長野まゆみのレビュー一覧

  • 夏帽子

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    やっぱりいいですね、河出文庫の文藝collectionの長野さん。長野さんの作品はどれも素敵ですが、このシリーズは特に素敵。

    ただ、少し私には素敵すぎる作品だった気が…。雪花草子を読んだすぐ後だったので、その差かもしれません。次はもう少しアクの強い作品が読みたいな。でもよかったです。

    これはまさに宮沢賢治なオーラの作品。紺野先生がセロ弾きのゴーシュの主人公と重なります。なんとなく不思議で素敵な世界とこの現実の仲介人。長野さんのこういう感じの作品には必ずこんな役割の人物が登場しますが、その人物のかき方がうまいです。とても素直な人物なのになぜかわざとらしくなく…。長野さんの技ですね。

    一つ一

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    2012年12月02日
  • 賢治先生

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    ストーリーを楽しむんじゃなく、描写にうっとりする作品という感じ。
    広い行間ともともと茶色みがかっている(これは気のせいかな…?)紙が味があっていいです。

    あとがきで作者が言っていた通り、自分の中の「銀河鉄道の夜」のジョバンニとカムパネルラのイメージで読むと、なんだか違和感が。登場人物は、彼らとは別人であるジョヴァンナとカムパネッラであると思って読んだほうがいいかも。

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    2013年07月18日
  • 野ばら

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    著者の作品を読むのはこれがはじめてで、いまいち世界観に浸れなかったのが残念。けれど甘やかで美しい描写が読んでいてとても心地がよかった。
    解説で使われていた夢の言語という言葉に妙に納得。
    とても不思議な物語で、こちらまで夢を見ているような錯覚を起こさせられるお話でした。

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    2012年11月30日
  • 猫道楽

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    長野まゆみ氏の文体が好き。
    猫好きなのでタイトルに惹かれて読みました。
    同氏の作品には男性同士の恋愛が当たり前のように描かれているものが多い
    私はそういう物を好まない性質だけれど、氏が書くものはソフトで、あからさまというよりは
    淡い感じだったので気にならずに読めていたが、今作はもうそれ一色!!

    なんとか読めました。

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    2012年11月20日
  • 夏至南風

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    長野まゆみらしさ、が感じられる小説でした。
    文章があいかわらず美しく、静かに流れて行く物語には魅力がありました。世界観も好きです。
    長野まゆみさんの書かれる美少年は、単純に美しく清らかで儚いというのではなく、むしろしたたかで艶やかでたくましく、とても魅力がありますね。
    むしろそこに刹那的な儚さを感じるというか

    すごくよかったのですが、最後が…というか物語が、けっきょくちんぷんかんぷんでした…
    難易度高い…

    長野まゆみさんの小説はファンタジー作品よりも、現代物の方がリアリティとみずみずしさがあって好きかもなぁ。

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    2012年11月11日
  • 新装版 夜啼く鳥は夢を見た

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    登場人物の名前が鳥だったもので鳥好きのわたしはホイホイと釣られました。不覚であります。内容は幻想をつっきる感じ。水蜜桃って・・・エロいですよね・・・←

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    2012年11月08日
  • 野川

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    久々に長野さん読みました。
    そうか、課題図書やったのか。そのせいなのか、メッセージ性が強くて、長野さんの文章じゃなかったら好きじゃなかったやろうなと思ってしまった。(それでも、中盤の父との場面では泣きそうに!!)
    河井先生は先生像としては理想に近かった。それだけに、ちょっとふやけてしまった感じ。文章になっとるのを見ると、ちょっと安っぽく感じてしまった。
    そうか、課題図書か…。(?)
    河井のことばの情景は美しいけれども、再現するためのことばが無ければ意味がない。わたしの中にある意識を言語化できる人になりたいなあ。

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    2012年10月30日
  • 野川

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    長野まゆみ氏。

    久しぶりに読んだなー。

    こんな作品も書くんだなーってちょっとびっくり。

    お父さん頑張って欲しいわー。

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    2012年10月21日
  • 猫道楽

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    ハードすぎてじっくりは読めませんでした。正直、BLシーンはなかなかきつかった。

    普通の本屋さんにもこれくらいなら普通に置いてあるんですね・・・。びっくりされる方いらっしゃらないんでしょうか。

    もっともっとソフト(匂い系程度)だったら好きだったかもしれません。でも美しい日本語というより、官能小説用語のようなものを使っているだけに感じました。あと、「ぢゃあ」っていうのがギャルみたいでやたら気になりました。

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    2012年10月20日
  • 猫道楽

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     兄弟っていうから2人かと思いきや。
     話の結末は可愛らしくてよかったなあ。

     どのお話も割とすっきりしてて好きでした。

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    2012年10月08日
  • 天体議会 プラネット・ブルー

