【感想・ネタバレ】恐るべき太陽のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

違和感を置き去りに読み進めていたら最後に全部綺麗にしてくれた
ありがたい
歯止めが効かなくなった人間が何よりも怖いよ

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2023年10月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

大衆は小さな嘘より大きな嘘に騙されやすい

こう言ったのは、かのアドルフ・ヒトラーですが、この物語は小さな嘘さえつかないことで、大きな嘘を覆い隠しています

いや〜こりゃあすごいよ
すごい手法を考えついたもんだ
もう再読必至ですよ
しないけど

もうね、全編ヒントだらけ、プロローグから、章題から
じる違和感はそんまんま受け取っていいのよ
でも、特にミステリー好きはいやいやいやって深読みして勝手に自分で迷宮を作って、勝手に迷宮に迷い込んじゃうの

お!なんかいいじゃね?これ
この物語を言い表すのにぴったりな気がする

「自分で作った迷宮に、自ら迷い込む物語」

でもネタバレぎりぎりの表現かも
一応フィルターかけとくか

でもほんと、ネタバレ気にせず語りたくなるやつだわこれ

ただちょっと「『そして誰もいなくなった』に挑戦」って売り口上に個人的には違和感だけど
なんかタイプ違う気がするんでね

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2023年08月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一気に読んだ。そして誰もいなくなったのオマージュと紹介されただけあって孤島に集められた5人が次々に殺されていく。最後毒を飲まされたのはクレムだと思ったがエロイーズだったとは。ヤンも疑っていたが違った。面白かった。

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2024年03月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

フランス領ポリネシア、ヒオビバ島のペンション「恐るべき太陽」荘で開催されている人気作家ピエール・イヴ・フランソワ(PYF)が講師の創作アトリエ(ワークショップ的なもの!?)。
そこに参加するのは公募から選ばれた5名の作家志望女性、プラス同行者2名(ある参加者の夫ヤン、また別の参加者の子どもマイマ)。

講師のPYFはアトリエの場で意味深な言葉を残したのち、姿を消す。
そこから始まる『そして誰もいなくなった』劇場(参加者が次々に、、、)。

ある参加者が滞在中の出来事を交えつつ書き記した作中作『海に流すわたしの瓶』、マイマの日記、ヤンの独白、3つの交互視点で語られる物語。
どうにも矛盾したり、噛み合わない描写があるくせにそれぞれが正直に語っているとも主張している。
と同時に何か後ろめたい秘密も隠し持っているようで信頼し切れない。

犠牲者が重なるに連れて、誰も彼もが怪しい疑心暗鬼な雰囲気の高まりが、すこぶるサスペンスフルで堪らない。
また、次々と出てくる疑問や不可解事象が積み上がってきて、途中ヤンとマイマがリストアップする場面では、おいおいこれの全てに納得の落ち着き先が提示できるのかい?と思ったほど。
果たしてどんな一枚絵が出来上がるのか。

最後は解説阿津川さんの言う、騙りのテクニックにまんまとやられた。
ちょっと雑だったり、無理矢理感あるとこもあるけど、ちゃんと全てを収束させているところにも感心。
ヒント(違和感)も出しつつ、やり過ごされるよう騙っているところがフェアだなぁとも。

作中、思いっきり『そし誰』に言及し、オマージュ感出している(し、孤島見立て連続殺人で想起させる部分は勿論ある)けど、どちらかと言うと『アクロイド殺し』の発展版。

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2024年02月10日

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ネタバレ

読み終わった。完全に騙された。でも、面白かった。とにかく、ストーリーの展開が上手いと感じた。例えば殺人事件が起こる度ごとに、又は何か大事な出来事が発覚する度ごとに1度、間をおく感じでページを変えたり*や太文字を入れたり、1行開けて完全に場面を変えたりして、興味が続くようにしている。また島の美しい風景を綺麗な文章で表現したかと思うと、鬱陶しいジャングルや泥道、不気味な石像ティキの描き方も上手いと思うし、とにかく表現力が豊かだなと思う。走って逃げる場面など、海外サスペンスドラマを見ているような感じさえなる。
本の紹介にアガサ・クリスティに挑戦とあったが、確かに本文中に何度も『そして誰もいなくなった』と言う有名な小説の題名が出てくる。でも、最初に『アクロイド殺人事件』に関する話が出ていたので、けっこう「注意して読んでいた」つもりだったのだが、見事に騙された。『そして誰もいなくなった』より『アクロイド殺人事件』に挑戦ではないだろうか。でも、「推理小説」はこうでなければ!と思う。いかに「上手く騙してくれるか」が、少なくても私には「面白い推理小説」の条件の1つ。読み終わって、何か爽快感があった。「いやぁ~!騙された、騙されたぁ~!」と。

ただ☆を4つにしたのは、19年前のレイプ殺人事件がより深くこの殺人事件と関わってくるのか、より複雑な様相を見せるのかと期待したのだが、そこまでではなかったので。

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2024年01月27日

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ネタバレ

タイトルとあらすじに惹かれて読みはじめた作品。
物語の中で感じていた違和感、ミステリーをあまり読まないながらに私がたてていた仮説に近くとも遠からずな結末に大変満足した。
個人的には、この本を翻訳語として読むことに意味があるなと思った。

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2023年10月22日

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ポリネシアのヒパオア島に集まった有名作家と作家志望の女性たち5人とその家族2人。ゴーギャンの絵画のような南国の風景の中で起こる殺人。作家志望の女性たちのそれぞれの参加動機が思いがけないあるいは事故のような殺人に繋がっていく。よく読めば分かったかもしれないが思い込みですっかり騙されてしまいました。

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2023年08月16日

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・あらすじ
南国のフランス領 マルケサス諸島にあるヒボオア島が舞台。
作家志望者の女性5名はフランスの有名小説家であるピエール=イヴ・フランソワ(PYF)が開催する創作セミナーに参加することになった。
「4日間のセミナー中何が起ころうと書き続けろ、全てを書き残せ」というPYFからの課題を忠実に実行する5名の女性たち。
そんな中過去にパリで起こった連続殺人との関わりが浮上し、またPYFは失踪してしまった。

大多数の応募の中から選ばれた5人の女性たちの思惑は?

・構成
一人称視点で書かれた5名それぞれの小説とその合間に参加者以外(外部)の人間の視点が差し込まれている。

・感想
叙述ミステリーということは把握していたし、序盤のくどいほどの注意喚起、また「そして誰もいなくなった」という作品名が頻繁に出てくるから穿って読んでた…のにやっぱり騙された。

参加者5名の日記の合間にヤン(同行者、ある参加者の夫)とマイマ(同行者、ある参加者の娘)の日記なども入ることで物語の流れが分断され、違和感ありつつもこのトリックに気づきにくくさせててこれが超絶技巧かーーと思った。

個人的にはタトゥー彫師のこの土地の歩んできた歴史と軽率に消費される伝統、文化について語るシーンがとても興味深かった。
あとラストのヤンのロマンスはあまり必要なかったように思ったかな…。

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2024年02月22日

Posted by ブクログ

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最近選んだ本がたまたま主人公が犯人のものばかりで正直お腹いっぱい
もう少し違う展開を期待して最後まで読んだが、やっぱりクレムが犯人だしエロイーズとかヤンも好きになれなくて何とも言えない終わり方だった

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2023年09月24日

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