あらすじ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
日付変更線を超えて…ぼくたちは出会う。長野まゆみが贈る時空活劇的浪漫。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
死んだ少年と亀の物語。
史実に沿っているようでいて、少しずれている。
現実の先にある未来なのか、並行世界の未来なのか。
3つの物語は、少しずつリンクしているようで、少しずつ違う。
生き変わり死に変わり、時空も超えて旅を続けるシロウヅたちの物語でもある。
美しい少年たちのために、美しく創られた世界。
現実ではない、作り物としての、物語の美しさがあって、そういうところが好きだ。
Posted by ブクログ
時間の枠をこえて移動できるものたち、とでも言えばいいんでしょうか。
いろんな時代の話だけれど、
出てくる登場人物の本質は変わらない。
どこまでが現実で、どこまでが夢なのかが曖昧な
不思議なおはなし。
こういう雰囲気すき。
Posted by ブクログ
最初は「不思議な話だな」から始まるのだけれど、読み進めるうちに、どんどん迷宮の中に迷い込んでいって、自分がどこにいるのかわからなくなる感覚になる。だけど引き返す道も分からないような。
主人公の心の声かと思っていたら、急に誰かのセリフになったり、登場人物はひょっとしたら声に出して会話をしていないのかも。「」がないのも面白い。
Posted by ブクログ
面白かったです。時代を移動していくときにちょっと混乱しましたが、好きな空気でした。シロウヅやハク、不思議な人というか、人でないものかもしれませんが魅力的でした。長野さんの描かれる過去の世界が好きですが、未来も良いです。なんだかレトロで。引きこまれました。
Posted by ブクログ
相変わらず夢か現か。というセカイを描かせたらうまい。
道路のあちらとこちらが時の狭間。ヒトかアヤカシか。あやうい感じは悪くない。理不尽なことを言われている納得のいかない感じとか。何がホントでウソかわからないあいまいな感じとか。すっきりはしないんだけど、長野まゆみお得意の世界観を、お得意の少年で展開。
ワンパだけに、安定感はある。
Posted by ブクログ
一本目リュウグウノツカイがとてもすき。
たった三十頁でこの世界観!わくわくした。百回くらい読み返したい。
時空を超えて永遠の旅を続ける少年、というのは最初期から続く長野さんの十八番。短篇の泡が消えるような後味もすきだが、三作もあるとこちらの目も熟れてきてしまって。
一作目だけならば★★★★★だが、それでは出版できないものな。
Posted by ブクログ
世界観やキャラ設定は好きなんだけど、
時空や空間をポコポコ飛び越えすぎていて
こんがらがります…。
それも永の作品の特徴の一つではあるけど、
飛びすぎな気が…。
登場人物はみんな魅力的なので、
話やキャラに集中できない感じは
残念な気がしました。
Posted by ブクログ
ファンタジー
章題の意味がわからない。タマテバコは話の中に出てきてるけど、リュウグウノツカイとトコシタノエビは??
白珍「しろうづ」というたてがみのある亀 殻に入って人の姿をとって、時を超える
陸に上がるのは産卵するためなので雌
箪笥のなかとかアメフラシ(だったっけ?)とかの仲間かな
Posted by ブクログ
時空を超えて、少年が経験した不思議な世界の話。タイムトラベルの話、というよりは夢を見ていたような、繋がるようで繋がらない奇妙な感覚が残るストーリーでした。
長野まゆみさんらしい、言葉が美しくて読んでいて心地よさを感じました。時空の変化にはついていけなくて、おいてけぼりな気分を味わいつつも。
Posted by ブクログ
3つの短編でできている。
どの作品の主人公も、時空を超え、今いる世界とは違う時代を覗き見る。
そしてまた現実へと引き戻されていく。
なんとも言い表しがたい不思議な世界。
レトロな雰囲気が、読んでいてとても心地よかった。
なかでも「リュウグウノツカイ」が好きでした。
Posted by ブクログ
悪夢を食べるシロウヅ、日付変更線を越えて繰り広げられる物語。
亀を救うところから始まり、玉手箱をもらって…浦島太郎物語の要素を含みながら、タイムリープもあって、難しい。どこからどこまでが夢かもよくわからなかったり。
雰囲気で読めってことなのかなあ…。笑
時を超える少年(亀)たちの物語。彼らは悪夢を食べる。食べられたら夢は正夢にならない。日付変更線を超える、という設定に浪漫を感じる。パラレルワールドのようにもなっていて面白い。カメと浦沢、玉手箱など浦島太郎のモチーフが登場するのも遊びがある。
Posted by ブクログ
時間も空間もあったもんじゃないので唸りながら読んだ記憶が。でも長野さんはそういうお話こそ再読がおいしいのを知っているので再読しよかなと思う今日この頃。
Posted by ブクログ
長野ワールド炸裂ですね。
今回のストーリーは「浦島太郎」を軸に、不思議な亀と人間の話で、時代を交錯して進む話です。
短編集だけど、全ての話がつながっています。
同じ登場人物もいれば、既に死んでいる人、その体に宿る亀・・・。
不思議すぎて整理しないと頭が混乱します(私だけ?)
