平岡敦のレビュー一覧
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殺人事件ミステリーとは異なるとはいいたいが
殺人は行われて、ただその舞台が戦争(W.W.Ⅰ)。
しかし、犯人探しではなく、戦争を生き抜いた
戦争の中、生き返った・死んでしまったも同然の、
まるで生来持っていた気質が正反対の若者たちが、
戦争と生死を通じて結びつき、
周りの世界は欲望のなか結びつき、
生きながら死んでしまったような若者が
なにやら引き起こしそうな感じで下巻へ。
アルベールは、なんでそこまで、と思うほど
しかし絶対に思うだろう不満も抱きながら
かわいそう、可愛らしくなるくらいに、
献身的で、しかし上手くいかない人生を、
想定の母親の言葉で、ひとりつっこみ。
ままならない、しかし自 -
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後の怪盗ルパンとなる青年ラウール・ダンドレジーと妖艶な美女ジョジーヌ、怪人ボーマニャン、三者の秘宝をめぐる争奪戦を描いた小説。
子供の頃、ポプラ社版「ルパンシリーズ」を愛読していた自分にとって、アニメ「ルパン三世」のルパンの女好きっぷりに違和感を持っていたのを覚えています。
ポプラ社のルパンは女好きというより女性に優しいジェントルマンの印象だったからです。
しかし、これを読むとルパン三世の女好きの方がアルセーヌ・ルパンの実像を捉えていたのだな、と思いました。
若いルパンにはクラリスという彼女がいるのですが、その彼女をほったらかし、カリオストロ伯爵夫人ことジョジーヌに入れ込みます。 -
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う~ん。
これがフランスのロニー賞を獲った作品?
冗長な展開だよね~。どこにクライマックスがあるの?
設定は面白い、全くの異世界、異星人、異文明、3種類の知的生命体が住むオマルと称される巨大な大地。
惑星という概念もなく、空を飛ぶのは飛行船、星間航行の技術は失われた世界。
スチームバンクの要素を取り入れた異世界SFというところでしょうか。
「フェジー」というチェスの様な、碁の様な、ゲームが物語の重要な部分を占めるがこれがダルイ。
3種族の身体的特徴の描写は面白いし、(特にシレ族は見たいね)飛行船の形状も面白そう、物語の端緒となる卵の殻も。挿絵かイラストでも入れてくれたらもう少し物語に入り込めた -
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ミュージカル「ラブ・ネバー・ダイ」観劇を機に、オペ怪原作を読もうと思いたって。
もともと、ロイド・ウェバー版とコピット版のちがいが気になって居たんだけど、原作を読んで「どっちも違うじゃんww」となる私。
原作のエリックが一番哀しいんじゃないかな…と。
お父さんの話もしっかり書かれていたことが分かり、長年疑問だったロイド・ウェバー版の「墓場にて」のシーンがしっくりきた。
オペラ座の怪人って原作読んでないといけない作品だったのかwww
原作の登場人物たちは、自分の欲望(欲求ではない)に忠実で、それぞれのぶつかり合いの果てに悲劇が生まれる。
途中、えぐいシーンもあるけれど、いろいろなことが納得でき -
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作者モーリス・ルブランが亡くなられてから70年を経て世に出た、ルパンシリーズ最終作「ルパン、最期の恋」。
楽しめた!
ルパンの冷静で、強く、抜け目が無く、そして魅力的な姿が描かれている。
冒頭で、ルパンの祖先が手に入れた一冊の本から話が展開するなんてのも、感激!
そして、愛に生きるルパン
大きな人類愛、そして、一人の女性に対する愛が素敵に描かれていた。
やはり遂行途中のままの原作であるということなので、完成していないのが残念なんだけども、ルブランがこのように「ルパン」を終わらせたのは意味があると思う。
本書には、巻末に、ルパン第一作「アルセーヌ・ルパンの逮捕」も収録されていて、こちら -
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アルセーヌ・ルパンシリーズの新訳版。
新訳ということで古臭い表現もなく、読みやすい感じでした。再読だったので改めてルパンってミステリーの古典なんだな、と感じました。
好きなのは『王妃の首飾り』不可思議な状況で盗まれた首飾りの謎をめぐる話。ルパンが正体を現してからのルパンの迫力が鬼気迫るものがあって印象的です。
『ハートの7』はわたし(モーリス・ルブラン)とアルセーヌ・ルパンの出会いの話です。
ルブランの家に侵入しながら、何も盗らなかった強盗の謎が思わぬ展開につながっていき面白かったです。また作者自身が作品の中に出てくるということも、この話を初めて読んだ小学生の時には新鮮で、その意味でも個