長野まゆみのレビュー一覧

  • ルカとチカ

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    ネタバレ

    ファミリーヒストリーはチカの生い立ちを詳らかにするに、エピソードが渋滞している
    ディテールは好き
    雲集霧散のように

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    2026年03月23日
  • レモンタルト

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    再読。
    めちゃくちゃ男から男への感情の強い作品が読みたい!と思い、これを選んできた。
    初めて読んだときはあまりにも露骨すぎて「いやそれはさすがに……」となってしまったのだが、シンプルに男男小説を読みたいときにはオススメかもしれない。
    何やら文学的な雰囲気が漂い、危険な目に遭いそうになっても何故か、何故か!色っぽい方に流れてしまう。
    こんなにオタクに都合の良い展開があるか???とツッコミながらも、現実に疲れた脳にはこれくらい都合が良い方が染みる日も、ある。

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    2026年03月22日
  • 若葉のころ(凜一シリーズ)

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    最終巻だけちょっと趣味じゃないんだよなと思う。登場人物が一堂に会する序盤のシーンはちょっとワクワクするけど。千迅さんの過去をもっと丁寧に描写して欲しかったな〜

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    2026年02月28日
  • レモンタルト

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    装丁が可愛くて思わず手に取った本。和紙にタイトルが印刷してある扉(?)もかわいい。ポップに見えた表紙も読後は散りばめられて淋しい気がして不思議。独特、綺麗な文体で読みやすく、私(男)が義兄への思いを募らせていく様子が繊細だった。恋の形を見せられた感じ。
    長野まゆみさん作品は中学時代に何度か読んでは透明度が高いというかきらきらしているのにどこか身近なビー玉みたいな文章だなぁと毎回思っていてその感覚を久しぶりに思い出しました。厨二の頃の……(笑)

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    2025年12月30日
  • 改造版 少年アリス

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    少年アリスと友人の蜜蜂、犬の耳丸は、蜜蜂の兄から借りた本を置き忘れた夜の学校へ向かった。そこでは思いがけないことが起こり…

    不思議な、おとぎ話のような、儚さと美しさ、危うさと不安感が漂う短い物語。

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    2025年12月26日
  • 銀木犀

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    あとがきに「~のように」の連発は現在避けているが、初期の作品集として読んでいただきたい

    燈水ひすい、銀木犀、たまご、早緑の服の少年

    章ごとに名前が付いてるのが珍しいと思う

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    2025年10月16日
  • カンパネルラ

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    この辺りのものの方が長野まゆみ感強い
    あとがきにあったスーパーファミコンのイーハトーヴォ物語やってみたくなった。
    ゲームやってたんだ!って驚き

    柊一と兄の夏織、祖父、不思議な少年カンパネルラ

    祖父の家、敷地が広すぎる
    ボートで進めるだけの水路があって、銀木犀の生える島があって、銀木犀の中に人が隠れられるくらい

    夏織は最初から死んでるのかも

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    2025年10月16日
  • 天球儀文庫

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    ◼️ 長野まゆみ「天球儀文庫」

    少年たちの1年。交歓と喪失。長野まゆみの風味満載。

    この本のあとがきに著者も書いているように、最近の長野まゆみは作風が変わって、かなり日本的で文調も味のある、現実的な社会を取り入れて感の強いものもある。今作は初期作品のテイストで、西洋っぽい世界で、たぶん美しい少年2人の、危うさと感情の起伏を含んだ友情を描いている。もちろん凝った言葉と小道具、微妙な想い満載のメルヘンチックな物語。

    アビは、かつてケンタウルス座のケンタウリ・プロキシマという星の名前を教えてくれた宵里(しょうり)といつもつるんでいる。宵里はガラスペンと水溶きのインクを愛用し、大人びてドライ。ア

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    2025年10月16日
  • 時の旅人

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    ファンタジー
    章題の意味がわからない。タマテバコは話の中に出てきてるけど、リュウグウノツカイとトコシタノエビは??

    白珍「しろうづ」というたてがみのある亀 殻に入って人の姿をとって、時を超える
    陸に上がるのは産卵するためなので雌

    箪笥のなかとかアメフラシ(だったっけ?)とかの仲間かな

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    2025年08月17日
  • その花の名を知らず 左近の桜

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    ネタバレ

    読んだ!!けど、多分半分も内容理解してないな、これ。
    多分主人公が蛇の男達が待ちわびている「女」で、それこそ何代も生まれ変わってるってことなのか……?? 蛇であり子供を産むって話になると、長野まゆみさんの別作品を思い出すんだけど関係あるのかな?
    今回長編だったので、今まで短編だったからかろうじて理解できていた内容が複雑化した印象。でも面白かった。

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    2025年08月08日
  • デカルコマニア

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    あー疲れた(良い意味で)
    一度しか読んでないので、ずっと混乱していました。が、この世界観を揺蕩うのも一興。
    わかることは諦めました。

