【感想・ネタバレ】サマー・キャンプのレビュー

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Posted by ブクログ 2012年01月22日

さらさら読みやすい本かと思ったら後半理解できず読み返すことに。
サマー・キャンプの意味にハッとした。
長野作品の「性」はやはり好き。

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Posted by ブクログ 2011年06月10日

これぞ”愛”という感じがする。
辰と温の関係が好きだな…。しかし、遺伝子の話は結構難しいけど、さすが長野先生な内容。

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Posted by ブクログ 2010年02月21日

淡々とつづられる文章の中に、確かな感情の揺れがあります。
生命の在り方について考えさせられます。

あいかわらず食べ物の描写が素晴らしいと思います。

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Posted by ブクログ 2020年05月27日

好きです「黒長野」。
BLですがそれだけではなくSFでもあり。
性別があやふやで、でも男とか女とかは大事なことではなくてその人がその人であることの方が…というようなことを思いました。
性染色体がYYか…という世界ですが(XXYの症候群は実在するのですね)、不燃ゴミの白い羽が舞う夢の島、素敵。

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Posted by ブクログ 2016年10月29日

さらっと一読しただけでは、よくわからない所がまだまだある。しかし、よくわからないけれど面白いし惹かれるのが不思議だった。長野まゆみさんに興味を持つきっかけになった作品。
愛情と行為を分けていた所も魅力だった。
自分がここにいることに対する肯定を、他者から自分が必要とされることを求めて時に縋りたくなる...続きを読む気持ちもよくわかる。
温に感情移入していたのかもしれない。
とりあえず、もっかい読もう!笑

一年ぶりに再読。というわけで勿論サマーキャンプの意味もわかった上で読んだ。前回よりも人間関係や登場人物たちのセリフの意味が入ってきやすかった。初めて読んだときはその世界観にただただ圧倒されるばかりであったが、2回目の今回では本著が生殖医療が進化した世界で生まれた人々の存在、彼らの葛藤そし自己容認を描いた物語なのだと広い意味で捉えることができた。(前回は登場人物と自分を重ねるというある意味独りよがりな読み方をしていたと思う。)

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Posted by ブクログ 2012年04月01日

再・・・読。性染色体の異常は、いずれあってもおかしくはないようは錯覚(?)を持ってしまいます。性別の境界線の曖昧な世界に多少混乱しつつ、久しぶりに物語を堪能しました。この登場人物の中で、意外にもお母さんが好きなのですが、女性として現実的に憧れる部分を持っているから、安堵する存在なのかも。

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Posted by ブクログ 2011年05月20日

思ってたのとは大分違う感じだった。
うーん結構難しい…頭がこんがらがってくる…
性に関してや愛情や行為の意味とか理由とか考えさせられるお話。保健の授業になりそう…
もう一回読みたい。

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Posted by ブクログ 2010年04月24日

"ABITAS-C1"
特徴的な症状として人の顔を憶えない。
男性のみにあらわれる。
総じて著しく知能が高い。

♂ X-Y ♀ X-X

辰 X-X-Y
温 Y-Y
景 X-Y
ヒワ子 X-Y

久々に遺伝に興味。
なんと生物の参考書を購入してしまった。。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

家族の愛というよりは、性別のお話。
生殖器、性表現、ややこしい。なので染色体でそれを判り易く。。。
あんまりなってねえ。
面白いのだけれど、「面白い」のであって、悲しみや孤独、それらを鬼気迫るものに感じれない。
そこでとてもそれを体現できる痛みの只中にいるのがルビではないかと思われる。
だけど、そこ...続きを読むまで深くは描かれない。
主人公は傲慢すぎ、云ったことが裏目に出ては後悔しやりこめられてばかり。
「なに・・・・すン・・・だよ」て、何回云うんすかww
でも、そんな彼が思い返せば自ら「なにすんだよ」的なことを行い、自ら思うようにやりこめたのは少年版ルビだけだった。
そんなことを思い返させ、ほっこりさせられるラストシーン。
結局はヒワ子のもとで暮らした日々が「サマーキャンプ」であり、辰の家にもどるのか。
辰にとっては温はかけがえのない存在で、温は少年ルビに惚れる。
ん〜。ここでは性別が重要なのに、「女」の描かれ方があまりにひどい気がする。

ABITAS-C1(アビタスシィワン)
この語呂すきww

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

この本の題名でもある
「サマーキャンプ」の本当の意味を知ったとき、
切ない気持ちが胸にあふれた。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

