長野まゆみのレビュー一覧

  • 時の旅人

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    寓話とかけた時空旅行の話は面白かったと思う。ただわたしに歴史の知識が乏しく、一度読んだだけでは内容を全部把握しきれず、読んでいてどの時代にいるのかも釈然としなかった。けれど面白かったので、もう一度寝かせて、歴史を少しかじったらまた読み直したい。

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    2010年11月05日
  • 新装版 夜啼く鳥は夢を見た

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    長野さんですねー。ってかんじです。

    特筆することは特になく。

    長野さんっぽいの読みたいなーとおもったからちょうどよかったんじゃないですかねー。

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    2010年10月20日
  • 千年王子

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    おはなし自体はよかったのですが、
    なんというか、正直わたしには向いてないとおもいました。
    あまりにも露骨なシーンが多すぎました。

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    2010年10月13日
  • 上海少年

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    珍しく女性がちゃんと出てくる短編集。
    これはこれで好きだけれど、個人的にはやはり「天体議会」とかあっち系統のほうが好きです。

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    2010年07月22日
  • 彼等(凜一シリーズ)

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    もう重い重い。長野作品でこんなに重い話を読むとは思わなかった。4章の頭でうわあ、その後は正午もだけど凛がだんだん可哀そう。省子や千尋が傍にいたときと比べて、凛一に感情移入する場面が多くてつらかった。最後の正午の「寛してください」は泣かされた。しかし、そのあとブツ切られてびっくり。正午はどうなったんだ。
    それと、凛一が千尋をそこまで想っていたとは思わなかった。いや、1、2作目でも何度かそういう話は出ていたけど、それにしてもつかずはなれずなイメージが強かったのです。過去にあった「なにか」が気になって眠れない。

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    2012年08月29日
  • お菓子手帖

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    “チョココルネも好きだった。硫酸紙のフタがついているのをはがし、そこについたチョコクリームをお行儀わるくなめてから、本格的にたべはじめる。ちかごろは透明のフィルムでフタをしたものが多いが、硫酸紙でふさいであるのが、正調である。
    わたしの場合は、うずまきのしっぽをすこしずつちぎって、それでチョコレートクリームをすくいながらたべる。
    邪道である。鯛焼きのように、ちゃんと頭から食し、うずまきのしっぽのクリームのないところを、さいごに味わうのが正しいたべかたである。しかし、その作法どおりにたべていると、すぐに満腹になって、うずまきのしっぽにたどりつかない。しっぽこそが、うまいと思っていたので、チョコレ

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    2010年06月25日
  • 天体議会 プラネット・ブルー

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    きらきらしてて、近未来ぽいけど懐かしくて、食べ物が美味しそうで、ルビが良い。
    長野まゆみの美学が余すとこなく発揮された素敵なメルヘン。いいなぁ、この世界。ずっと出たくないなぁと思いながら読みました。

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    2010年06月24日
  • 夜間飛行

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    長野まゆみの童話。きらきらしててすっごくかわいいファンタジーです。イメージに身を任せて夏の夜に漂うように読みたい本。

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    2010年06月16日
  • サマー・キャンプ

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    一回読んだだけじゃいまいち把握しきれなかった部分が…いずれ読み返したい。でもみんな何かが足りなくて、からっぽで、漠然と切ない空気はとても良かったと思う。説明を省いて雰囲気で語る長野まゆみの作風はSFだと余計不思議さが増します。それが良い。あと長野まゆみのSFはレトロフューチャーなところが素敵だと思います。

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    2010年06月27日
  • 夜間飛行

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    プラチナとミシエルはハルシオン旅行社の遊覧飛行に出かけ、不思議な老紳士と鸚鵡、セールスマンに出会い、色とりどりの不思議な旅を体験することになる。

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    色彩表現豊かで、登場するお菓子や食べ物はキュート!の一言。ポップで幸福感に満ちた作品。絵を描きたくなるような世界観。

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    2010年05月28日
  • 賢治先生

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    宮沢賢治が描いた『銀河鉄道の夜』と照らし合わせて読むと一層素敵な世界感に浸れる。宮沢賢治有りきで読む作品。不思議な世界感と、切なさが絶妙に残る。短いのであっと言う間に読めてしまう。

