長野まゆみのレビュー一覧

  • よろづ春夏冬中

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    ・11月7日に読み始め、9日に読み終えました。


    ・これの前は十二国記を読んでいたので、超大作長編ファンタジーで興奮してた精神を落ち着かせるには良いものでした…… 久しぶりに長野まゆみ読んだ。なんだかんだ1年くらい読んでなかった!? 長野まゆみのボーイ・ミーツ・ボーイアンドラブがジュンジュンの良い短編集でした。


    ・長野まゆみ、わりと社会人×高校生とか年の差系も好きよね。「獅子座生まれ」では年下×年上(に私は見えたんだけど)だったの新鮮だった。捜したらもっとあるのかもしれないけど、初めて読んだ、ような……気がする。

    ・あと「ウリバタケ」。これなんか妙にきしょくて(好きなきしょさです)印象

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    2022年11月09日
  • 三日月少年漂流記

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    博物館から三日月少年が逃げ出した…そう話す水蓮と共に、銅貨はZ市の百貨店、プラネタリウム、展覧館をめぐりながら、真夜中の月光舎とそこから飛び立つという船を眺めます。彼らはどこへ行くのか? 水蓮は三日月に帰っていったと言いますが、銅貨にはこれが馬鹿げているようにも、案外本当かもしれないと思うのでした…。
    トラブルが起こるわけでもなく、綺麗に進んでいって綺麗に着地(この場合離陸?)したのが本作です。瓦斯燈の灯りを点けたり消したりする描写や、美味しそうな食事のシーンなど、やはり長野さんらしい、細部と単語のイメージがとにかく好きです。解説の野上さんが言う「三日月少年の漂流先」も考えると、なるほど確かに

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    2022年10月31日
  • 猫道楽

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    あはははは
    長野まゆみさん、やっぱりBLなのね

    日暮星のことば
    「(略)どうせ、よけようとしても、べつの災難にぶつかる。何もかもがうまく進まない宿命なんだ。」
    わたしもそうだな⋯(T‐T)

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    2022年09月12日
  • 銀河電燈譜

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    「銀河の通信所」途中で挫折してしまい…泣
    長らく積ん読になってたこちらを読みましたが。
    こういうのでいいんだよ…
    いつものややこしい人間関係、嘘とほんとうとが混ざり合ったり記憶が曖昧だったり…
    こういうのがいいんだよ…
    こまかいことは気にせず文体を楽しむのがいいのかな、と思う。
    ただ、語り手が賢治である意味がいまいち分からない。銀河鉄道とか苹果とかのモチーフをつかいたかったのかなあ、というくらい。

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    2022年09月01日
  • カムパネルラ版 銀河鉄道の夜

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    本屋で表紙に一目惚れ
    しかし!中身が!めちゃめちゃに難しかったです!!
    銀河鉄道の夜の解説本のような内容でした…
    明治、大正時代の方の文章はまだ読みづらい、いつか理解できるかしら?

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    2022年08月31日
  • レモンタルト

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    はじまりがとてもすてきだった。

    ただ、個人的にはもうちょっと甘い小説が好きなので,主人公に対して社会がつらくて泣いた

    ドライブが楽しいものだと嬉しい。

    最初の傘がなんだったのかわからなかった。
    何度か読んだらわかるかもしれないけど、主人公がセクハラに遭うのを見たくないので考察を探してみます。

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    2022年08月16日
  • 天体議会 プラネット・ブルー

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    90年代を彷彿とさせるジュブナイル小説
    90年代の花とゆめのマンガに
    どハマりした世代にささりそうな内容。

    背表紙には
    長野まゆみの星の王子さま
    と紹介されていましたが
    どちらかといえば
    銀河鉄道の夜に近いような印象。
    鉱物や天体観測に興味がある人にも
    オススメかも。

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    2022年05月04日
  • 超少年

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    再読。環境汚染が激化して植物は変異し光合成で二酸化炭素を吐くようになり、地球上には住めなくなって移住した先のコロニーで植物を再生するのに「王子」と呼ばれる人体を使っている世界。人体と言いつつそれに特化した新人類みたいな感じだけど、長野さんのディストピア作品でした。
    自覚ないまま植物を繁らせて3人の「ピエロ-α」を名乗る少年に「王子」だと付き纏われる少年だけど、そうきましたか…となりました。
    繁らせる植物が作品オリジナルのものばかりで想像するしかないですが、引き抜いたら血液じゃなくて乳液が出るの、王子はほんと植物なんだなと思います。動いて思考して喋るけど。。
    解説が千葉雅也さんでした。長野作品を

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    2022年04月29日
  • 野川

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    野川や武蔵野地域の情景を的確に表現した文章や、淡々とした語り口でつづられる登場人物たちの心情が、かえって想像を鮮やかにし、私も主人公たちと一緒に野川を歩いている気分になりました。

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    2022年03月14日
  • 掌篇歳時記 秋冬

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    12人の作家による秋冬の歳時記にあわせた短編集。はじめましての作家も数人。好みはそれぞれあるけれど、こんな編集でなければ出会わなかったと思う。
    春夏編が先だったと知る。