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    星とか、鉱石とか。宝石箱みたいなファンタジー。
    イメージが湧かないと少々苦しい。わたしには眩しすぎたかな…
    天体議会の召集方法がアナログでかわいらしい。飴の交換はこっちが照れてしまうようないじらしさ。
    万華鏡のくだりがロマンチックでとても好きです。なにが見えるんだろう。

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    2012年09月30日
  • 鳩の栖

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    長野まゆみさんを読んだことがなくて、
    中村明日美子さんみたいな少年愛を求めている人におすすめしたい本。
    独特の雰囲気がありますが、それが大丈夫なようでしたら本当に非常におすすめします。文体にくせがあるので、苦手な人は苦手かと思います。
    それになにより少年愛をズバズバ書いてますからね!!!!
    彼女の作品は何の疑問もなく、みんなホモですからね!!!!!


    この中に収録されている、「栗樹―カスタネチア―」が、
    …驚かないでくださいね。
    現代文模試の……小説読解に選ばれていたのですよ……

    なにを…考えているんだ……ベネッセ…

    そんなにガッツリとした部分ではなかったのですが、いやしかし、いやしかし

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    2012年09月18日
  • お菓子手帖

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    お菓子にまつわるエッセイ集。
    1959年から始まります。

    流石に馴染みのない時代なのだけど、
    1966年の『デパートのお菓子』あたりから、なぜか知っている光景で、鼻の奥がツンとしたりしなかったり・・・

    後半では、あの『少年アリス』の裏話や、(宮澤)『賢治とお菓子』の章もあり、好きな人にはたまらない本だと思います。

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    2012年09月17日
  • よろづ春夏冬中

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    「空耳」「待ちきれない」をお気に入りに挙げていらっしゃる方がちらほら。私もそのひとり。長野さんの文章には美術品のような安定と脆さがある。ほろほろと崩れあらわになる少年たち。その感情がひとときの好奇心なのかわからない、そんな半熟の時期を見きわめている作家さんなのだ。ショートケーキと植物の描写が印象的だった。

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    2012年09月14日
  • 千年王子

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    146ページまでしか読んでない…期限が…
    とにかく隠語に笑った。リフト・オフとか。マシンとか。SFっぽくてむずかしい言葉多かったりするけど、想像はしやすい。
    お話自体は…うーんあんまり好みじゃなかったかなー何年もの時を超えて再会、みたいな話自体あんまり好きじゃないし。

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    2012年09月12日
  • 左近の桜

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    長野さんは本格的にこっちのほうに移行したのかしら。
    なんていえばいいのか、いわゆるBLなんだけれど。あからさまな場面を描かないBLというか。
    ただ、描こうとしている精神は、やっぱり「長野ワールド」なんだろうなぁとは思う。
    良い意味でどこか現実感のない、作中のモチーフとしても使われている蛤の蜃気楼のような、お伽噺のような空気感。

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    2012年09月11日
  • 鳩の栖

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    思春期の揺らぎのある透明な静かさを掬ったような短編集。
    時代は大正あたりのイメージでしょうか。言葉遣いはやや文学調ですが、癖がなくさらっと読めます。

    表題作の「鳩の栖」が好きでした。
    淡々と描く静かさが素敵な作品。

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    2012年09月10日
  • 白昼堂々(凜一シリーズ)

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    男好きの男がたくさん登場するので好みは分かれますよね。凛一のしたたかさがなんか好きになれなかった。4部作の1作目らしいけど多分続きは読まないかな。

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    2012年09月02日
  • 八月六日上々天氣

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    従姉弟同士のかけがえのない、優しくて切ない時間にうっとりしました。
    原爆がテーマとのことで最初は敬遠していたのですが、勧められ読みました。結果、読んで良かったと思います。
    最初は原爆ではお馴染みの「ピカドン」で終わりだろうと高をくくっていのですが、原爆に関する記述はなくそれ以前の戦争中ながら優しさと慈しみにあふれた日常で始まり終わります。
    原爆以前の日常を知らない世代にとっては、驚きなのではないでしょうか。学校では凄惨な戦場風景や戦争後しか教えてはくれないので、まさしく珠玉であり名作。
    そう表現するにふさわしいかと。
    この一冊に出会えたことが幸せです。
    もっと考えが成熟してから読み直してみると

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    2012年10月06日
  • 新装版 夜啼く鳥は夢を見た

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    透明感のある少年たちによる一夏の物語り。
    すべてが語られることはなく、結局謎は謎のままだからこそこの物語りは珠玉と呼ばれるにふさわしいです。
    ストーリーとだけでなく、イラストも長野まゆみ先生が手がけています。淡い色合いでまとめられ物語りとマッチしていました。
    贅沢を言うならばイラストはすべてカラーで載せて欲しかった。

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    2012年10月06日