長野まゆみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
やっぱりいいですね、河出文庫の文藝collectionの長野さん。長野さんの作品はどれも素敵ですが、このシリーズは特に素敵。
ただ、少し私には素敵すぎる作品だった気が…。雪花草子を読んだすぐ後だったので、その差かもしれません。次はもう少しアクの強い作品が読みたいな。でもよかったです。
これはまさに宮沢賢治なオーラの作品。紺野先生がセロ弾きのゴーシュの主人公と重なります。なんとなく不思議で素敵な世界とこの現実の仲介人。長野さんのこういう感じの作品には必ずこんな役割の人物が登場しますが、その人物のかき方がうまいです。とても素直な人物なのになぜかわざとらしくなく…。長野さんの技ですね。
一つ一 -
Posted by ブクログ
長野まゆみさんを読んだことがなくて、
中村明日美子さんみたいな少年愛を求めている人におすすめしたい本。
独特の雰囲気がありますが、それが大丈夫なようでしたら本当に非常におすすめします。文体にくせがあるので、苦手な人は苦手かと思います。
それになにより少年愛をズバズバ書いてますからね!!!!
彼女の作品は何の疑問もなく、みんなホモですからね!!!!!
この中に収録されている、「栗樹―カスタネチア―」が、
…驚かないでくださいね。
現代文模試の……小説読解に選ばれていたのですよ……
なにを…考えているんだ……ベネッセ…
そんなにガッツリとした部分ではなかったのですが、いやしかし、いやしかし -
Posted by ブクログ
従姉弟同士のかけがえのない、優しくて切ない時間にうっとりしました。
原爆がテーマとのことで最初は敬遠していたのですが、勧められ読みました。結果、読んで良かったと思います。
最初は原爆ではお馴染みの「ピカドン」で終わりだろうと高をくくっていのですが、原爆に関する記述はなくそれ以前の戦争中ながら優しさと慈しみにあふれた日常で始まり終わります。
原爆以前の日常を知らない世代にとっては、驚きなのではないでしょうか。学校では凄惨な戦場風景や戦争後しか教えてはくれないので、まさしく珠玉であり名作。
そう表現するにふさわしいかと。
この一冊に出会えたことが幸せです。
もっと考えが成熟してから読み直してみると