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    2022年03月06日
  • その花の名を知らず 左近の桜

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    桜蔵のルーツを辿る話でした。
    既刊で外堀は埋め終わっているはずなので、あとは謎解きよろしく柾との関係を順序立てて紐解くだけかと思っていましたが、とんでもない。
    恐ろしく入り組み、蔓のように複雑に絡み合った家系図を追わねばなりませんでした。私は読み始めて早々に系譜を頭に描くことを放棄したので、終盤の盛り上がりを充分に体感できたかと問われると俯くしかないのですが・・・。
    しかし、真相に迫ったかと思えば煙に巻かれるような感覚は、あ〜長野さんの本を読んでいるな〜と実感しました。
    というか、この因果を背負ってなお無頓着と無防備な桜蔵は自業自得なので、もう業を受け容れたほうが本人的にも楽ではないかと思って

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    2022年02月13日
  • その花の名を知らず 左近の桜

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    シリーズ4作目。桜蔵のルーツを追っていく話。登場人物が多いしさらに偽名が多いし、で途中から覚える気が失せ、斜め読みをしてしまった。だんだん難しくなる。2作目までの、桜蔵がトラブルに巻き込まれてすぐ服を剥かれる定型の流れに飽き飽きしていたとはいえこの古典の感じに全振りしなくても…と思った。でも著者は楽しんで書かれている様子で(それが長野テイストといえばきっとそう)、ついていけない人は離脱するしかないのだろうなとは感じる…。できれば最後まで読みたいので続編が出るたびにとりあえず読むとは思うけど…。

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    2022年01月29日
  • その花の名を知らず 左近の桜

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    他の方が既に感想で書いているように、登場人物が多く漢字も難読で物語に没入出来なかった。
    巻頭に家系図が欲しい。
    しかし、長野まゆみさん特有の美しい文体は健在で続きが楽しみな作品。

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    2022年01月18日
  • 夏期休暇

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    兄の幻影に執着する千波矢と、彼に謂れ無い嫉妬の感情をぶつけられるうちに絆されていく葵。
    気がつけば飼い犬や姉とも鏡写しの関係を築いてしまい、葵は青と同化してしまう。
    兄弟姉妹間の愛とも業とも言えない、諦めて呑み込むしかない瞬間の苦々しさが、まるで呪いを受け入れるみたいだと思った。
    タイトルの響きに反して物騒な話だった…。

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    2022年01月15日
  • 夏至祭

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    空家であるはずの屋敷に棲む、黒蜜糖と銀色という不思議なふたりの美しい少年と主人公・月彦との数日間。
    読みながら、あぁ、これこれ……と思う。
    束の間、幻想的な世界に浸ることができた。

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    2022年01月12日
  • ぼくはこうして大人になる

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    夏は長野まゆみが読みたくなる。
    解説は宮木あや子で、これがまたファンの気持ちを代弁しているような名文だった。
    本書の少年たちはまだ生身の人間らしさがあるけれど、相変わらず触れたら壊れそうな危うい関係ときらめき。
    ファンタジーであることは重々承知の上で、長野さんの描く思春期の少年像があまりにも完璧。

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    2022年01月12日
  • その花の名を知らず 左近の桜

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    好きな世界なのだが、登場人物が多すぎて、本筋に絡むエピソードも多すぎるあまり、話が複雑になっていて、また漢字や言葉などの細部にこだわり過ぎて、物語の本筋がわからなくなって来てしまうのが惜しい。途中で細部を理解することを放棄してしまった。もっとスッキリさせてくれた方が物語に没入しやすいのにな。

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    2022年01月04日
  • 上海少年

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    「雪鹿子 ゆきかのこ」「上海少年 しゃんはいしょうねん」
    「満天星 まんてんせい」「幕間 まくあい」
    「白昼堂々 はくちゅうどうどう」

    5つの短編集です。
    大正時代から昭和初期くらいまで?を舞台に
    どこか気だるくて、どこか奔放で官能的で、
    長野さん的な漢字の使い方が物凄く絶妙。
    ふられたルビを見ると、ドキドキします。

    狡猾さやしたたかさや執着を強調しないように
    仕込んでいることで、女のアクセントとしての位置を
    強調して、翻弄される少年達が更に儚く見えるという
    まんまとやられた感が大きいかもです(^◇^;)

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    2022年01月03日
  • 天球儀文庫

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    二人の少年が登場して物語が展開しますが、本作はそれぞれの兄や親族が「意図的に」登場します。
    長野さんの小説は、時間の止まった箱庭のような雰囲気がありますが、本作は時間軸を意識させられ、少年たちが成長して大人になっていくことを想像させます。

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    2021年12月31日
  • 超少年

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    題名から“少年を超える存在”の登場を想像していた(それもある意味正解だった)けれど、「超少年」とは直接的には「時間移動<超(リープ)>を行う少年」を意味します。
    長野作品セルフカバーのような小説でした。
    解説が千葉雅也さん。

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    2021年12月31日