平岡敦のレビュー一覧

  • ルパン、最後の恋

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    子供の頃に読んだ懐かしさをかんじなから、読み終えた。
    キャラクターの名前が覚えられなくてなかなか話が頭に入ってこなかった。
    早川ポケットミステリーの装丁はgoodでした!

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    2022年06月20日
  • 赤い霧

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    ネタバレ

    前半と後半の繋ぎが無理やりに感じられた。
    別々の本にした方がよかった。
    前半の雰囲気は好きだった。
    語り部の正体については予想してなかった人物だったので、新鮮な驚きをもって次に読み進める事ができた。
    犯人(1人目)が殺戮に至る経緯や心の動きは、この枚数では表現できておらず、不自然さしか感じなかった。
    被害者が即あんな犯罪を犯す人格に変貌する訳ないじゃん、としか思えない。
    また、この本の主役といえる犯人の方は、経歴などで途中から分かっていたが、そのサイコな心理を追う物語にするのか、パズラーの要素を追求するのか、どちらかに振った方が良かったのではないか。どちらも中途半端になってしまった印象しかない

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    2022年05月22日
  • 虎の首

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    ポール・アルテのツイスト博士シリーズは好きで何冊か読んできたが、この作品だけは後味が悪く、好きになれなかった。
    不可能犯罪や全体の雰囲気は悪くないが、ページ数の割にいろいろと詰め込みすぎで、其々に対する印象が薄まってしまったことと、最後の彼のやり方に対する疑問と違和感でモヤモヤしてしまう。

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    2022年05月12日
  • 殺人七不思議

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    世界の七不思議に見立てた連続殺人。殺人予告を警察に送りつけては不可能犯罪を実行していく犯人の狙いとは‥
    序盤はワクワクしたが思ったよりこじんまりした展開で、解決編もあっさりしていた。トリックというか真相もかなり危なっかしいもの、無理だろと思うものもあり。しかしこの強引さこそアルテという気はする。犯人の心情ももう少し丁寧に描いてくれるとよかったが、読んでいる間は楽しめた。

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    2022年05月06日
  • 金時計

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    1911年と1991年の物語が交互に語られていき、金時計、磔刑像、『黄衣の王』などどちらにも登場する小道具が謎を呼ぶ異色ミステリ。
    クラシックな密室殺人とサイコサスペンスっぽい過去への探求物語はそれぞれ魅力的だが、結び付ける必要はあったのかなという気はする。(2つのパートの結びつきについては、解説を読んではじめて気づいた。)
    しかし子供の頃に見た映画を探すための精神分析から怒涛のようにラストに続く流れはワクワクした。やはりアルテは面白い。

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    2022年04月24日
  • われらが痛みの鏡 下

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    戦争って・・・
    もっと者がない事かと思ってたのに
    あるところにはあるのねえ

    それでもやっぱり
    タイトルには・・・

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    2022年03月22日
  • 死まで139歩

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    ツイスト博士シリーズ。
    暗号のような言葉を残して消えた女、毎日手紙を運ぶ怪しげな仕事に雇われた男、施錠と五年分の埃という密室の中に忽然と出現した死体・・不可解な出来事がツイスト博士によって一つに結びついてゆく。
    序盤のサスペンスは古典的で大変ワクワクしたが、真相がわかって実際やっている様子を想像すると少々無理があるような。しかし本格ミステリっぽさ全開の楽しい話だった。

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    2022年03月16日
  • 死まで139歩

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    ネタバレ

    読んでいる最中に浮かんだいくつもの?に
    解説で法月倫太郎先生が鮮やかに回答をくださり、すっきりした。

    わたしが大好きな殊能将之氏が、いかにポール・アルテが好きだったかという件はとても読み応えがあってよかった。

    フレンチミステリはやはり奇妙な味がする。

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    2022年02月09日
  • 混沌の王

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    しょっぱなの主人公の行動からして謎でね、フラグたてて、見事に人死んじゃうし。
    知らん女性の美醜についてとやかく言うアキレスにはデコピンしたい。
    なんだかんだでこの人の作品、好きなんじゃ。

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    2022年02月06日
  • 殺人七不思議

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    ネタバレ

    4件目の被害者の死に方というか死に至った原因の癖が強すぎて、思わず声が出ました。〝クセ〟というか、〝へき〟だなと。
    七不思議やわ〜。
    これ、ネタバレになるのかしら。

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    2022年02月06日
  • 第四の扉

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    ポール・アルテという作家の推理小説を次々読んで感じるのは、導入部の面白さと謎解きの物足りなさだ。「第四の扉」でも、おどろおどろしい導入ストーリーはとても面白く、ぐんぐん読めてしまう。しかし謎解きとなると・・・果たしてこれは本格推理と呼ぶべきなのか?

