長野まゆみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレヘルシーなお料理はすごく美味しそうなのもあって読んでて楽しかったけど、語りが子猫で、(作中で大人になってもずっと)幼い感じの文体なのがちょっと読みづらい。
話の中心はカガミさんと桜川くんで、長野まゆみ的な男×男(女?)やったんやけど、わたし、どーーーしても桜川くんがいい男だとは思えなくて、健気なカガミさんがなんでこんな奴を好き(?)なのか…理解できない…のだけど…
もうちょっと桜川くんが、心からカガミさんを大事に思っとるとか、本心からデレるとか、そーゆー描写があればまだもうちょっとよかったのに…と思ったり…
まあ猫視点だから…
それにしてもカガミさんの料理ほんとにおいしそうで(ぜんぶがぜんぶ -
Posted by ブクログ
「銀河鉄道の夜」をカムパネルラ視点で読み替え、と思って読むと、思っていたのと違う…ということになる。
先に出た『銀河の通信所』の続編、あるいは語りつくせなかったことの拾遺版といった感じだ。
“銀河通信”の記者が、カムパネルラの魂と交信して、「銀河鉄道の夜」を語り直してもらう企画という形をとる。
小説に分類されているが、作者の宮沢賢治研究のまとめの書だと思う。
素人の妄想は妄想で終わるが、作家はこうして考察を尽くした結果、作品に昇華出来るのだから素晴らしい。
作者は、「銀河鉄道の夜」は少年二人の物語であるのに、ジョバンニだけの視点で描かれるのは不公平との思いを抱いたらしい。
賢治は病などの理