あらすじ
東京で受験生としての日々を送る凜一。京都の大学でフットボール部の主力選手として活躍する享介。遠く離れていてもこの思いは伝わっているはず―そう信じていた凜一だったが、京都を訪れた折りに、享介の意外な姿を見てしまう……。絡み合う周囲の人々の思惑、行き違いやためらいをのりこえて、ゆっくりと心は結ばれていく。二度とない、ふたりの季節を描く、好評シリーズ第3弾。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
四部作のみっつめ。
凛一は高校3年生に。
今さらだけど、長野さんの描いた絵も好きな凛一シリーズ。
表紙のストライプの服を着た男の子って、氷川さんかなあ?
今回は千迅(ちはや)さんが出てきて、
またしてもあっちへ行ったりこっちへ行ったりする凛一。
正午が・・・まゆみさん何故、正午をあんな目に・・・
辛さがピークに達した辺りでいきなり居なくなるし・・・色々びっくり。
彼には幸せになってほしいなぁ。
有沢さんがちょこっとだけ出てきて嬉しかった・・・(*^^*)
Posted by ブクログ
なんか、正午が予想以上に重要な役でした・・・
こんな展開!?そんなに重いの?とかなりびっくり。
千尋さん&千迅さんが素敵・・・あんまり似てませんが。
氷川さん影薄いなー、と思いながら読んでて、出てきた、と思ったら凛一の花を捨ててました・・・
わざとじゃないにしても、かなりびっくり。
凛一可哀想です。
これからどうなるのかなあ。
Posted by ブクログ
正午っ・・・・!!
正午のお話はまだ長野まゆみをこのシリーズしか読んだ事のない私にとってはちょっと毛色の違う話に
思えた。しかしそれも新たな一面発見!
蛾・・・・蛾ですよ、蛾!!!そうきたか〜(´ω`)
元気のない正午はさみしいけど、長野まゆみはいったい正午をどう考えてるんだろう。
とりあえず、凛一の領域には入れてない。こんなことがあってすら。
私的にそれもまたツボ。
ところで氷川www元気なのかよww
Posted by ブクログ
氷川×凛一シリーズの第3作目!!
遠く離れていても想いは同じだと信じていた凛一。意外な姿を見せてしまう氷川。
健気な凛一と煮え切らない態度の氷川の関係が壊れてしまいそうになる。
物語の中では一番切なく、周囲の絡み合う思想が大きく展開します。
Posted by ブクログ
凛一シリーズ第3弾。
JUNE要素有り、主人公はうじうじねちねち気味でキャラは漫画的。それさえ大丈夫ならオススメしたい。
妙な表現もなく、美しく繊細です。
Posted by ブクログ
凛一シリーズ3作目。男子が男性になっていくまでの、
その束の間にしか生まれ得ないものを紡いでいる作者さんの筆力にただただ圧倒されながら、そして時代の違いみたいなものを明確に感じながら読み終えました。
花や植物の名前が出てくるたびにググっては「見たことあるけどこれこんな名前なんだ…」と自分の中でわかったような気になって、きっと明日には忘れている。草花に興味がある人生はどんな感じになってたのかな…。
Posted by ブクログ
凛一と氷川の関係がちょっと前進?
心配なのは正午かな…。
偽善の話にはとても共感できた。
凛一の刹那的生き方も、氷川の感情にまっすぐなところも、嫌いじゃない。むしろ好感を覚える。
とりあえず、凛一の人間味がシリーズ3つ目にしてようやくだいぶ見えてきて、良かった。
Posted by ブクログ
主人公より正午に目が行っちゃった
いつもあんなに生意気な奴なのにこんな苦々しい体験を越えてきたのか・・・
もう誰も信用しないし触れたくもない
助けを求めて凛の所に行くけど、その凛さえもう好きじゃないなんて
正午は私が守ってあげる!な3巻でした
Posted by ブクログ
この巻がいちばん好き。楽しい巻ではないけど、すごくぐっときた。正午のところは苦しくて泣きそうになったし、凛一が千尋に我侭を言うところは嬉しくてせつなくて泣きそうというか。引用文はぐっときた千尋の台詞。
凛一への千尋の感情が複雑で、でもまとめてしまえば「大切」の一言でしかない。同性だということ、親族だということ。千尋の凛一に対する責任感はすこし違和感を覚えるほど過度。けれどそれが凛一にとっての救いであって、お互いにそれを分かっているけれど、そんな関係の2人だからこそ、結婚というのは大きいなあ。登場人物の中でいちばん凛一から遠ざからざるを得ない人だった。いちばん傍にいたら凛一が楽になれる人だったろうに。
擦れ違いは近しい存在だからこそ起こるもので。親しい間柄であるからこそ、知らない部分が持つ力が大きくなる。良くも悪くも。
千尋さんがすきで、最初は好みってだけでゆささんボイスでイメージしていたらこの巻で確定してしまった。花宵ロマネスクの葵さんとすこしイメージが重なる…千迅さんは紫陽さんみたい。
Posted by ブクログ
いろんな人が現れ、縺れ、傷ついて、縋りつく。
そんな印象。
なぜか、凜一シリーズの中で「彼等」だけが見つからず、「若葉のころ」を読んだ数年後にこれを読むことになります。
その間、正午に何があったのか気になって仕方がなかった。
正午のように奔放で自尊心が強いからこそ人を信じきって、傷つくんでしょう。
千迅さんが好きで、特に、凜一との「で、何番目だよ、」「……四番目、」というやり取りが、異常に好きです。
Posted by ブクログ
登場人物たちの人間関係の築き方が、単純なわたしには不思議に映ったりもしましたが…美しく端正な空気とか、もどかしい感じとか、色々とたまらなかった。透明な思春期の少年たち、この現実にはいなさそうな、でも憧れずにはいられない夢のような少年を描くのが長野まゆみは本当に上手です。
ああ好きだなぁ…長野作品はやっぱり初期だと思う。
Posted by ブクログ
凛一シリーズ第3弾。
東京で受験生としての日々を送る凛一と
京都の大学で活躍する氷川。
なかなか煮え切らない二人のターニングポイント!
