長野まゆみのレビュー一覧
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ネタバレストーリーというストーリーはない。ない?
登場人物は主人公(といえるのか)の燈水と銀木犀だけ。燈水の社会的属性や誰かとの関係は何も書かれてない。ただの少年。
お気に入りの隠れ処である銀木犀の幹で眠る燈水、少年の射るような目線に気づいて、不思議な夢を見始め、銀木犀に取り憑かれて、銀木犀に取り込まれる。
銀木犀の少年は死んだ鳥の体の中の卵を食べるとずっと少年のままでいられるという。その卵を食べさせられて燈水は銀木犀で永遠に眠る。
泥濘、雨水、死んだ鳥、卵
感性がそれほど豊かじゃないので「ほえー」って感じで読んだ。正直よくわからん。でもただただ美しい。長野さんの小説って「よくわからんけどまあいいや -
Posted by ブクログ
ネタバレ放浪癖のある父親のせいで転校を繰り返す岬。引っ越してきた山間の町で、小柄な少年賢彦に出会う。賢彦は二年前幻の湖で神隠しに遭い、二年前と変わらぬ姿で戻ってきたとか。そのせいでクラスで浮いてしまっていた。
まず、表紙のお人形さんの眸に惹きつけられて、表紙買いしました。美少年さんです。
長野まゆみさんの描かれる少年はきっと、岬も賢彦も透明感のある少年なのでしょう。
鬼胡桃の印鑑、檸檬水の空き瓶を溶かして作った笛……
古い机の中とかに入っているのを見つけたくなるような小物がいちいち可愛いです。
父親の過去の友人と、息子である岬が邂逅します。
短い時間でも、もう会えなくても岬は賢彦と友人になり、 -
Posted by ブクログ
「意識を変えろ。ルールが変わったんだ」
両親の離婚により生活が一変した中二の夏。転校した先で出会った担任の言葉は『音和(おとわ)』の耳に重くひびいた。
課題図書らしい。けど長野まゆみだ。例のジャンルではないだろうが、それでも感想を書くのは難しいんじゃないだろうかと心配になる。なんせ私はいつも悩むので。
登場するのは思春期のシニカルな主人公(もちろん男)、人好きのする分別ある先輩、一風変わってはいるがセンスのある担任等々。長野ワールドとしてのメンツがそろっていてこちらとしては深読みをしたくなってしまうが、そこは課題図書、少年の成長期として体をなしていた。
そしてもう一つの主題と言ってもいいと