平岡敦のレビュー一覧

  • 赤い霧

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    嫌いではないのですが、バックボーンを
    きちんと把握できていないせいか
    今まで読んだ作品に比べると見劣りしてしまった。
    ただ、ドキドキ感はさすがと言うところ。

    残念だったのは犯人が殺人を起こした動機。
    う~ん、そういう風にしちゃうんだ…と
    ちょっとがっかり。

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    2012年12月15日
  • 怪盗紳士ルパン

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    大西洋を行く客船プロヴァンス号に無線が入った。「貴船にルパンあり。一等船客、金髪、偽名はR…」あの怪盗紳士がこの船に!いったい誰がルパンなのか?船客たちは恐怖と興奮に沸きたつが―世界に知らぬ者なきヒーローが誕生した記念すべき「アルセーヌ・ルパンの逮捕」など、傑作九篇を収録。ルパンの前にルパンなく、ルパンの後にルパンなし。変幻自在、神出鬼没、快刀乱麻の怪盗の活躍を、最新訳で贈る第一弾。 (「BOOK」データベースより)

    ルパン逮捕される
    獄中のアルセーヌ・ルパン
    ルパンの脱獄
    ふしぎな旅行者
    女王の首飾り
    ハートの7
    アンベール夫人の金庫
    黒真珠
    おそかりしシャーロック・ホームズ

    子供の頃以

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    2012年09月27日
  • 殺す手紙

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    読んでいる途中でなんとなくわかってはいたけれど、オチの付け方がなんだかなーーー?! 主な登場人物がだいたいほとんど異性にだらしがない感じで、キャラクター性はとても好みだった。

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    2012年04月27日
  • 殺す手紙

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    なんとも、救いのない後味の悪い小説。残念だ。途中まで、次々と現れる謎にのめり込んだのに。翻訳ものだからだろうか、このタイトルがピンとこない。本来はなんて題だったのだろうか…

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    2011年07月31日
  • 怪盗紳士ルパン

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    何度か読んでいる第一短編集なんだけど、新訳の文体が自分にあっているせいか、一番楽しく読めたと思います。
    これまでの印象は、古くさい上に事件もたいしたことのない印象だったもので。
    実は「アルセーヌ・ルパンの逮捕」から、ちゃんとそれっぽいトリックを使っているのも、今回気づいたことでした。
    この調子でシリーズ全作品を訳して欲しいものなんだけど、ルパンものって翻訳権の問題だかで、翻訳全集作れないんでしたよね?
    残念残念。

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    2011年04月18日
  • 殺す手紙

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    ノンシリーズ。
    親友からの手紙を不審に思いながらもラルフはそれに従って出かけ、奇妙な指示を実行していったところ、ある屋敷のパーティに紛れ込んで死体を発見する。いったい何が起こっているのか…
    珍しく密室ではないし、事件が次から次へと展開していくサスペンス。
    短めだし波瀾万丈なのですぐ読んでしまったが、読み終わってみると逆に浅いという印象が残った。最後の捻りは、アルテならこう来るだろうと思った通り。
    個人的にはツイスト博士シリーズの方が好きかも。

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    2010年12月25日
  • 怪盗紳士ルパン

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    『怪盗紳士ルパン』作:モーリス・ルブラン 訳:平岡敦
    初版発行:050915
    発行所 :早川書房
    登場人物:アルセーヌ・ルパン
         怪盗紳士。
    あらすじ:基本的に短編集ーーーというよりは連作だろうか。
         アルセーヌ・ルパンの大胆不敵なトリックに驚かされる。
         時を重ねても愛されているミステリー傑作をどうぞ!
    目次  :アルセーヌ・ルパンの逮捕
         獄中のアルセーヌ・ルパン
         アルセーヌ・ルパンの脱獄
         謎の旅行者
         王妃の首飾り
         ハートの7
         アンベール夫人の金庫
         黒真珠
         遅かりしシャーロック・ホームズ

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    2010年08月19日
  • 狂人の部屋

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     訳者によるとアルテの最高傑作とのことだけど僕にはそう思えなかった。僕自身の体調があまりよくなかったせいで、数名のメインの登場人物が出てくるけど、作者の視点があちこちに飛んでしまっていて、誰が誰だか区分けするのが難しかったのだ。それにしても、このような偶発的な要素が強い物語はアンフェアな感じがした――そう思ってしまったから作者に敗北したことは、プロローグからはっきりしてしていることだけど。なぜならば、このトリックこそが作者の思惑だったのだから。でもこのようなトリックならば、泡坂妻夫の有名作の方がよくできていると思う。☆☆☆というところ。