凛一の従兄弟の正午の変化がメインっぽいけど
とにかく切ないです。このシリーズ。
Posted by ブクログ
今この一瞬でいい ここにない明日を希むより… 凜一シリーズ第3弾。正午が大変なことに!あの生意気さはどこへ?だんだん追い詰められていく凜一が辛いです。
Posted by ブクログ
凛一シリーズその3。
これはこのシリーズの中、唯一「続きがある」と感じた。
他の作品は終わっているようで終わっていない、しかしもしかしたら終わっているようだ。といった感じがあるが、この巻はこれでは終わらない、と何か強いものを感じた。
Posted by ブクログ
凛一シリーズ第3弾。
千迅さん登場。うわあ、めがね…!(クラリ)好みすぎでした。現実を見ているかただと思います。かかかっこいい…!正午がかわいそうでしかたがなかったです。痛々しくて見ていられない…。のこすはあと1作です。どうまとまるのか楽しみ。有沢さんもう一度でてきてくれないかな…。
Posted by ブクログ
何がよかったかって、千迅さんですよ。もう。やれ正午がなんだの有沢がどうこうしてるけど、まず千迅さんなんですよ。「千尋の義兄」というキャッチコピー(?)が素敵過ぎます。つーかこれレビューじゃねぇ。
Posted by ブクログ
男性陣が男性陣なだけに、
女性がちょっとでも登場すると、ほっとさせられますね。
日菜さん、少ししか登場しないけれど、
芯の強い美しい人なのだなと、想像が膨らみます。
今になって、正午の繊細な心情が、
やっと理解出来るようになりました。
Posted by ブクログ
もう重い重い。長野作品でこんなに重い話を読むとは思わなかった。4章の頭でうわあ、その後は正午もだけど凛がだんだん可哀そう。省子や千尋が傍にいたときと比べて、凛一に感情移入する場面が多くてつらかった。最後の正午の「寛してください」は泣かされた。しかし、そのあとブツ切られてびっくり。正午はどうなったんだ。
それと、凛一が千尋をそこまで想っていたとは思わなかった。いや、1、2作目でも何度かそういう話は出ていたけど、それにしてもつかずはなれずなイメージが強かったのです。過去にあった「なにか」が気になって眠れない。
Posted by ブクログ
凛一シリーズ第三弾。
今までの2作よりも、凛一の恋心満載で切なさ一杯の作品です。今までの中で1番熱い気がします。
凛一の氷川に対する思いの激しさがバシバシ出てます。
でも、読み終わって残るのは、とても切ない気持ち。少年と言う、一時しかない時間の刹那さと言うのが、引き止められない時間の貴重さを体現している気がします。
Posted by ブクログ
これだけ、少年の描き方が綺麗な本は珍しい気がします。
長野作品において、同性愛=気持ち悪いという概念は捨てた方がいいかと思われます。
それくらい、人を愛する事は自然で綺麗だと感じされられる本です。
Posted by ブクログ
装画:長野まゆみ
装丁:松田行正
“なにもいらない。今、この時だけがあればいい――。”(帯文より)
白昼堂々シリーズ第三弾。
このシリーズを読んでいると、本当に青春は刹那的であると感じます。
(文庫版)
Posted by ブクログ
長野まゆみの彼等を読みました。このシリーズも3作目ですが、今回はちょっと面白くありませんでした。男同士の恋愛というのについていけないということもあるのかもしれませんが。透明な夢の中のような物語が展開されていくところはいい感じなんですけどね。