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父親のルルヌ大公が突然自殺し、一人娘のコラは悲しみに沈んでいた。そんなコラを助けるのは、大公から後見を託された4人の男たち。大公は遺書の中で、じつはこの4人の中に正体を隠したアルセーヌ・ルパンがいる。ルパンは信頼に足る人物なので、それが誰かを見つけ出して頼りにするようにと記していた。やがて思いがけない事実が明らかになる。大公はコラの本当の父親ではなく、コラの母親がイギリスのハリントン卿との間にもうけた子だったのだ。高貴な血をひくコラは、にわかに国際的陰謀に巻き込まれ、そんなコラを救うべく、ルパンは動きだすが……永遠のヒーロー、ルパンと姿なき敵との死闘が幕を開ける! アルセーヌ・ルパン・シリーズの第1作「アルセーヌ・ルパンの逮捕〔初出版〕」も収録。従来の邦訳は、フランスで雑誌に初掲載後ルブランが加筆した単行本収録バージョンでしたが、ここでは雑誌掲載時そのままのテキストを採用。正真正銘の初登場版は、本邦単行本初収録となります。
...続きを読むPosted by ブクログ 2013年05月29日
著者ルブラン没後70年に発表された「アルセーヌ・ルパン シリーズ」の幻の作品。そして題名の通り、最後の話しとなるようです。
小学生の頃児童文学書となっている「ルパン シリーズ」は、当時はアニメの影響で図書室でも人気でした。大人になって読むルパンはもっと深い人物な気がします。恋愛に重点をおかれている...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年03月13日
た ま ら な い !
最後の章を読むまでは、まぁ面白いミステリくらいな感覚だったんだけど、も、最後のルパンのフレーズのせいで、すべてのここまでの物事が、一気に色づいてと言うか。
あー!冒険活劇はこうでなきゃ!みたいな。ルパンは40歳くらいのオッサンになってますけどね。
正に紳士!で、また、コラ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年01月15日
いつ読んでも、ルパンはルパンで、大金を学校事業に投じたり、公共事業に投じたり・・・四十路にして紳士で素敵。
イギリスの諜報機関との戦いもなんとなくユーモアを忘れないところもルパンたる所以で微笑ましい。
確かに、未発表になってしまったというだけあって、多少練り足りないところもあるかもしれないが、それで...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年12月03日
アルセーヌ・ルパンシリーズは小学生の頃に読んだが、思い出せるタイトルが『奇岩城』『813の謎』『ルパン対ホームズ』くらいだからさほど読んでなかったかもしれない。それも児童向けに編集されたものだったので、原作に近い形で読むのは初めてかも。ルパン三世のイメージが強すぎて、本家ルパンのあまりに紳士的な人物...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年04月27日
作者モーリス・ルブランが亡くなられてから70年を経て世に出た、ルパンシリーズ最終作「ルパン、最期の恋」。
楽しめた!
ルパンの冷静で、強く、抜け目が無く、そして魅力的な姿が描かれている。
冒頭で、ルパンの祖先が手に入れた一冊の本から話が展開するなんてのも、感激!
そして、愛に生きるルパン
大き...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年03月13日
舞台化が決まったので、予習のために読んだ。
私は良いミステリの読者でもなければ、ルパンに思い入れがあるわけでもなく、読んだ動機も不純なのでアレだけど、単純に「あー、これは舞台でやっても面白いと思うわー」と楽しく読めた。
冒険活劇で、洒脱で、恋もあって。登場人物も魅力的。
ジョゼファンとマリ=テレーズ...続きを読む
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