長野まゆみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ現実と虚構が混ざる話も双子の話も好きで、これもすごく面白かった。話なかなか進まんなと思いよったけど最初から進んでなかったんやなー。状況説明しよるだけやのに、話進んでないのに先が気になった。
誰の頭の中なのか分かったところで、でもよくわからん謎も残っとるけど、伏線(?)を読み返すのも探すのもたいへんやけんこのままでいいわい。『野ばら』の夢現どっちか分からん感もこんな感じやった気がする。いや長野まゆみこんなんばっかか。
しかし、この手記?一体誰の文章の体で書いとるのや、くどくて読みにくいな、と思いながら読んでた。最近の長野まゆみの文体がこんなんてわけではないよね????? -
Posted by ブクログ
最初から最後まで、主人公の見た目も年齢もわからないまま、夏の蒸し暑さや、熟れすぎた果物の半分腐ったような感触が物凄く印象に残る作品。
物語自体も短く、短編ずつ区切られているのでさらりと読めるかと思ったけれど内容が割と重くて、読み終わった後も作品の雰囲気にしばらく引き摺られてしまう。
『銀木犀』というタイトル通り、銀木犀を中心に進む物語だけれど、途中から現れる不思議な少年に主人公の日常が掻き乱されてしまう。死んだ鳥の卵や、巣から落ちたヒナだったり、扱い方がわからずに投げ出してしまった小さな命の罪悪感にひたすら囚われてしまって苦しんでいる姿と、泥に沈んでしまいたいといった自虐が混ぜこぜになって -
Posted by ブクログ
行きつけの本屋さんにお目当ての本が置いてなかったので代わりにこの本買って帰る。
中学校(?)で習った地図の図法。メルカトル、モルワイデ、グード、ボンヌ、ランベルト…、色々あって試験にも出たけど、今やどれがどんなとか分からないや。
さて、この本、救済院で育ち学資を稼ぐために地図収集館で働くリュスのもとにメルカトルなる人物から一通の手紙が届いた時から、彼の周りには変わった人々が現れ、次々と変わったことが起こる。
う~ん、読み終わってみて分かるけれど、何とも面倒くさいお話しね。
ああいう理由でわざわざああいうことしなくてもいいんじゃないっていう気がするけど、それじゃあ、お話にならないってか。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ僕はひつじ、道に迷い、誰かに導かれ。
ああああ、ってなる。すごく長野まゆみ。なぜか西炯子の絵で脳内のキャラクターが動き出す。クセのある人ばかり。でもみんな哀しいほどに優しい。ちょっと周囲の人間関係にご都合主義すぎないか、と思いつつも、それがこういうフィクションのいいところじゃないかと。この鳥貝と百合子(百合子は名字という、これもなんだか長野まゆみ的)がどうなるのか、想像が捗ります。百合子は不器用すぎて、もはやかわいい。洋館の寮ということで、恩田陸『ネバーランド』を思い出しもしました。
鳥貝を象徴するのが「白いひつじ」であること。守られる存在、好奇心、ふわふわ、安心感、さまざまに解釈できそう