【感想・ネタバレ】箪笥のなか のレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2015年04月21日

姉弟の日常に起こる不思議な出来事の短編集。
ざわざわするけど癒される。
忘れたころにまた読み返したくなるお話。
もう何度読んだかわからないくらい、お気に入りの一冊。
長野まゆみの著書の中では異色で、綺麗な少年は出てきません。
読み終わりたくないなぁって気持ちで読んでいました。
続編出ないかなぁ。

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Posted by ブクログ 2012年10月06日

これほど不思議な雰囲気の漂う小説。という説明がしっくりくるものもないでしょう。
次へ次へと言葉を求めていく。それは小説として求められるべき文章力なのですが、この作品では言葉をじっくりと噛みしめながらよみたいという欲求がわき上がります。

長野まゆみ先生の初期作品のような、総じてほっこり出来る雰囲気を...続きを読む

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Posted by ブクログ 2012年06月08日

おもしろい。
こんな箪笥ほしいなあと思います。

蝙蝠の引き出しが一つであんなに不思議なことがたくさん起こったのだから、もらったのが蝶ではなく飾りが蝙蝠の方の箪笥だったらもっと不可思議なことが起こっていたのかな。

蝙蝠はドラキュラとセットになっていることが多く、不吉なものというイメージが強いですが...続きを読む

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Posted by ブクログ 2012年02月02日

子供の頃よく想像した、ドアの向こうにある異次元の世界を髣髴とさせる。
この書ではドアではなく箪笥なわけだが、異次元の世界へこちらから赴くのではなく、向こうの住人がやってくるのである。

ワクワクしながら読み進めることのできる1冊。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

ほう、長野まゆみってこういう雰囲気の話も書くんだ。というのが第一印象。譲り受けた箪笥から現われる怪異。聞こえないものを聞こえてしまう少年期の弟、それらがすごく日本的な感覚なんです。
此岸と彼岸、夢と現、過去と現在、それらがない交ぜとなり境界線が薄れていく。しかし登場人物たちはきちんと地に足のついた生...続きを読む

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Posted by ブクログ 2018年10月20日

すごく好きです。ゆっくり読まないと置いていかれるような小説。たびたび登場する「あめふらし」から『あめふらし』を手に取った。リンク具合がたまりません。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年01月12日

不思議なものたちが引き寄せられてくる古い箪笥を譲り受けたことから始まる連作短編集。‬

‪ぽつりぽつりと呟く日記を読んでいるようで心地よいリズムだった。‬
‪この世のものでない存在も面白かったけれど、昔からのものを大事にする穏やかさや、新しいものや分からないことを否定しない人間性がよかった。さまざま...続きを読む

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Posted by ブクログ 2019年08月20日

単行本の方を読んだのは2007/10/25になってたけど全然内容を覚えてなかった。箪笥を通して不思議ななにかが起きる、和風な話だったような…くらいの印象。
読み直したらめっちゃ面白かったやんか。非日常のはずのものがスーンと入ってきてて、なんのことなく日常に受け入れられている平和な雰囲気がいい。あと食...続きを読む

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Posted by ブクログ 2016年06月26日

梨木さんの「家守綺譚」を思い出した。うつつと夢とを行き来しながらもそれを当たり前のように受け容れていく様がとても好き。

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Posted by ブクログ 2016年05月19日

少年が主人公の甘くてステキな言葉が詰まった作品と違い
不思議で懐かしくて優しい物語。しかも語り手は女。
不思議なものを見たり聞いたりするのは弟である。
そんな弟を、すんなり受け入れる家族がステキだ。
梨木さんの家守奇譚を連想しました。
人から人へ渡り歩いてきた箪笥。
箪笥に選ばれた者が体験する不思議...続きを読む

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Posted by ブクログ 2013年05月30日

叔母の家からいらなくなった箪笥をもらうことになった。車に乗せて運ぶ途中、手伝いに来た弟は迷った道で車が重くなったといい出す。夢か現か、言葉と象徴のリンクで描かれる少しミステリアスな物語。

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Posted by ブクログ 2013年01月17日

いかにも長野さん、な文章なのですが、今回はほかの作品とどこかひと味違ったように感じます。

設定に少年が出てこなかったのが、珍しいと思いました。
姉と弟の組み合わせは結構何回か読みましたが、今回の姉弟の掛け合いが一番好きです。

綺麗な文章はもちろん、いつもみたいに登場人物たちに危うい感じがしない作...続きを読む

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Posted by ブクログ 2012年12月28日

長野まゆみの初期作品を好んで読んでいた私にとって、
これはごく最近の作品となる。
読み進めるうち、不安になった。
紛れもなく長野まゆみの作品で、面白い。
でも、作家仕事の仕舞いの支度をしているような気になってしまった。

交錯し、曖昧で、美しい道具仕立てであるのは変わりない。
でも、それらすべては全...続きを読む

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Posted by ブクログ 2011年12月15日

すべてを語られてしまうほど退屈なことはない。
それは親切でも丁寧でもなく、ただ、無粋というものだ。

この世とあの世をわけなきゃいけないなんてことはなく、
あっちとこっち、ゆるゆると行き交い、交錯する。
しろとくろに分けろなんて、だれも決めていないのだから。

「私」は「弟」にくらべると、こっちに重...続きを読む

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Posted by ブクログ 2010年05月26日

長野作品では一番好きかもしれない。長編は中だるみになるのでごくみじかい話の方が巧い作家さんだと思う。珍しく女性主人公

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

「そうそう、そうなんだよな〜」「あぁ、そうだったよね〜」
小さなエピソードに妙に共感できたのは子供時代を送った「昭和」が感じられるから?
箪笥の引き出しをめぐる不思議な短編連作は、どれも郷愁を覚える心が和む作品。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

パート仲間さんに借りました。 不思議な香りのする短編連作集です。 連作だから〜お話のトーンは同じ。。。です 

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

長野作品なのに一般向けで超びっくりした! 何このほのぼのした話!
箪笥、という言葉はやはり魅力的ですね。古い空気と独特の懐かしい香りがある。それらを言葉にしたような話です。読みやすい短編形式です。

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Posted by ブクログ 2014年01月06日

親戚の家から、古い紅い箪笥を譲り受けた私。
その箪笥は突然引き出しが開かなくなったり、お酒を飲んだり、あるはずのないものが出てきたりする。
風変わりな弟と共に、主人公が遭遇した箪笥にまつわる不思議な出来事を描いた短篇集。

掴みどころがない、ふわふわとした物語である。
弟のキャラクタが味わい深い。
...続きを読む

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Posted by ブクログ 2013年07月26日

☆3.6
親戚から譲り受けた、古い紅い箪笥。その引き出しから時々不思議なものたちがあらわれ、また箪笥に呼ばれるように、この世ならぬ人々が私を訪ねてやってくる...。

古い紅い箪笥の影響で、現実とちょっと不思議な世界の入り混じった空間になってる。訪ねてくるのは怖いものたちじゃない、ちょっと不思議なも...続きを読む

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