長野まゆみのレビュー一覧

  • 天然理科少年

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    長野作品の少年たちはいつも名前が可愛らしい!
    最後にほっこり、だけどちょっと切ないような素敵なお話でした。

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    2011年10月30日
  • 鉱石倶楽部

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    さまざまな鉱石をお菓子に例え、美しい詩で紹介している。
    あまりにも著者の妄想が激しく、ついていくのが大変なとこもあったり。

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    2011年10月22日
  • 新世界〈1st〉

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    世界観が独特!いろいろな単語を覚えるのが大変でした(笑)
    これからどうなるんだろう・・・。続きが気になります。

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    2011年10月08日
  • 聖月夜

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    ネタバレ

    クリスマスのお話を4話集めた短編集。
    きらきら、きらきら、星のような雪が降ってくるのをイメージできる。

    真っ白な羽を携えた二人の少年が観覧車にのってぽつりぽつりと会話する様子は、何処か「銀河鉄道の夜の」ジョバンニとカムパネルラを彷彿させ、とても愛しい。

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    2011年10月02日
  • 銀木犀

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    ネタバレ

    「きみ、ずっとそのまゝでいたくないかい、」

    まさに長野ワールド!!の一言に尽きます。

    不思議な幻想の中に棲む少年は、純粋なようでもあり、何処か妖艶でもある。

    このままでいたい、という銀木犀の願いが自分の想いと少し重なった。

    優しい、だけど哀しい物語。

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    2011年10月02日
  • 銀河電燈譜

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    宮沢賢治が汽車の中、自分の作品の登場人物たちに出会い、自分の中の汽車に乗り続ける理由を心の奥底を浮かび上がらせていく。

    そのあとにもう一つ入ったお話は前半より幻想の度合いが下がり、落ち着いたお話。

    後半を読んだ後に、また前半を読むとまた違う一面が見えそう。人間関係図を書きながら。

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    2011年09月14日
  • 賢治先生

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    ネタバレ

    宮沢賢治が銀河鉄道に乗り込んだまま、その目的をはっきりとせず乗り込んでくる少年や青年、漁師の話を聞くともなしに聞き流していく。
    出てくる不思議に甘やかな料理の数々と、カムパネッラの赤い唇から次々零れていく質問。
    全体的に幻想に抱かれるような小説。

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    2011年09月01日
  • 鳩の栖

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    ネタバレ

     なんとも涼やかなお話たち.

     ☆鳩の栖
     死期を悟っても冷静さを保ち続けるお友達.
     あんな子いますか!

     ☆夏緑陰
     淡くてやさしい物語でした.
     親子ってつながっているのね.

     ☆栗樹-カスタネア
     あの強気な態度は、身体の弱さの反動?
     そう思うとなお切ない.

     ☆紺碧
     ☆紺一点
     かっこつけるなあ、真木は.
     亨が来島しか見えていないってわかってても、
     あきらめられないか.
     あー切ない.

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    2012年07月01日
  • となりの姉妹

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    微かに不可思議な気配のする断片が、
    折り重なるように、淡々と語られる。
    会話も地の文に織り込まれる表現に、
    読み始めは戸惑い、苛立ちました。
    しかし、ゆっくりと読み進めるうち
    今までに味わったことの無い感覚を
    得ることができたように思いました。

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    2011年08月22日
  • サマー・キャンプ

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    最後の辰のセリフと最後の一行に「…は!」となり、数ページ戻って読み直しました。結末は自分の解釈で正しいのかな…。

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    2011年08月17日
  • お菓子手帖

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    甘党の家系に生まれたとする長野まゆみ氏が、自身の生まれ年(昭和三十四年)から作家としてデビューした年(昭和六十三年)までの履歴を、そのときどき大好きだったお菓子と、世相をからめながらつむぐエッセイ。宮沢賢治の童話=お菓子とあてはめた賢治小論もついている。
    作者はわたしよりやや上の世代だが、同じ時代を過ごしてきた共感と懐かしさから、楽しく読めた。
    とは言っても共感できるのは、子ども時代とバブル時代くらいか。長野氏は東京生まれで、田舎育ちのわたしからは考えられないおしゃれな中高時代を送っている。いつの時代も生まれ育ちというのは、人を規定する力を持っている。

