人的にはタトゥー彫師のこの土地の歩んできた歴史と軽率に消費される伝統、文化について語るシーンがとても興味深かった。
あとラストのヤンのロマンスはあまり必要なかったように思ったかな…。

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Posted by ブクログ 2023年10月23日

出版社が主催する南の島での人気作家との創作アトリエ参加当選者5名は違うタイプの美人揃い。しかし、皆、何かを隠している気配がある。パリ主任警部のファレイーヌだけが夫婦で訪れ、マリ=アンブルは娘連れ。作家、参加者五名、随伴2名、宿泊所オーナー、その娘二人。あとは庭師とタトゥー彫師が登場人物。まず作家が行...続きを読む方不明に。そして一人ずつ殺されていき、残った人たちは疑心暗鬼に。警察も呼んですぐ来る環境ではない。生き残るのは誰?真犯人は?作家は生きているのか?ファレイーヌが追っていた事件の犯人はこの殺人と関係あるのか?
この本、私はすごく相性悪かったです。読んでいて語り手がすぐわからなくなり、そこで寝落ち…。また読み始めてまた、あれ?これは誰?と寝落ち。ああ、もう海外ミステリー読むの止めようかな。
最後スッキリ終わるのが救いでした。
作家が当選者に迫ったりするのと殺人シーンありで、中学校以上。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年09月24日

最近選んだ本がたまたま主人公が犯人のものばかりで正直お腹いっぱい
もう少し違う展開を期待して最後まで読んだが、やっぱりクレムが犯人だしエロイーズとかヤンも好きになれなくて何とも言えない終わり方だった

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Posted by ブクログ 2023年08月25日

視点がコロコロ変わって読みにくい…!
クレムやらクレメンスやらわからん。。。!
もっと日本的に訳すことはできないんか?
フランス文学、そのまま訳さなくていいとおもう

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Posted by ブクログ 2023年08月18日

うわ〜〜、これはずるい!
また最初から読まないといけないじゃないか。

南国の島の独特な雰囲気の中、
集められた人々がひとり、またひとりといなくなる。
どこかで聞いたようなシチュエーションだけど、
クライマックスは思いもかけない展開だった。
犯人はこの人?いやこっちか?なんて惑わされてるうちに、自分...続きを読むが感じていた違和感の方をないがしろにしてしまっていた。
完全なる敗北。

夏に読むのにふさわしい一冊だった。

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Posted by ブクログ 2023年08月10日

意味がわかると怖い話によくある要領の得ない語りを400pほどかけて読まされてるような読書体験だった。
まじで読んでも読んでも進まない。
途中で苛々してきた。
何度も寝落ちして夢の中でオリジナルストーリーが展開した。
最大のトリックには感心したし、「あ〜、確かにあの…」とそれまでのひっかかりに納得もし...続きを読むたが、
殺人事件そのものは特に面白くもないし、
主観に偏りすぎる癖のある語り口(仕方ないけど)と冗長さ(仕方ないけど)に読み進める苦痛を感じ、
「スゴかった!」より先に「疲れた…」あるいは「やーっと終わったよ」が出てくる読後感だった。

「私が〇〇するかもしれないと疑っているの?あるいはその逆を?さすが探偵さんは抜け目ないのね。でもお生憎さま。私だってそこまで馬鹿じゃないのよ。□□じゃあるまいし!少なくともこの地で、▲▲でない限りはね。」
…というような文体が、「海に流すわたしの瓶」の章では延々と続くのである。

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