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※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 行方不明の野茨を探して、百合彦と葡萄丸は「仔犬座サーカス団」を訪ねた。そこには野茨そっくりの少年はいたが…。近未来世界を舞台に、"ほんとうの存在とは何か"を求めてくり広げられる、傑作サスペンス・ファンタジー。
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Posted by ブクログ
古本屋で購入。長野まゆみ先生はすきだったけれど、初めて読む本。 相変わらずの独特の世界で、楽しかったです。お気に入りの一冊!
本物と偽物の区別 境界線の曖昧さ 結局のところ私たちが見て聞いて信じている真実とは、表面上のものに過ぎないのかもしれない
設定は近未来っぽいのにそれでも漂うレトロ感。言葉の選び方によるものなのだろうけどやっぱり好きなんだなあ。
面白かったです。 百合彦も野茨も葡萄丸も、少年たちが誰も彼もレプリカだと思ってしまう、ぐらぐらする世界でした。 野茨が本物かレプリカか見分けられない百合彦と、どちらなのか即答する葡萄丸。 人の見る力なんて当てにはならないのかも、と思いました。 そして近未来と懐古が混じり合う空気とディストピアな雰囲気...続きを読む…たいへん好みです。 「寝ても覚めても」と、人の認識の曖昧さを感じる作品が続きました。
長野作品の中では比較的わかりやすいテーマだった。物語もわかりやすい。後半になるにつれこの主人公達はレプリカなのか、本物なのか、いよいよわからなくなっていくのだが、そんなこと関係ないんじゃないか。という気さえしてくる。大切なのは本物なのか偽物なのかどうかではなくて、自分がどう向き合うかという、信頼の問...続きを読む題なのだという。 代わりに葡萄丸のレプリカが送られてきて、彼との生活が始まる、となった時、このようにどんどんレプリカは増えていくのだと思うと、少し怖くなった。ある意味ホラー?
百合と茨(ばら)だったとは…。読んだ当時は何にも知らんかった。笑 しかし本物かレプリカかっていうモチーフはたまらん。しかも「螺子式」ねじしき。うーん読み返したい。
結構お気に入りのお話です。話が面白い。 レプリカ。本人そっくりの存在。ほんものかレプリカか。 自分のことをレプリカと言い出す野茨が不安な百合彦。 ほんものとレプリカを見分けられない百合彦が不安な野茨。 葡萄丸にははっきりと見分けられるのに、百合彦はわからない。 ぼくには誰もいないという葡萄丸。 少年...続きを読むたちのいろいろな想いが交差するのが好きです。 不可解な終わり方をする話が多い長野まゆみですが、 この話の終わり方は結構おもしろくてお気に入りです。
こういうおもちゃ箱やら岩石標本やらを一緒くたにひっくり返したみたいな世界観が好きでたまらない。模造だと分かっていても息を止めたまま見入ってしまいたくなる極彩色のそれ。 長野作品の魅力の一端とは即ち、彼女の持つ「少年」という種族に対する美学。未分化で人間的な生身の体を持たない者たちへの無上の愛であり憧...続きを読む憬であり賛美は、長野少年たちに与えられた名前に具象化されているように思われる。彼らの名前リストとかあったら一日眺めていたいくらいだ。今作の『葡萄丸』は大ヒットだった。素敵過ぎる。
物だけではなく、人物までレプリカとして作ってしまう世界。自分のレプリカが自分の知らない所で活動してたらどうしますか?結局、誰が本物だったのか・・・?
「つまりね、ホンモノかレプリカかということが、なぜ重要なのかということだよ。」(p.154) 本人と区別がつかないほど精巧に作られたレプリカキットが出回る世界。従弟の葡萄丸と暮らす百合彦と、彼の友人野茨を中心としたSF風のお話。 野茨とレプリカの区別がつかない百合彦は本物の野茨を探すうちに、一...続きを読む体、何が野茨を本物と証明することになるのかと考え始める。 一方、本物の野茨はレプリカの百合彦と会っていたらしく、自分の気付かないうちに自分のレプリカが作られ、動いている。それも、1つではなく無数に存在するとなるともう本物がどれだったのかさえわからなくなる。 案外、友人のレプリカに戸惑う百合彦本人がレプリカだった…なんてことも考えられる。 ラストで新たなレプリカが登場したことにより、いなくなった人の埋め合わせとして、すぐに入れ替わりのレプリカが送られてくるのかもな…と思った。そうやってレプリカにどんどん交代させていくと、もう生身の人間が1人もいなくなるのかもしれないなぁ……結構怖い。
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