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    2011年07月28日
  • 雨更紗

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    ネタバレ

    抵抗なく読めるけどBL。
    でも美しい。
    文章というか、言葉の選び方というか、
    描かれてる世界観というか。

    二重人格の主人公の
    別人格が主人公で、
    当人はほとんど出てこない。
    彼を取り巻く環境がとても不思議で耽美。

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    2011年07月25日
  • 八月六日上々天氣

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    面白かったです。タイトルと綺麗な絵表紙に惹かれて手に取ったのですが正解でした。原爆について直接何か書くというのではなく、淡い文章と絶妙な人間模様が魅力ですね。淡々としていて心地よかったです。しかし最後は衝撃ですね。書かない事で書くということでしょうか。確実に心に残りました。

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    2011年07月17日
  • お菓子手帖

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    ■金花糖、動物ヨーチ、地球モナカ…時代を彩る駄菓子から、懐しの洋菓子、和菓子まで、すべてがお菓子でできた甘く懐かしい物語。

    ■■お菓子をテーマにしたエッセイ集。どのページを開いてもお菓子のお話が綴られてます。ついつい甘いものが食べたくなる一冊。

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    2011年06月30日
  • 新世界〈1st〉

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    雰囲気な好きな感じの未来設定だけど、まだまだ意味がわからない。
    あいまいな意識のまま進んでいく感じ。
    シリーズなので、今後に期待。

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    2011年06月18日
  • となりの姉妹

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    20110612
    不思議な世界観のお話でした。
    久しぶりの長野さん。
    読みにくいような読みやすいような文章と、流れの良い展開。
    しりとりの謎を追って行くといっても、緊迫感のあるシーンはなく、
    心地よいものでした。
    人との出会いが出会いを呼ぶという感じ。

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    2011年06月12日
  • となりの姉妹

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    雰囲気のいい小説, 、とでも言おうか。
    ただ、ちょっとわかりづらいのは、私の力不足なのか、そうでないのか。
    さらっと読みたい文体なのに、さらっと読めなくてもどかしい感じ?
    思わせぶりな表現や展開が多すぎるのかも。

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    2011年06月13日
  • お菓子手帖

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    ネタバレ

    まず表紙がかわいい。愛しい。
    中身はお菓子手帳と名乗っているものの、実際はまゆみさんの半自伝的なものとして読みました。
    勝手な想像ですが、編集さんからここらでそういうものを書いてみましょうと言われたものの、まゆみさんはストレートにそういうものを書かなそうなイメージなので。
    これまでもまゆみさん自身について、断片的に知る部分はあったけれど、こうして系譜をなぞって細かく知るのははじめてだったので興味深く読みました。こうしてこの方が出来上がったんだという感慨。ただ食べ物の表現的には、いつもの本のなかに出てくるもののほうがよほど惹かれました。好きなエピソードは鳥を病院に連れていくところ(私自身は鳥苦手

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    2011年05月29日
  • 箪笥のなか

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    親戚から貰ってきた、重厚な、昔ながらの箪笥。
    それをもらった『姉』と、それを姉の家まで運んだ『弟』の
    文章だけの箪笥話。

    会話文はあるのですが、かぎかっこで、というわけではなく
    ただ文章があるのみ。
    淡々と話が進んでいくので、状況その他が分かりやすいです。

    しかし、年代が分かりません。
    今なのか、それとも少し昔なのか。
    名前を言ってはいけない、という事で、唯一? 登場して
    他者から名前を呼ばれている甥っ子も、あだ名。
    …そこが謎です。

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    2011年05月24日
  • 新学期

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    鳩の栖をちょっと思い出した。
    ラストには、史生が報われた感じがして安心したけど、何となく史生が終始蚊帳の外って感じで可哀想だったなあ…
    もう深く兄とのこととか今後のこととか読みたかったな。蛇足かな。

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    2011年05月22日