レモンタルト

レモンタルト

638円 (税込)

3pt

「もう、ずっと前から義兄(あに)のことが好きだった」姉は若くして逝った。弟の私は、姉の夫だった義兄と、遺された一軒家でふたり暮らしをしている。会社では無理難題を持ちかける役員のもとで秘密の業務にあたり、私生活でも奇妙な事件ばかり。日増しに募る義兄への思いと、亡き姉への思慕。もどかしい恋の行方と日常にひそむ不思議を、軽やかに紡ぐ連作集。

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レモンタルト のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    《もうずっと前から義兄のことが好きだった》

    匂い系小説で調べると必ずと言っていいほど名を轟かせる本作。

    物語の表面上はミステリーだが、その裏で主人公が義兄への感情を押し殺し叶わない恋に身を焦がす様子が歯痒い。
    タイトルであるレモンタルトとの由縁も主人公と義兄が一定以上の距離に縮まることはないと宣

    0
    2023年10月30日

    Posted by ブクログ

    初読の感想。俗物的な萌えを求めてブロマンス小説を検索しこの作品に行き着いたが、予想以上だった。
    普段読まない文体、テーマだったが1ページ目から心を奪われた。そこから食入るように読み進め、ページ数が少なく終わり方も美しかったが、もっとこの世界を味わいたかった。初の官能小説だったが、言い方は悪いが肉欲的

    0
    2023年07月14日

    Posted by ブクログ

    2021/12/13-12/15
    2025/11/21-11/22(中断) 11/26(再開)-11/27

    0
    2025年11月27日

    Posted by ブクログ

    主人公も含めて、登場人物みんながお洒落な比喩表現や隠語を巧みに使っていて、他愛ない、俗語で話すと聊か下品な話も彼らがすると一流の会話になる。現実が舞台なのに、どこか浮世離れしたような、あり得そうであり得ない、見た事のない、妖艶で優雅な世界観…これぞ、私の求めている長野世界…という印象でした。
    同性愛

    0
    2013年12月12日

    Posted by ブクログ

     主人公は一生 義兄にかなわないのだろうなと思った。
     雨の夜にはじまり、雨の夜でとじる物語。なんとなくしっとりとした雨の日に読みたい一冊。

    •不憫すぎる主人公!
    •スパダリすぎる義兄
    •タイミングよすぎる義兄
    •罪深すぎる義兄

    0
    2024年10月23日

    Posted by ブクログ

    「レモンタルト」というタイトル、表紙や文章全体がおしゃれな小説だった。
    事前情報確認せずに読んだため、BLだったのは驚いたが心理描写が丁寧で良かった。

    0
    2022年03月02日

    Posted by ブクログ

     この作品を読むにあたり、俗っぽく言うところの「BLっぽい」雰囲気は前提にあるとして読むことが求められているように思う。主人公(男)が男性に襲われかけたり、また他の男性と関係を持ったりするシーンが何度かある上、主人公もまた義兄に好意を寄せている。その他周りの人間にも「それらしき」描写が多く見受けられ

    0
    2021年11月02日

    Posted by ブクログ

    長野まゆみさんのご本は、可愛いお話と無邪気な残酷さとかあやしさがあるお話があるんだけど、今回はどちらかと言うと後者かな。
    無邪気な、ではないけどね。

    『チマチマ記』を思い浮かべつつ、あの二人よりも難しそうな二人だなって思った。

    0
    2021年07月22日

    Posted by ブクログ

    「もうずっと前から義兄のことが好きだった」この1文にたどり着くまでの、静かな静かな盛り上げ方が もう ほんと 長野まゆみ。

    0
    2021年05月04日

    Posted by ブクログ

    長野さんの作品だから覚悟はしていたけれど、やはり表題通り単純なかわいいお話ではない。確かに主人公の義兄に対する感情は甘酸っぱいが、それ以外の部分が思いのほかぶっ飛んでいる。最初はその衝撃が「おいおい…」という感じでドン引いてしまうが、長野さんの言葉選びや案外冷静な主人公にすらすらと物語が入ってくる。

    0
    2020年03月14日

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