長野まゆみのレビュー一覧

  • カムパネルラ版 銀河鉄道の夜

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    銀河鉄道の夜を介した、宮沢賢治の紹介本。

    手に取ったきっかけは、装丁の美しさから。
    銀河鉄道の夜のリメイクを期待していたが、
    カムパネルラを交えた上の、
    考察・評論という内容に少しがっかり。

    けれど、宮沢賢治史と重ねた考察は面白く、
    改訂を重ねるごとに移り行く内容に、
    彼の心情を近くで感じているような不思議な感覚がある。

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    紀元前2200年に生きた人や
    紀元前1000年に生きた人がいて、
    彼らはそれぞれの時代に正しいと思ったことを述べ、
    その考えを史実として書き留めました。
    それが歴史であり地理であるとその人はいいます。
    つまり歴史も地理も、
    その時代を生きる人のためにあるの

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    2019年10月08日
  • 聖月夜

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    面白かったです。
    物語の季節はまたしばらく先ですが、これからがわくわくするようなお話たちでした。
    「少年アリス 三月うさぎのお茶会へ行く」が好きです。アリスと蜜蜂にまた会えました。耳丸も。お茶会楽しそう。
    どのお話も動物が出てきました。犬は可愛いです。

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    2019年10月05日
  • カンパネルラ

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    こちらも夏の清涼剤でした。
    夏織は初めから居なかったのでは…と思います。
    柊一とのやりとりしか無いですし。柊一は夏織が療養していると思っているけど、既に他界しているのでは。。
    こちらの長野さんはどんどん自分が不安定になっていく感覚があります。でも不快では全くなく、心細いけれどどこか陶酔してしまいます。

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    2019年08月25日
  • よろづ春夏冬中

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    ネタバレ

    ライトなBL短編集。
    やっぱり当たり前にありそうな話より、ちょっと不思議だったり不気味だったりする方が面白い。

    みんな一目惚れするの?徐々に好きになるんじゃないの?

    花のもとにて、は王道なかんじがいいな。
    好きな人の耳の型を取るっていうのが気持ち悪くていい。耳っていいよね。

    前よりも文章がシンプルになっていて、読みやすいような物足りないような。

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    2019年08月24日
  • 鳩の栖

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    長野まゆみさん2冊目。素朴な単語の全てが味わいがあり美しく、梨木香歩さんのような温かみがありレトロで不思議な雰囲気が出ている。
    ファンタジックかと思いきや、繊細な血の繋がりとひそやかな少年愛のようなものを感じた。

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    2019年08月17日
  • フランダースの帽子

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    とにかく不思議な不思議な短編集。
    「ウソ」をテーマに書かれた6作品。
    しっかり読んでいないとどこからどこまでがウソなのか、はたまた存在自体がウソなのか、全部ウソなのかわからなくなる不思議な長野ワールド。
    ラストの話で「?」が残ってしまった。
    だれか解説してほしい。

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    2019年07月15日
  • 鳩の栖

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    短編集。BLあり
    著者のイラストが章の頭に入ってる。
    多分ハードカバーもそうだったんだろうなぁ。

    複雑な家庭だったり、友人や家族の死が出てくるけど重くない。何となく爽やかな感じ。

    一番最後の紺一点は、その前の紺碧の続き。
    「紺極まる」と登場人物一緒だけど変更してるとこもあるのかも。
    紺極まると違って浦里目線。

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    2019年07月11日
  • 冥途あり

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    父親の生涯を親族との会話などから探し、追って、隠していた事実を知る家族の話。
    エッセイ風に進むので、てっきりエッセイかと思ったら物語だったようです。
    著者の実体験も参考にした物語です。

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    2019年07月04日
  • 左近の桜

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    長野まゆみさんの文章のファンなので、読む麻薬だと思う。文章そのものが読んでいて心地よい。
    どこか妖しさの漂う美しい描写、核心に触れず行間を探り合う軽妙な会話。好き。
    ただ、以前の自分であれば何も考えずに楽しめたのだと思うけれど、親世代の年齢となってしまった今では桜蔵くんを取り巻く大人たちの無責任さに苛立ちを感じてしまい駄目だった…。単に自分が読者層から外れてしまったというだけのことで作者に非はないけれど、こんなこともあるのだなあ。