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    2025年06月19日
  • 兄弟天気図

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    ひとまわり年の離れた姉の姉美えみ、二つ違いの兄の兄市けいいち、末っ子の弟史ちかし
    えみの下に弟介だいすけがいた。六つの時に病気で亡くなった

    亡くなったはずの兄と八年前に亡くなった祖母とすれ違う

    短編に著者の子供の時のことなど
    けんけんふくよう拳々服膺
    戦前、戦中、戦後の異なる教育を受けたお母さんがテレビから流れる言葉が正しいと辞典に送り仮名の改正された新聞記事を貼っていた
    怒っていたのは教育勅語に出てくる言葉だから

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    2025年05月18日
  • 賢治先生

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    著者の中の賢治ブームで書いた短編

    ブームだったのか!!
    ずっと好きな?気になるテーマなんだと思ってた。

    「きみをこの汽車へ乗せては不可なかったんだ。それなのに······、」

    クローディアの出てくる話が初期感満載で暗い
    ジョヴァンナがぼくだよね?

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    2025年05月16日
  • カムパネルラ版 銀河鉄道の夜

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    junaidaさんだからジャケ読み笑
    さらに名久井さんで信頼感(^^)

    カムパネルラが語る形式と思いきや
    銀河通信の記者さんや中原宙也という人物まで出てくる
    これはラジオなの??小説なの?

    「銀河鉄道の夜」はよく知られた物語だし
    色んな形で世の中に展開されているが
    残された原稿もあって未完の形になっているらしい
    研究論文も多くありそうですね

    異世界を思わせる文章なのに自分のイメージは東北地方にあってどうも日本の風景を思ってしまう
    賢治先生の分身が語っているからかな

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    2025年04月13日
  • 夏至南風

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    初期?古い長野作品。
    こう、誰も幸せにならない系。
    台湾のイメージ。南風が中国にはそぐわない気がして。

    性的な、多湿感、よくわからない、すっきりしない
    人が死にすぎて、理由もなく殺されても
    中国とか東南アジアなら事件にもならないのかもとか、(刑事が捜査してはいた)

    イチジクの暗示するもうひとつの意味としての「死」
    遮断し、境界を越えるものを運ぶ線路
    腐って原型を失い自己とは別のものと思い込む
    クーランが手に入れたものは
    意味深すぎるあとがきなのにさっぱり。

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    2025年02月03日
  • カムパネルラ版 銀河鉄道の夜

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    『銀河鉄道の夜』を色んな出版社から出てるのを読み漁り中。解説っぽくていいじゃん!と思ったら、なかなか難しい内容でした。でも少しだけ宮沢賢治さんについての考察が深まった感じがします。

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    2025年02月01日
  • さくら、うるわし 左近の桜

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    その犬に耳があるか:
    左近の桜シリーズらしい短編
    この川、渡るべからず:
    これまでと少し趣が違って感じる。骨董屋が再び出てきて嬉しい。
    ありえないことについての、たとえ:
    従来どおりの作風に戻った。この本で1番好きな短編。
    その犬の飼い主に告ぐ:
    医学生と犬のいる海辺の医院は白いひつじでも登場。医学生と医者は長野作品でお馴染みのモチーフ。柾の学生時代のきらめきをうかがい知れて嬉しい。

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    2025年01月29日
  • お菓子手帖

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    長野まゆみの視点から描かれる昭和の風景とお菓子。
    内容はとても長野まゆみらしくて好きだったけれど、同じ時代に田舎の農家でかなり大変な思いをしていたであろう自分の親との格差が凄いなと思ってしまい、色々複雑な気持ちになった。

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    2025年01月04日
  • レモンタルト

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    ネタバレ

    主人公はかなり不憫だけど、きっと絶世の美男で自然と人を誘惑するタイプなんだろうな。何回も倒れてるから、身体が弱い色白細身タイプ。
    義兄は長身エリートイケメンタイプ。


    ストーリーは「?」って感じる部分が沢山ありましたが、とにかく主人公と義兄の付かず離れずな距離感を書きたかったんだろうなと感じました。
    とりあえず主人公は普通の部署で普通に働かせてもらえるようお願いしたほうが良いと思う。

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    2024年11月11日
  • 少年アリス

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    初読はおそらく中三とか高一とかその辺。衝撃を受けたのは覚えている。思春期に一度はくぐるのが「不思議の国のアリス」と「銀河鉄道の夜」だと思っていて、はまるかどうかは別として、洗礼は受けるのかなと。銀河鉄道の夜は少年たちの冒険で、アリスは少女の冒険で、その二つが組み合わさったようなタイトルで、思春期真っ盛りの自分が惹かれないわけがない。あれから何十年もたって読み直したけれど、いいね。この世界観。夢か現か、硬質で、少年でいられる時間は限りがある。刹那的で瞬間的な美しさがそこにある。

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    2024年10月23日