平岡敦のレビュー一覧

  • オマル―導きの惑星―

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    う~ん。
    これがフランスのロニー賞を獲った作品?
    冗長な展開だよね~。どこにクライマックスがあるの?
    設定は面白い、全くの異世界、異星人、異文明、3種類の知的生命体が住むオマルと称される巨大な大地。
    惑星という概念もなく、空を飛ぶのは飛行船、星間航行の技術は失われた世界。
    スチームバンクの要素を取り入れた異世界SFというところでしょうか。
    「フェジー」というチェスの様な、碁の様な、ゲームが物語の重要な部分を占めるがこれがダルイ。
    3種族の身体的特徴の描写は面白いし、(特にシレ族は見たいね)飛行船の形状も面白そう、物語の端緒となる卵の殻も。挿絵かイラストでも入れてくれたらもう少し物語に入り込めた

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    2014年07月09日
  • オペラ座の怪人

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    ミュージカル「ラブ・ネバー・ダイ」観劇を機に、オペ怪原作を読もうと思いたって。
    もともと、ロイド・ウェバー版とコピット版のちがいが気になって居たんだけど、原作を読んで「どっちも違うじゃんww」となる私。
    原作のエリックが一番哀しいんじゃないかな…と。
    お父さんの話もしっかり書かれていたことが分かり、長年疑問だったロイド・ウェバー版の「墓場にて」のシーンがしっくりきた。
    オペラ座の怪人って原作読んでないといけない作品だったのかwww

    原作の登場人物たちは、自分の欲望(欲求ではない)に忠実で、それぞれのぶつかり合いの果てに悲劇が生まれる。
    途中、えぐいシーンもあるけれど、いろいろなことが納得でき

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    2014年05月18日
  • ルパン、最後の恋

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    いつ読んでも、ルパンはルパンで、大金を学校事業に投じたり、公共事業に投じたり・・・四十路にして紳士で素敵。
    イギリスの諜報機関との戦いもなんとなくユーモアを忘れないところもルパンたる所以で微笑ましい。
    確かに、未発表になってしまったというだけあって、多少練り足りないところもあるかもしれないが、それでも、この時代、再びルパンという人物を目にすることが出来てとても嬉しく思っている。
    ルパンは永遠の恋人かも。

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    2014年01月15日
  • ルパン、最後の恋

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    アルセーヌ・ルパンシリーズは小学生の頃に読んだが、思い出せるタイトルが『奇岩城』『813の謎』『ルパン対ホームズ』くらいだからさほど読んでなかったかもしれない。それも児童向けに編集されたものだったので、原作に近い形で読むのは初めてかも。ルパン三世のイメージが強すぎて、本家ルパンのあまりに紳士的な人物像に面食らった。電動保安装置には時代を感じたが、当時は画期的だったんだろう。危なげなくハッピーエンドに向かっていくので落ち着いて読めた。

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    2013年12月03日
  • ルパン、最後の恋

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    人生のどんなときにおいても、自分の哲学を曲げない怪盗紳士。最後に自分を許し、最後の恋に落ちる。
    子供の頃に読んだルパンシリーズとは、違う感慨があって、新鮮だった。

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    2013年11月27日
  • オペラ座の怪人

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    醜いエリックは「人並みの幸せ」を求めてオペラ座の歌姫クリスティーヌを攫う。この辺に何となく反発したあたり、やっぱり自由主義が(俺の中で)ナンバーワン!

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    2013年11月18日
  • ルパン、最後の恋

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    ルパンシリーズはこれしか読んでないので何も語れないが、ミステリーっぽさはほとんどない。
    コラ嬢の背景をもっと知りたく思わせるのがいい。
    一作目も併録されていたのがうれしかった。

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    2013年08月11日
  • ルパン、最後の恋

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    作者モーリス・ルブランが亡くなられてから70年を経て世に出た、ルパンシリーズ最終作「ルパン、最期の恋」。
    楽しめた!

    ルパンの冷静で、強く、抜け目が無く、そして魅力的な姿が描かれている。

    冒頭で、ルパンの祖先が手に入れた一冊の本から話が展開するなんてのも、感激!

    そして、愛に生きるルパン
    大きな人類愛、そして、一人の女性に対する愛が素敵に描かれていた。

    やはり遂行途中のままの原作であるということなので、完成していないのが残念なんだけども、ルブランがこのように「ルパン」を終わらせたのは意味があると思う。

    本書には、巻末に、ルパン第一作「アルセーヌ・ルパンの逮捕」も収録されていて、こちら

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    2013年04月27日
  • ルパン、最後の恋

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    2012年5月に発表された幻の原稿の翻訳版。これまでのルパンのイメージとは少し違って暖かく気持ちになりました。

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    2013年04月20日
  • 怪盗紳士ルパン

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    元々好きなシリーズで、小学生のときに読んで以来。
    有栖川有栖の「密室大図鑑」で紹介されてた「王妃の首飾り」が収録された短編。
    密室トリックもなかなか思いつかないトリックだけど、ストーリーが素敵すぎる。
    ルパンのルーツだね。

