【感想・ネタバレ】兄と弟、あるいは書物と燃える石のレビュー

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Posted by ブクログ 2017年04月30日

面白かった。
短い、2、3ページほどの話の集まりみたいな書き方で、こんな話の書き方もあるんだとおもった。
兄と弟の話かと思って読んでいたら、次第に語り手がいることがわかり、最後の章までに語り手は誰なのか、というような推理要素が存在する。私の予想は外れた。時軸がいったりきたりで混乱しそうだったけど、別...続きを読むに混乱することなんて何もなかった。
誰が誰で、何がなんなのか。ミステリじゃないのに想像して辻褄を合わせるのが面白かった。
設定が深く作られてるのかなと思ったり、なぁんだそういうことだったのかと思ったり、つまりどういうことだったのと思ったり。
まあ、何を言ってもネタバレになりそうなので何もいえそうにないって感じ。
もう一度読み返したほうがいいのかなとは思うけど、深読みするべきなのかとも。真相を誰か教えて欲しい。
面白かった。
フォントがやけにぬるぬるしてた。
装丁・デザインかわいい。

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Posted by ブクログ 2016年03月18日

二面性と連続放火事件。偶然が偶然を呼び作り上げられた偶然の謎世界の謎解き…のような謎回収。物語と現実が入れ子のようになっていて、さくっと読みやすいのに理解し切れず、再読を重ねてそのうち話の核に辿り着ければいいなぁと、そんな思いを抱いた一冊でした。でも嫌いじゃない。むしろ好き。

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Posted by ブクログ 2016年02月15日

語り手の「私」とは誰なのか?物語の中盤から「私」は作家の清三五にスライドしていく感じがして、清の語り=神の視点だと思っていたが、最後に計一を「患者」と表したとき「私」が誰かわからなくなって、見事にひっくり返されました!もう一度冒頭に戻って読み返すと、確かに「私」はカウンセラーのような立場にあることが...続きを読む描写されている。劇中話の入り組み具合、信頼できない語り手、いつもの艶っぽさは皆無な作風だけれど、とっても面白かった!

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Posted by ブクログ 2020年07月25日

今の私にはかなり興味深く読み進むことができましたが、タイトルから長野さんの昔の作風をイメージして読むと、当てが外れるかもしれません。

以下9頁から引用
「現実と虚構の区別もできない、あるいはしない、このような種族がそこらじゅうにいて、多くは病の自覚もないままに日常を過ごしている。」

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Posted by ブクログ 2017年02月04日

最後の最後まで読み手を混乱させる作品でした。理解しかけていた物語が、ある一文でひっくり返されるの繰り返し。作品中に出てくる「目に見えるものはいつもほかのなにかを隠している」「書かれたことはいつもほかの謎を隠す」といった言葉は、まさにこの作品を表しているように感じました。結局、誰が本当に実在して、それ...続きを読むぞれがどのような関係にあるのか理解できずに読み終えてしまいましたが、だからこそ物語に引き込まれました。混乱してばかりだったけれど、読みやすくて雰囲気も好きでした。

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Posted by ブクログ 2021年05月30日

どこからどこまでが、本当のことなのか、妄想なのか、混ざり合った世界。それが長野まゆみ先生なのだ、と言われればそうなんだけども。舞台が現代で、妙に現実的すぎるからなのか、謎を追いかけながら読み進むことに、いつものような楽しさを感じなかった…。

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Posted by ブクログ 2020年10月16日

実在するのはどちらで、どの過去が本物で、事実はどれなのか?
劇中劇のように見えるのに、ほんの少しずつずれた情報が重なり合い、物語と虚構と登場人物達の位相をずらしていく。
一読しただけでは整理しきれず、再読を試す。が、ますます混乱する。この感覚には覚えがあるぞ、と私のように作者の初期作品に傾倒したこと...続きを読むのある読者の一部は感じるのではないだろうか。
当時とは趣が大分異なるが、散りばめられたエッセンスに作者らしさを見つけるという楽しみ方もできる一冊。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年09月17日

現実と虚構が混ざる話も双子の話も好きで、これもすごく面白かった。話なかなか進まんなと思いよったけど最初から進んでなかったんやなー。状況説明しよるだけやのに、話進んでないのに先が気になった。
誰の頭の中なのか分かったところで、でもよくわからん謎も残っとるけど、伏線(?)を読み返すのも探すのもたいへんや...続きを読むけんこのままでいいわい。『野ばら』の夢現どっちか分からん感もこんな感じやった気がする。いや長野まゆみこんなんばっかか。
しかし、この手記?一体誰の文章の体で書いとるのや、くどくて読みにくいな、と思いながら読んでた。最近の長野まゆみの文体がこんなんてわけではないよね?????

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Posted by ブクログ 2018年07月26日

その家とその本は、何を隠しているのか──?猫の住む家に集う人々とカルト的人気の小説を幾重にも取り巻く甘美な罠。謎に満ちた物語。

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Posted by ブクログ 2017年01月25日

久しぶりに読みたくなった長野まゆみ。初期書かれていたものから根底に流れるものは変わらないんじゃないかと思うのだけど、扱うテーマが少しずつ移ろっていくのが面白い。心の柔らかいころにデビュー当時の作品にどっぷり浸かったのは今は懐かし思い出。初期作品の中では『よくわからなかった』「魚たちの離宮」の文章の一...続きを読む端を見かけて、今読むとなんか違うかも、と読みたくなった。
最近も読んではいて、「カルトローレ」「箪笥のなか」なんかが好き。

今回の作品は分かりづらいけれど、嫌いじゃない。作者と作中作の入れ子構造、小説とそれを原案としたドラマ、さらに小説家が実在の編集者の名前を作中で使ったせいで同じ名前の人間が別の次元に複数存在している。メタ要素のある話ってどれかほんとかわからなくなるからとても心地よい。けれど、すっきり読み終えたいならそこが嫌なのかも。
あと、語り手が誰であるかもマーブルな感じ。でも結末読んだら「物語は円環で閉じる」って感じがしたから満足しました。
星は3.5くらい。

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Posted by ブクログ 2016年02月01日

現実と虚構が混ざり合っている中で、現実と虚構どちらにも記憶障害であったり混乱があり、大変わかりにくい。
リエトが実在しないと書かれた時には、くそうやられたと思いました。良い意味で。
結局何がどう繋がるのか、いや繋げようとしてはいけないのか…。
長野先生に敬服です。
この物語では皆極端ですが、誰にでも...続きを読む二面性はあるのだ。

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Posted by ブクログ 2015年09月27日

んん?結局誰が実在するんだ?現実と小説と妄想が入り混じってこんがらがる。正解があるパターンなのか、「新世界」みたいに正解がないパターンなのか。もう一回読んでみます。

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Posted by ブクログ 2015年09月18日

タイトルに全てが込められた小説.
現実と書かれた小説の中の物語と患者の妄想とが入り乱れこんがらがっている.が,このこんがらがり以外に何が面白いかと言われると,ちょっと困ってしまう.

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Posted by ブクログ 2015年07月14日

話が入りまじっているのかな?
なので、わかったようなわからなかったよな。
でも、気分は悪くない。

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Posted by ブクログ 2015年07月21日

紙のチョイス、文字の処理とか
ブックデザインは結構好きです。

内容は、長野まゆみの王道に近い。
しかしちょっとずつ種明かしして
焦らすわりには物足りない。
元々、起伏の激しい話を書く人ではないし
こんなもんかも。

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