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    2010年05月21日
  • 千年王子

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    世界観は好きなんだけどなぁ。
    このひとの話は、少年同士のからみが多くて、そこがいまいち好きじゃない。

    「左近の桜」は、男同士でもまぁ許せる範囲だったけど、
    これはちょっと露骨すぎる。やらしいわ。

    ただ、最後の方で石碑に言葉が刻まれていたあたりにはちょっと感動。

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    2010年05月20日
  • 学校ともだち

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    しっかり者のノッブ、ノッブの親友であるトィ、少し幼いチロ、口より先に手が出るタイプのノンノン、彼と犬猿の仲である学級委員のチハヤ。彼らが担任であるオヅ先生に、学級日誌を通じてクラスや自身たちのことを伝えていく。移り変わる四季とともに、彼らの関係や心も変化し、成長を遂げていく。

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    登場人物たちが日記形式で綴った文章がそのまま本文になっているというのは大変面白いと思った。長野作品に登場するキャラクターの特徴をおさえた5人と、環境破壊の進んだ、近未来の世界観。長野ワールドは健在である。

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    2010年05月20日
  • 碧空(凜一シリーズ)

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    帯の下に校舎が隠れてたんだ!?
    表紙の話。
    ツンデレな有沢がなんかちょっと不憫な感じでした。
    そして、世の中、こんな確率でほもがいるのだろうか?
    ここ、ほもな家系なんだよね?
    しかし、長野作品の女性というのは非常にお友達になりたくないタイプな感じで…これではほもに走っても仕方ないかなと。
    女って面倒くさいよ、ハァ。

    そして、時代的に携帯電話というものが存在しない世界。
    それゆえのすれ違いや行き違いも、またノスタルジックで情緒あり、良い物だと思います。
    もちろん、携帯を否定しているわけではありませんが。

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    2010年05月14日
  • カンパネルラ

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    賢治先生→カンパネルラときたので、次は銀木犀を勿論読むでしょう。偶然だけど素晴らしい順番で読めて幸せ。

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    2010年05月11日
  • 三日月少年の秘密

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    長野氏の作品の雰囲気が好きです。
    いうなれば冬の日の暖かい電車の中。
    ぐるぐる巻きにしたマフラーのちょっと窮屈な柔らかさ。
    家の物置からみつけた古ぼけたアクセサリーや、色あせたオーバー。
    読んでいるといつも小さい頃のことを思い出します。
    多分、私の年少期は長野氏の作品に描いてあったような、
    きらきらしたもの達に彩られては居なかっただろうけど。

    相変わらず長野氏の少年と、その衣装が好きです。

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    2010年04月26日
  • 若葉のころ(凜一シリーズ)

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    正午のやつめ。
    最初は好きの部類に入っていたが、イヤミな奴だ。
    それも凛一が好きだから、そうなってしまったのだけれど。

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    2010年04月24日
  • ことばのブリキ罐

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    挿絵も長野さんが描かれているのですのね。46ページの挿絵が良い。絵本の感覚で読めます(と言うか、読んでしまいました。)

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    2011年07月16日
  • あめふらし

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    読んでるうちに辺りが、じっとり蒸し暑くなるような、長野まゆみ作品は、情景描写が仔細。
    文章にひきつけられるうちに読み終わっていました。この世界観に浸っていたいな~なんて思っているうちに幕引き、後切れも良かった。
    なーんか、似た雰囲気のお話あったような、と思ったてたら、解説が。「よろづ春夏冬中」の雨師を元としてたんですね!そういえば~(←忘れていました)この流れで読み返すかなー。

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    2010年03月17日
  • お菓子手帖

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    長野さんの作品は小説4・5冊しか読んだこと無いけれど、
    清んでいて「生きている」臭いが漂わない美しさ、
    硝子や人形といった人工物を連想してしまう文章を書くイメージ。
    壊れる時も"メキッ"とか"バキッ"じゃなくて、
    ぱりん、と軽みのある音を立てそう。

    そんな印象が薄められた本作。
    人間味のある"食"にまつわる内容で
    しかもエッセイ調だからかもしれない。

    だけど、自叙伝なのか小説なのか線引きが曖昧で
    ノスタルジックな駄菓子が対象ですら洒落た印象を受ける
    描写とエピソードは可憐な雰囲気。

    彼女の生活の中で創作活動の比重が重みを持つにつ

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    2011年07月20日