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    2010年06月05日
  • 怪盗紳士ルパン

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    1905年に新聞に連載された初期の短編集。
    100年前の小説にしてはお洒落です。
    トリック等は特に感心する事もなく、現在の推理小説で言うとミエミエの話ばかりですが、実に嫌み無く軽妙に話が進みます。
    今回の訳者の力もあるのでしょうが、楽しめました。
    少年向け冒険活劇と言うよりは、大人のスタイリッシュサスペンスと言った所でしょうか。

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    2009年11月09日
  • 赤髯王の呪い

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    「赤髯王の呪い」
    作品中に横溢する怪奇趣味とおどろおどろしい雰囲気と、物語が始まって一回も殺人事件が起こらないのに、いくつもの怪奇的な事件が語られる展開。
    すさまじいまでにカーを意識した作風と作品と言った印象。
    メインに据えられている事件は、一読した感じでは「?」だったのだけど、軽く再読するとけっこう分かりやすい伏線が貼られているのに気づいてびっくり。
    最後まで読んで、初めて納得できる手がかりのように思った。

    「死者は真夜中に踊る」
    「困難は分割せよ」を実践してるなと思った。動機が納得しにくいけど、ミステリと割り切れば面白い。

    「ローレライの呼び声」
    個人的には一番面白かった。

    「コニャ

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    2010年01月16日
  • 怪盗紳士ルパン

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    ルパンはルパン3世に少し似てる(三世のが似せたんだけど)
    でもガニマール(?)よりとっちゃんがいいな。

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    2009年10月04日
  • 水晶の栓

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    オチを忘れてた。ルパンの奇行が久しぶりにうざくなった(笑)
    冒険物ってこうあるべきだよね…面白いなぁ。

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    2009年10月04日
  • 奇岩城

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    フランス王家のくだりは、元々興味がないし
    予備知識も何もないから微妙だったけど、この長文を飽きさせる事なく読ませるってすごいよな…。
    最後が超好き。

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    2009年10月04日
  • カリオストロ伯爵夫人

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    昔読んでなかった話。若き日のラウール。
    最高に面白かったし、いかにもアルセーヌ・ルパンの原点という感じ。ここから更に自信過剰で恋多き男になっていくのだなと思うと面白い(笑)

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    2009年10月04日
  • 狂人の部屋

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    ジョン・ディクスン・カーを連想させる作家。全編を縁取る怪奇趣味、謎解きへのプロセス、さらにはキャラの雰囲気から読みやすさまで、“カー色”に溢れているが、決して猿真似というわけではない。むしろ、作品全体の統一感という点では本家に勝るのではなかろうか。これだけガチガチの本格で勝負されると、読むほうも無意味に身構えそうになるのだが、その辺を軽妙な筆致でうまく逸らしてくれるため、ラストまでいいテンポを持続したまま読み終えることができた。難を言えば、事件そのものが少し小ぶりの割りに、それ以上の展開を書こうとして無駄なシーンが目立つことだろうか。トリックは平均レベルだが、舞台設定や構成が巧みなので、それ以

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    2009年10月04日
  • 怪盗紳士ルパン

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    今現在も絶大な人気を誇る怪盗ルパン、そんな彼のデビュー作がこの本です。
    現在も様々な作品に彼や彼のキャラクターを引き継いだ人物が登場していますし(有名どころだとルパン三世はアルセーヌ・ルパンの孫の設定だし、コナンの怪盗キッドはルパンのキャラにかぶっていますよね)、子供向けの本で読んだ方も多いと思います。

    大人向けのルパンを読むまでに持っていたニヒルで人々をあざ笑いながら軽々と宝物を盗んでいくイメージはいい意味で裏切られますね。
    好きな女性に自分がルパンだとばれて嫌われはしないかとおびえたり、数年後に事もあろうに泥棒の現場で再会した彼女に見つめられるだけで莫大なお宝をあきらめたり。
    はたまた、

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    2009年10月04日