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    2013年04月17日
  • ルパン、最後の恋

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    舞台化が決まったので、予習のために読んだ。
    私は良いミステリの読者でもなければ、ルパンに思い入れがあるわけでもなく、読んだ動機も不純なのでアレだけど、単純に「あー、これは舞台でやっても面白いと思うわー」と楽しく読めた。
    冒険活劇で、洒脱で、恋もあって。登場人物も魅力的。
    ジョゼファンとマリ=テレーズの兄妹が特に可愛い。

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    2013年03月13日
  • ルパン、最後の恋

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    怪盗ルパンのシリーズ、著者没後、70年にして公開された最後の作品だと。

    ルパンの硬派なキャラクターと、抜群の頭脳プレイが面白く、善人のために悪人を退治する様が、気持ち良い。恋愛交じりで、すんなり読めました!

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    2013年02月25日
  • 狂人の部屋

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    2008年版このミス7位。
    シリーズ物なのを知らなかったのですが
    特に困ることなく読めました。
    この作家の特徴なのか、
    (事件にはそれ程、関係無く)1人称と3人称が
    混ぜこぜな感じで、途中、読みづらいなぁ、と思ったのですが
    読み進めるにつれて気にならなくなった。

    さて、内容についてですが、サスペンスとオカルトの融合が
    うまいことできているのではないでしょうか。
    他の作品も読んでみたくなったので、星4つ。

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    2012年12月15日
  • ルパン、最後の恋

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    ルパン幻の最終作、いつもの盗みもあれば、恋もあり、家族も出てくるなど、ファンにとってはたまらない作品ですね。よかったー

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    2013年03月21日
  • 怪盗紳士ルパン

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    アルセーヌ・ルパンシリーズの新訳版。

    新訳ということで古臭い表現もなく、読みやすい感じでした。再読だったので改めてルパンってミステリーの古典なんだな、と感じました。

    好きなのは『王妃の首飾り』不可思議な状況で盗まれた首飾りの謎をめぐる話。ルパンが正体を現してからのルパンの迫力が鬼気迫るものがあって印象的です。

    『ハートの7』はわたし(モーリス・ルブラン)とアルセーヌ・ルパンの出会いの話です。
    ルブランの家に侵入しながら、何も盗らなかった強盗の謎が思わぬ展開につながっていき面白かったです。また作者自身が作品の中に出てくるということも、この話を初めて読んだ小学生の時には新鮮で、その意味でも個

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    2011年12月06日
  • 怪盗紳士ルパン

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    世界一有名な怪盗紳士。ちゃんと読んだのは初めてでした。泥棒というより気まぐれな解決屋みたいな感じです。ミステリー要素があり普通に面白い作品でした。

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    2011年09月30日
  • 殺す手紙

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    3/4まで読んで、「なんだ、某有名作品のパクリ」かと思ったのですが、最後のほうで裏切られましたね。あー…。
    最後のオチがよくわからなかったので読み返します。

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    2011年07月06日
  • 怪盗紳士ルパン

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    シャーロックホームズの冒険を読み終わった後にすぐ読んだので、イギリスと、フランスのお国柄の違いがかなりあって面白かったです
    さすがはフランス愛の国
    ホームズなど他の探偵小説では助手に当たる人視点で物語は進んでいきますが、この場合怪盗視線で、ぶっちゃけていてすごい新鮮でした

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    2010年09月19日
  • 狂人の部屋

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    怪奇趣味が横溢している、カーが好きというのが全編通じて感じられる作品。
    殺害現場(遡って、大叔父が死んだ部屋)の絨毯が濡れていた理由については、三者三様の理由が提示されていて、上手い。
    特に第一、第二に関してはかなりスマートで、登場人物が驚いた逆説的な理由とも相俟っておもしろい。
    そして問題の三つ目の理由……読んですぐは頭が理解を拒んだなぁ。
    ここだけ違う作者のトリックみたいだった。
    それしか考えられないとはいえ……いいのか、これで?って印象。
    でも、最後までプロットが練られていて、しっかり読めた。

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    2009年10月04日
  • 虎の首

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    バラバラ死体と密室殺人。このネタだけで中篇ミステリが二作完成する。それをひとつの長編として世に送り出した作者の構成力には素直に感心せざるを得ない。トリックも特に目新しいわけではなく、犯人も推理可能。部分的には平均レベルなのだが、ひとつの作品として見たときの完成度がずば抜けているのだ。パズルのピースがレドンナム村へ集まり、そこで事件が始まり探偵が登場する──よくある事件のアプローチもアルテにかかると吸引力は倍増。繋ぎ目がなくシンプルでスムーズで飽きがこない。お馴染みの怪奇趣味やラストのプチ爆弾(?)など、スパイスの調合も完璧。似て非なるネタのコラボに成功した海外本格の秀作。

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    2009年10月04日