珍しくハッピーエンドのような感じがします。
Posted by ブクログ
シロウズという存在。
時空の超越。
日付変更線。
設定はすごく凝っていて、とてもおもしろいと思ったんですが、
さすがの長野節というか、耽美な表現、関係性に走りすぎて
結局ナニが言いたかったの?!という感が否めませんでした笑
それすら作者の計算ならもう脱帽するしかないんですけども^^
表紙の絵がとても雰囲気があって好きです。
Posted by ブクログ
寓話とかけた時空旅行の話は面白かったと思う。ただわたしに歴史の知識が乏しく、一度読んだだけでは内容を全部把握しきれず、読んでいてどの時代にいるのかも釈然としなかった。けれど面白かったので、もう一度寝かせて、歴史を少しかじったらまた読み直したい。
Posted by ブクログ
長野まゆみ作品の中で3番目ぐらに、好きな本。
時代を越えた物語と登場人物たちの交差が、
何故か儚い人間の一生の延長線上を
垣間見させてくれているようで、
何故か、なぜか、そっと安心できる物語。
Posted by ブクログ
「あめふらし」に似たような感じの世界観で雰囲気はいいんだけど、なんかこれは分かりにくかったです。人物のセリフにカギかっこが無いのが、逆にいいなぁと思いました。
Posted by ブクログ
日付変更線を超えて……ぼくたちは出会う
長野まゆみが贈る時空活劇的浪漫。タイムスリップが軸となった短編集。
「リュウグウノツカイ」
雰囲気が一番好きです。
唐突な終わりが長野まゆみらしい。 細かく描かれていないからこそ別れの切なさが募る気がした。
「タマテバコ」
楽しく読める1編でした。
どんどん混乱していってどんどん謎が解けるような
展開が気持ち良かった。
「トコシエノタビ」
ハラハラした1編でした。
気に入らないと思ってたアカツキをだんだん好きになっちゃう リクが微笑ましかったです。
Posted by ブクログ
07.3.27何だろう…よくわからなかった。読み返してもよくわからなかった。よくわからないようにつくられているのだとしたら、あまり楽しめなかった。最初の話は好きだけど。
Posted by ブクログ
「リュウグウノツカイ」「タマテバコ」「トコシエノタビ」からなるシリーズ連作です。
「リュウグウノツカイ」が良いです。好きです。久しぶりに読んでいて「頭おかしくなりそう…!」と思いました。「新世界」以来でしょうか。
そういう感覚に陥るのも長野作品を読む上では楽しみですが。
Posted by ブクログ
ちょっとスタートがマズイかな…?最初の話はいいんだけど、次の話へのつなぎが微妙…それさえ乗り切れば長野作品。好きは好きだがこれより良い長野作品はたくさんある。
Posted by ブクログ
長野さん的世界ど真中なんですが、それほどグググっとは惹きつけられなかったかな。
世界観は好きなんだけど。
同時期に読んだ『箪笥のなか』のほうが好みでした。
Posted by ブクログ
長野節炸裂って感じです。
浦島伝説をモチーフにしているようで、聞いたことのある単語が出てきますけど、見事に長野ワールドですよ。
こういう、不思議な世界を作るのが上手いなぁ。
長野まゆみ作品を堪能した気になりました。
Posted by ブクログ
平成から大正へ、そして昭和としらず舞台が変わるタイムトラベルもの(といっていいのだろうか)。
急いで読んでたらちとトリッキーでこんがらがってしまった。