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    2021年12月22日
  • 世界ショートセレクション1 ルブラン ショートセレクション 怪盗ルパン 謎の旅行者

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    フランスの作家、モーリス・ルブランが産み出した傑作、「怪盗紳士アルセーヌ・ルパン」シリーズから、ルパンがルパンを追うという、摩訶不思議かつ巧妙な設定にひきこまれる表題作はじめ四つの短編を選び、新訳で紹介する。

    早川文庫からシリーズ全巻新訳が出ないかな~と首を長くして待っているのですが、売れ行きが厳しいのか頓挫していて寂しい。なぜか短編集が理論社から出るという謎。平岡先生の新訳は非常に読みやすくて好きなので迷わず購入しましたが、どうせなら文庫で出してほしかった気もする。内容はどれもわくわくする素晴らしい作品です。特に「赤い絹のスカーフ」はルパンの推理が冴える名作。しかしこうして振り返るとルパン

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    2021年09月18日
  • われらが痛みの鏡 下

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    三部作、終了。
    様々な人間模様が楽しめた。

    最終的に登場人物が同じ場所に行きついて、「集結した!」と声を出してしまいました。

    デジレ気になる。
    詐欺師でも、人を救えるらしい。今までの罪滅ぼし?とも思ったけど、違ってた…デジレだけで、1冊書いてほしい。

    ジュールさんも素敵。パリに戻った翌日にはお店を開けるとか、本当に素敵!

    それにしても、私はこの戦禍をくぐりぬける自信はない…もちろん、ご先祖様たちはくぐり抜けてきたわけだけど。

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    2021年09月10日
  • われらが痛みの鏡 上

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    昔、親戚がフランスの方と結婚し、その義理のお母さまが、ドイツはフランスをぐちゃぐちゃにし、大切なピアノも壊された。一生、許さない。
    と言っていた話を思い出しました。
    ちょうど、この頃なんだなぁ…

    下巻へ

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    2021年08月31日
  • 水晶の栓

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    アニメの「怪盗ルパン」のイメージが強い分、小説のルパンは数度の窮地をどのように乗り越えるのか興味津々となり、一気に読み終えたくなる。それは変装し現場に赴くと相手は既にルパンの正体を知って逆手に取りルパンを窮地に追い込む。最後の最後まで騙す、騙されるを繰り返すが危機一髪で事件を解決する。ルパンの難題を乗り切る知恵は現代でも参考になる。
    現代、世の中を金を使い権力を手にしている輩がいる。が、金で得たものはやはり金でしか解決しないのだ。人は常に「情」を持って従うのを忘れている。

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    2021年08月17日
  • 黄色い部屋の謎【平岡敦訳】

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    1907年の作品で密室ミステリの名作と評判の一冊。
    緻密に練り込まれたトリック、物語の構成力、そしてキャラクターの色の濃さ、
    どれをとっても時代を超えてワクワクとさせてくれる一冊でした。
    その頃の推理小説がどのようなものだったのかを知らないが、あっと驚かせたのは間違いないだろう。
    情報自体は全てが揃っている訳ではないものの、犯人を理論的に導き出す為の事柄は出揃っていたので、
    謎解きを楽しめるようになっている作り。
    古典ミステリといえど、素晴らしい作品はいつまでも素晴らしい。
    ミステリの歴史をどんどん散策したい。

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    2021年08月15日
  • われらが痛みの鏡 下

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    ピエール・ルメートル『われらが痛みの鏡 下』ハヤカワ文庫。

    3部作の完結編の下巻。戦火の中で運命に翻弄されながら、歴史の1ページを刻んだ登場人物たち。ミステリーの要素は希薄で、歴史大河小説のような趣の作品だった。はっきりとしたテーマや結末は見当たらず、読み終えても満足感は得られなかった。

    密林では評価が高いようだが、レビューは無いという不可思議。ステルス・マーケティングなのだろう。

    レストラン店主のジュールと共に戦火を逃れ、兄のラウールを捜すためにルイーズはパリを後にする。ラウールはガブリエルと共に捕らえられていた軍から脱走する。そして、終盤にルイーズはラウールと会うのだが……

    本体価

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    2021年08月11日
  • われらが痛みの鏡 上

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    ピエール・ルメートル『われらが痛みの鏡 上』ハヤカワ文庫。

    『天国でまた会おう』『炎の色』に続く3部作の完結編。前2作とは間接的には関連するが、全く独立した物語である。

    ミステリーなのか、歴史小説なのか、どういう展開になるのか全く読めない展開の作品。一応、乗り掛かった船ということで完結編も読むことにしたが、期待はしていない。

    ドイツが進行し、戦火が迫る1940年のパリが舞台。『天国でまた会おう』に登場した戦争で顔を半分失ったエドゥアール・ペリクールが身を寄せた下宿先の娘、ルイーズ・ベルモンの数奇な運命とフランス軍の兵士、ガブリエル、ラウール・ランドラードの物語、天才的な詐欺師デジレの物語

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    2021年08月11日
  • われらが痛みの鏡 下

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    上巻までは全く関係なく描かれていた4人(組)が集結する下巻は俄然面白くなりました。前2作は実際の出来事をモデルにしていたとのことですが、本作はどれくらい事実が元になっているんでしょうか。それにしても戦争は悲惨ですね。

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    2021年08月08日
  • 天国でまた会おう 下

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     惨めな生活を送るアルベールとエドゥアールは、戦死者記念墓碑詐欺を実行する。一方でプラデルは、戦死者埋葬事業で数々の契約違反を行い運に見放されつつあった。

     戦争で大きく運命を変えさせられた若者二人と私利私欲のプラデル、息子の死に後悔で苛まれるマルセルがそれぞれが戦死者追悼事業に関わり、人生奪還・金儲け・息子への愛慕の気持ちが向かう結末は悲しいものだ。

     本作は、2013年にフランスの文学賞''ゴンクール賞''を受賞し2017年には映画化もされました。

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    2021年07月23日