【感想・ネタバレ】新装版 夜啼く鳥は夢を見たのレビュー

あらすじ

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瑠璃色の夜にゆらぐ少年たちの心を描いた初期傑作。カラーイラスト入りオリジナル単行本が新たな装いで待望の復刻。

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Posted by ブクログ

お話は勿論のこと、表紙の絵から挿し絵まで全て長野まゆみさんが手掛けられています。

鳩山郁子さんの挿し絵が好きで長野さんの作品を購入する、と言うこともあるのですが、これはこれで素敵。ある意味完成されているので。
鳩山さんとはまた微妙に違う雰囲気を持つ、品の良いイラストに思わずうっとりしてしまいます。

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2012年05月11日

Posted by ブクログ

夜啼く鳥は夢を見た
夏のひるまの 仄白い沼
御影の花さく 水の面で
寂しい鳥は 少年に逢う
静かに光る 沼の淵
月、煌々と 降りそゝぐ
夜啼く鳥は 瑠璃のいろ
いつかの夜にふと消えた


復刻版。投票した甲斐があった…。実は数年前に古本の個人取り引きで手に入れてたけれど。

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2012年05月13日

Posted by ブクログ

少年は夢見るように微笑みながら沼の中へと消えた……従兄の草一を訪ねた紅於と頬白鳥の兄弟。彼らの瑠璃色の愛を描いた初期傑作!

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2018年07月05日

Posted by ブクログ

紅於、頬白鳥兄弟と、従兄弟の草一。三人の少年と沼をめぐる不思議な物語。初期の作品らしく、BL要素はないけれど、なんとも不思議な世界観に包まれている。
沼、水蓮、水蜜、水笛…水をキーワードに、その温度や質感までもが、美しい文章で綴られる。ちょっと恐いけれど幻想的な感じの終わり方が好き。

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2014年04月23日

Posted by ブクログ

蓮の咲く沼の近くの別荘地にやってきた兄弟と従兄、3人だけの登場人物。
紅於(べにお)は体の弱い弟・頬白鳥(ほおじろ)を連れて祖母の家を訪ねる。

少年たちが沼でボートに乗ったり散歩をしたりと、ストーリーは特にない。
紅於はつかみ所のない草一を苦手に思っており、頬白鳥は沼に沈みたがる。

ラストは不穏な雰囲気。
結局三人はどうなってしまったのか、謎のままで終わる。

ふんだんな挿絵は著者の長野まゆみが手がけたということで、余計に独特の雰囲気を漂わせている。

沼、蓮の花、鳥の鳴き声のように響く笛、水蜜桃などのモチーフが繰り返し出てくる。

とても妖しくてつかみ所のない世界。

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2014年04月03日

Posted by ブクログ

登場人物の名前が鳥だったもので鳥好きのわたしはホイホイと釣られました。不覚であります。内容は幻想をつっきる感じ。水蜜桃って・・・エロいですよね・・・←

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2012年11月08日

Posted by ブクログ

透明感のある少年たちによる一夏の物語り。
すべてが語られることはなく、結局謎は謎のままだからこそこの物語りは珠玉と呼ばれるにふさわしいです。
ストーリーとだけでなく、イラストも長野まゆみ先生が手がけています。淡い色合いでまとめられ物語りとマッチしていました。
贅沢を言うならばイラストはすべてカラーで載せて欲しかった。

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2012年10月06日

Posted by ブクログ

長野さんですねー。ってかんじです。

特筆することは特になく。

長野さんっぽいの読みたいなーとおもったからちょうどよかったんじゃないですかねー。

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2010年10月20日

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