物語の舞台となる湾岸の景色が素晴らしい。処理サイトであるジオデシックドームのチューブから、青空や青い海へはらはらと無機質に降り注ぐプラスチックの薄片の描写がとても美しい。生殖医療や性的な問題を描くウエットさが、青い臨海の風景によって打ち消されていて、しかし逆に人工的でよそよそしい印象。登場人物に好感...続きを読むを抱くことはなかったが、面白かった。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

主人公・温(ハル)の淋しさが、ものすごく伝わってくる作品。
獣医の辰(トキ)がたまらなくかっこいい。
何度も何度も読んでいますが、なかなか難解な話のため、何度読んでも頭をひねる作品。
でも惹きつけられるように、また本を開いてしまいます。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

性別と記憶がテーマ…だったと思います。何か、微妙に科学的と言われればそうなんだろうけど、でも首を傾げちゃう感じ。何だか途中で主人公が置いてきぼりになっていたように感じたりしてました。

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Posted by ブクログ 2014年04月28日

ああ、長野まゆみさんはやっぱり頭がおかしいなと。

再読します。
メモを取ってもう一度頭の中を整理しないと、この本を本当に楽しむことはできないようだから。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年10月17日

彼女作の「ぼくはこうして大人になる」と少し近かった。清浄な淡白な文章と設定、ドロドロで欲望と希求溢れる内容。長野まゆみの、錯綜した性や女性男性の垣根を分からなくさせる得意の内容だった。読んでいて誰が何の性別でどんな印象でどんな人物なのかわからなくなる。いかに自分の人物評が性別に依るかが分かって嫌にな...続きを読むった。ジェンダーの問題を主眼に置きつつも主人公、温の性別や染色体や病気を探るものではなくてそれは唯の手がかりで自分は何者なのか、どういう生活をしてきたか誰なのか、社会と相対的に存在する自分はどこにいるのかを探っていった。
自分が何者なのかということを探ることで自分の世界、自分にとっての愛おしいものをがむしゃらに品位なく探し涙しみっともなく理解することを書いていた。

「ぼくはこうして大人になる」と似ているといったのは、守られる存在、自分が弱い立場でありながらそれにうすうす気づきつつも見て見ぬふりをしてある意味で傲慢に自分の世界を暴こうとする様が見える点だ。
でも彼は気づいてしまう。自分は子供で守られるがそれは薄氷の上にあるものだと。親子の絆はとうになく、叔母の信頼という愛はもう少し他の通常とは異なり、辰は放蕩者だ。時にそれらは無遠慮な温の言動によって爆発し、自分の立ち位置をいつも知らされる。

記憶と視点がごっちゃになっているのでたまにパラパラよみ返しながら読んだ。ふわふわ読もうとするとわからなくなる。キャラの一部がなんかエヴァみたいだな。

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Posted by ブクログ 2013年02月27日

長野さんの文章は、こわいくらい美しいんだけど
何が言いたいかはあまり分からない。

内容というよりも、雰囲気を楽しむ感じなのかも。

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Posted by ブクログ 2011年08月17日

最後の辰のセリフと最後の一行に「…は!」となり、数ページ戻って読み直しました。結末は自分の解釈で正しいのかな…。

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Posted by ブクログ 2010年06月27日

一回読んだだけじゃいまいち把握しきれなかった部分が…いずれ読み返したい。でもみんな何かが足りなくて、からっぽで、漠然と切ない空気はとても良かったと思う。説明を省いて雰囲気で語る長野まゆみの作風はSFだと余計不思議さが増します。それが良い。あと長野まゆみのSFはレトロフューチャーなところが素敵だと思い...続きを読むます。

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Posted by ブクログ 2009年12月30日

ちょっと難しい内容でした
最期にタイトルの意味を知ったときやられた!と思いました
辰の駄目な大人っぷりと温のかっこよさ(?)のバランスがいいです

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

最後にしまったやられた…!とおもいました。
後半の辰の駄目な大人っぷりも大変よろしい。温がいないと生きていくこともできないっぽい。
ダメダメだ〜などとニヤニヤしていたところを非常にあざやかにひっくりかえされて、ああうまいなあ長野さん、という感じです。
まあ読んでくださればわかります。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

 私が最初に読んだ長野さんの本。
この本を読むきっかけは、
私が好きな人がこの本を読んでいた。
それを知ったときに買ってみた(笑)
 近未来が舞台になっている本です。
最後がね、ものすごく切なかった

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

「新世界」シリーズ完結後第一作だった気がする。文芸誌のインタビューで「初めて苗字のある主人公」とか書かれていた気がする。苗字があっても長野ワールドは長野ワールド以外の何物でもないと私は思った。最後「お前のサマーキャンプは……」というセリフで、ああ、本全部でサマーキャンプだったんだなって。

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