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Posted by ブクログ 2023年03月24日
ピエール・ルメートルの壮大でかつ人間味あふれた歴史群像劇。
20世紀の二つの戦争に翻弄されたフランスの人たちの三部作、完結編。
上巻からひきつづき「ルイーズの物語」「ガブリエルとラウールの物語」「デジレ・ミゴーの物語」が進む中、新たに「フェルナンの物語」が加わって、下巻は4本同時に進行していく。
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Posted by ブクログ 2021年10月26日
今年はピエール・ルメートルの作品が二作立て続けに読めた年。しかも先に読んだ『僕が死んだあの森』の後は、ルメートルはミステリーをやめたという話もあるくらいだから、今後は本書のようにハヤカワ・ミステリで出版されてはいるものの、冒険小説に近い普通小説の枠で書いてゆくのだろうか?
本書は第一次と第二次世...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月05日
19世紀から始まった三部作は、1940年独が仏に侵攻した時間の苦しい時間が最も重きを置いたイメージの群像絵巻で幕を閉じた。
表題「われらが痛みの鏡」は下巻160㌻に描かれているパリ市民が難民となって逃げ伸びる人々のあり様からとったとある。
仏が独に宣戦布告したとは言うものの、「まやかしの戦争」とで...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年09月10日
三部作、終了。
様々な人間模様が楽しめた。
最終的に登場人物が同じ場所に行きついて、「集結した!」と声を出してしまいました。
デジレ気になる。
詐欺師でも、人を救えるらしい。今までの罪滅ぼし?とも思ったけど、違ってた…デジレだけで、1冊書いてほしい。
ジュールさんも素敵。パリに戻った翌日にはお...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年08月25日
下巻は一気に読みました。
フランスの南に位置するベロー礼拝堂で、今まで別々の行動をしていた主要な人達がたどり着くあたりでは鳥肌が立ちました。登場人物達のプライバシーを守るために読者である我々もその場を離れるくだりは、なんとも言えない余韻を得られます。作者に感謝したくなりました。
とても印象に残る作品...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年08月23日
(上巻より)
レストランのシェフと車で逃げる途中で銃撃され、
シェフを残し見知らぬ赤ん坊三人と逃げだしたときには、
いったいどうなるのかと思ったが、
避難所となっていた教会にたどりつき、
無事だった時には安心した。
軍隊でずる賢く立ち回っていた部下の男がエレーヌの兄で、
出生の秘密を知ったとたん...続きを読む
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