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    2019年07月01日
  • チマチマ記

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    ネタバレ

    ヘルシーなお料理はすごく美味しそうなのもあって読んでて楽しかったけど、語りが子猫で、(作中で大人になってもずっと)幼い感じの文体なのがちょっと読みづらい。
    話の中心はカガミさんと桜川くんで、長野まゆみ的な男×男(女?)やったんやけど、わたし、どーーーしても桜川くんがいい男だとは思えなくて、健気なカガミさんがなんでこんな奴を好き(?)なのか…理解できない…のだけど…
    もうちょっと桜川くんが、心からカガミさんを大事に思っとるとか、本心からデレるとか、そーゆー描写があればまだもうちょっとよかったのに…と思ったり…
    まあ猫視点だから…

    それにしてもカガミさんの料理ほんとにおいしそうで(ぜんぶがぜんぶ

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    2019年05月16日
  • 夏期休暇

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    文庫書き下ろし作品。
    文庫にしては文字数が多かったのか、余白も文字で埋まっている印象。
    長野作品って余白とか、紙質とか、字体とかも大事だから、本を分厚くしたくなかったのかなーと。

    ほら、帽子だよ。約束通り拾ってきたんだ。
    確かに渡したからね。今度は風に飛ばさないよう気をつけるんだよ
    千波矢、兄さんは行くよ。追いかけてくるんぢゃない。
    さあ、帰るんだ。崖を登って。もう帽子を飛ばすのぢゃないよ。兄さんはもう来られないからね。

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    2019年05月11日
  • レモンタルト

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    ネタバレ

    読んだ後の余韻がすごい。はっきりと明言せず、考えさせる形式。でも、義兄が好きってところははっきりわかって良かった。主人公がめっちゃモテるけど肝心な本命とはうまくいかない。義兄が主人公を受け入れるでも拒否るわけでもなくなんとももどかしい。最後の考察で義兄は永遠に手に入らないものの象徴であり、今は亡き姉の思い出に主人公は一生勝てない勝てないというのを見てとても切なく感じた。姉と義兄の思い出の1つとしてレモンタルトがある。主人公がレモンタルトを食べながら義兄への感情を抑えるシーンがグッときた。

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    2019年04月25日
  • フランダースの帽子

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    どこか不思議短編集。
    じわじわと疑問が湧いてくる。
    そして最後にひょんなところに着地する。
    えっ!あれ?そうなの?ってちょっと置いてきぼり。それがちょっと楽しい読後感でした。
    「ポンペイのとなり」「ノヴァスコシアの雲」が好き。

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    2019年04月24日
  • カムパネルラ版 銀河鉄道の夜

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    小説の形をした宮沢賢治(と中也)研究。
    賢治の心象スケッチ(詩)や原稿メモを読み解いく。後世このように恋心を暴かれるのはつらいことだなぁ。

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    2019年03月25日
  • チマチマ記

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    猫っていろんな事考えているんだなぁ。おいしそうなご飯はうらやましいが、このうちに住むには、私は少し疲れそう。

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    2019年03月18日
  • フランダースの帽子

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    とにかく不思議な感覚でおわる作品。
    それもどの作品も。

    読んでいて「あれ?もう終わり?えっ?」となり、また前なページを開いて内容を再確認してしまった。

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    2019年03月17日
  • メルカトル

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    思ったより読むのに時間が掛かった。しっかりと読み進めて行かなければ内容が分からなくなるそんな作品だった気がする。

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    2019年03月08日
  • カムパネルラ版 銀河鉄道の夜

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    ちょっとよくわかりませんでした。
    宮沢賢治の童話や詩って
    ちょっとぼーとしていて
    クリアではないというかぼやっとわからない
    部分があるけれども、なんとなく気持ちいいというか
    いい感じというところが好きなのですが。

    そこを分析するような手法で、しかももっとよくわからない
    状態になっている感じがして、ちょっとあまり
    よくわからない内容だったと思います。個人的には・。

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    2019年03月02日
  • 猫道楽

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    ネタバレ

    ジャケ買いならぬ表紙買いした積読を崩す。ちらっと読んで「ん?」となり、中盤まで読んで「お?」となり、著者名を確かめて「あ、あぁ~(納得)」となった。

    耽美で甘やかな言葉の流れ、クスリと笑える隠喩表現。グッとはこないけどふわっと暖かいようで、少し切ない物語。同性愛表現に抵抗が無いのであればお手に取ってみるのも良いかもしれません。

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    2019年03月02日
  • メルカトル

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    メルカトルときたからもっと地図がキーになるのかと思ったが、地図の存在感はさほどではなかった。
    リュスの平静な心と同じように文章も静かで、淡々と進んでいった印象。ちょっと盛り上がりに欠けたかな…

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    2019年02月26日