長野まゆみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ文庫版楽しみにしていました
表紙の色っぽさが素敵
内容は圧倒的に前作の方が好みでした
今回もいいけどね!!正直いうと後半部で
ちょっと飽きてきてちゃんと読めてないから
また読みますね! あと羽ノ浦先生が
謎を残したままどこかへ行ったのが
かなり悲しかったですね またどこかで登場して頂きたい
サブのほうに好みのキャラが多いので次また出るのだったら
活躍してほしいなー 弥とか久生とか
真也ちゃんの男らしさが好きです なんだかんだで
今回は桜蔵と真也ちゃんの絡みが一番好みでした
髪に指をからませキスをするシーンがとてもきた
相変わらず甘くて幻想的で美しい文章でした
着物の柄の説明?とか香りの表し方と -
Posted by ブクログ
市村青年の鈍さというか天然さに襟首掴んで揺さぶりたくなる気持ちで読み終えてしまいました。彼と兄がどこへ行ったのか、改めて想像するために時間を置いてからまた読みたいです。
思わせぶりな会話と肝心な部分の描写を省いた、読者の想像を掻き立てる物語。長野さんの作品によくあるこの雰囲気をなんと表現するのが適当かわかりませんが、一言で表すなら妖しいです。
私は子供の頃に初期の長野さんの作品でファンになった層なので、こういった雰囲気の作品に抵抗を覚えないではないですが、文章そのものの美しさは流石。解説の言葉をお借りするのであれば、私にとって長野さんは「ひとり一ジャンルの小説家」です。表現するものが変わって -
Posted by ブクログ
人口の減少により、実の親以外に代理母と生活する家族が普通に存在する世界が舞台。
銅貨、銅貨の兄の藍生、銅貨の友人の水蓮が主な登場人物。
主人公の銅貨も全員血の繋がらない家族の中で暮らす少年だ。
銅貨と藍生の確執、銅貨と水蓮の友情といった部分を独特の言葉で描きながら、少年が成長していく様子を綴っている。
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長野節炸裂というか、かなり特異な世界観な上に不思議な単語にルビ満載なので、合う人合わない人がはっきり分かれる作品だと思います。
私は綺麗な表現だな~と感じる方なので、長野さんの文章はとても好みなんですが。
『新世界』辺りの話に感じる毒気はほぼなく、ほんわかしたファンタジー色が強いよう