平岡敦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
フランスの作家さんは初めて。
登場人物が「マルティーヌ」「ファレイーヌ」「アスティーヌ」と「イーヌ」だらけで、どの「イーヌ」なのか混乱する。
登場人物を何度も見返して確認するから全然前に進まない…。
海外ミステリーが苦手なので、今までもほとんど読んでこなかった。
でもフランスのクローズドサークルってどんな感じなんだろうと興味が湧いて、チャレンジしてみようと思った。
叙述トリックで騙されるということだけは知っていたのでドキドキしていたけど、最後まで読んで、自分は全く騙されていなかったことに気が付き呆然となる…。
トリック部分は「え!?ずっとそうだと思ってたけど…(・o・;)」と逆に驚いた。
「やられた!騙されたー」となりたかったので、楽しむことができず落ち込んだ。
章立てが短くて物語に入り込みにくいので、自分の好きなタイプのミステリーではなかった。
やっぱり海外ミステリーは苦手みたいだ。 -
Posted by ブクログ
フランスのミステリ作家・ビュッシがクリスティの『そして誰もいなくなった』の向こうを張った意欲作。
ベストセラー作家ピエール=イヴの創作教室に参加するため、南の島ヒバオアへ集った5人の女性たちが一人ずつ消えていく。膨大な応募者の中から選考の結果選ばれただけの彼女たちがなぜ? 一癖も二癖もありそうな参加者たち、島の至る所に設置された石像…ミステリファンならば「二ヒヒ」と笑いたくなる舞台装置の数々。そして、語りの魔術師とも称されるビュッシがここぞとばかりに本領発揮をしている。翻訳は相当苦労したのではないかと想像される。
軽いポップなミステリをご用向きな場合には避けた方がいいかも。何が何だかわからないうちに「どういうこと?」で終わりそうな気がする。翻訳ミステリをどっぷり楽しみたいならば、手にとって損はない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ・あらすじ
南国のフランス領 マルケサス諸島にあるヒボオア島が舞台。
作家志望者の女性5名はフランスの有名小説家であるピエール=イヴ・フランソワ(PYF)が開催する創作セミナーに参加することになった。
「4日間のセミナー中何が起ころうと書き続けろ、全てを書き残せ」というPYFからの課題を忠実に実行する5名の女性たち。
そんな中過去にパリで起こった連続殺人との関わりが浮上し、またPYFは失踪してしまった。
大多数の応募の中から選ばれた5人の女性たちの思惑は?
・構成
一人称視点で書かれた5名それぞれの小説とその合間に参加者以外(外部)の人間の視点が差し込まれている。
・感想
叙述ミステリーということは把握していたし、序盤のくどいほどの注意喚起、また「そして誰もいなくなった」という作品名が頻繁に出てくるから穿って読んでた…のにやっぱり騙された。
参加者5名の日記の合間にヤン(同行者、ある参加者の夫)とマイマ(同行者、ある参加者の娘)の日記なども入ることで物語の流れが分断され、違和感ありつつもこのトリックに気づきにくくさせててこれが超絶技巧かーーと思った。
個人的にはタトゥー彫師のこの土地の歩んできた歴史と軽率に消費される伝統、文化について語るシーンがとても興味深かった。
あとラストのヤンのロマンスはあまり必要なかったように思ったかな…。 -
Posted by ブクログ
ネタバレルパンが20歳の頃の恋と犯罪の物語。
男爵令嬢でピュアなクラリスを手に入れた途端、峰不二子ちゃんのモデルのような魅惑的な大人の悪女「カリオストロ伯爵夫人」にのめり込む「ラウール・ダンドレジー」こと血気盛んな若きルパン。
本作のルパンは若いから「俺さま気質」が鼻につくレベルで、このルパンのキャラクターが好きになれないと冒険譚も彼の都合の良い自慢話にしか感じられないかも。
クラリスもカリオストロ伯爵夫人ことジョゼフィーヌ・バルサモも男性目線からの都合の良い女だものね。
しかし、ルパンの最初の奥さんがクラリスで、クラリスとの間の息子が生まれて早々にカリオストロ伯爵夫人に誘拐されていた設定だったことを知れたのは良かったです。
他の作品を楽しむ知識を得ることができました。
実際のところ、クラリスよりもカリオストロ伯爵夫人のほうがルパンとお似合いだったけれどね。
年上の絶世の美女、凄みのある才色兼備な女詐欺師が事実上の妻のほうがルパンの格は上がると思うけどなぁ…。 -
Posted by ブクログ
出版社が主催する南の島での人気作家との創作アトリエ参加当選者5名は違うタイプの美人揃い。しかし、皆、何かを隠している気配がある。パリ主任警部のファレイーヌだけが夫婦で訪れ、マリ=アンブルは娘連れ。作家、参加者五名、随伴2名、宿泊所オーナー、その娘二人。あとは庭師とタトゥー彫師が登場人物。まず作家が行方不明に。そして一人ずつ殺されていき、残った人たちは疑心暗鬼に。警察も呼んですぐ来る環境ではない。生き残るのは誰?真犯人は?作家は生きているのか?ファレイーヌが追っていた事件の犯人はこの殺人と関係あるのか?
この本、私はすごく相性悪かったです。読んでいて語り手がすぐわからなくなり、そこで寝落ち…。また読み始めてまた、あれ?これは誰?と寝落ち。ああ、もう海外ミステリー読むの止めようかな。
最後スッキリ終わるのが救いでした。
作家が当選者に迫ったりするのと殺人シーンありで、中学校以上。
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Posted by ブクログ
「密室」で起こる事件、どれほど多くの探偵や刑事達が数知れないほどの物語の中で、その解明に挑戦しているか……。
「黄色い部屋の謎」は、そんな「密室」ミステリーの古典中の古典。
作者は「オペラ座の怪人」の原作者として有名なガストン・ルルー。
巻末の「訳者覚書」にもあるように、日本で発表されるやいなや江戸川乱歩が本作を絶賛している。
海外の「古典」と称される「名作」は、日本語への新訳がなされるたびに、新たなファンが生まれ、いく世代にも渡りファンに読み継がれるのも楽しみの一つ。
また、どんなミステリー作家がどんな「密室」をうみ、どんな解決で物語るのか……読者の楽しみは尽きない。
それだけでも、この作品が世に出た価値は唯一無二。
ありがとう!