長野まゆみのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
◼️ 長野まゆみ「天球儀文庫」
少年たちの1年。交歓と喪失。長野まゆみの風味満載。
この本のあとがきに著者も書いているように、最近の長野まゆみは作風が変わって、かなり日本的で文調も味のある、現実的な社会を取り入れて感の強いものもある。今作は初期作品のテイストで、西洋っぽい世界で、たぶん美しい少年2人の、危うさと感情の起伏を含んだ友情を描いている。もちろん凝った言葉と小道具、微妙な想い満載のメルヘンチックな物語。
アビは、かつてケンタウルス座のケンタウリ・プロキシマという星の名前を教えてくれた宵里(しょうり)といつもつるんでいる。宵里はガラスペンと水溶きのインクを愛用し、大人びてドライ。ア -
Posted by ブクログ
猫視点からのにぎやか家族物語。
家族といっても血縁関係は複雑で、時折しれっといるジャン=ポールの正体はすぐ気付けるけど故人までとなると…でも当たり前に一緒にいるので、同じ家で暮らしてるなら家族では?苗字や血縁が何だって??みたいに緩い繋がりで良いのでは。
来客がひっきりなしの方がわたしは耐えられない。。。みなさんかなり社交的だ。
それもあって、だんご姫もおしゃまなんだろう(おしゃまももう古くて使わないかも…)。
カガミさんの作るごはんも健康的で美味しそうで、カロリーこんなに云々しなくてもいいのに…と思いながら読んでいました。
料理へのモチベーションが上がりそう!
猫派ではないのでチマキとノ -
Posted by ブクログ
愛萌さんの偏愛河出文庫の企画で出逢いました。
自分のセンスでは絶対に選ばない本なので、新たな出逢いとなりました。
ファンシーでメルヘンな幻想的な童話です。
170ページほどしかないけど、旧かな遣いとかも含めて、長野まゆみ先生の独特な世界観に慣れるのに時間がかかりました。
絵本にしてもいいのでは?と思うぐらい、幻想的かつ美しい夜空や卵や螢星の表現、少年たちのやり取りが魅力的な作品でした。
現実を戦う勇気が湧くような話が大好きな私にはちょっとハマらなかったですが、幻想的な不思議な話が好きな方にオススメです。
◯特にオススメの層
絵本のような幻想的なメルヘンな物語が好きな方 -