【感想・ネタバレ】箪笥のなかのレビュー

あらすじ

親戚の家からゆずりうけてきた、古い紅い箪笥。年ふりたそのひきだしからは、時に不思議なものたちがあらわれる。そして箪笥によばれるように、この界(よ)ならぬ人びとがわたしを訪ねてやってくる――。現実と非現実のあわいの世界をたゆたうものものを細やかな筆致で描き出し、著者の新境地を示す連作小説集。(講談社文庫)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

不思議なものたちが引き寄せられてくる古い箪笥を譲り受けたことから始まる連作短編集。‬

‪ぽつりぽつりと呟く日記を読んでいるようで心地よいリズムだった。‬
‪この世のものでない存在も面白かったけれど、昔からのものを大事にする穏やかさや、新しいものや分からないことを否定しない人間性がよかった。さまざまなものと共存していると気づかされる。こういうしなやかさを私も持ちたい。

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2020年01月12日

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