松岡圭祐のレビュー一覧
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ネタバレ映画タイタニックが作られる以前に、思想戦略としてドイツでこの映画が作られていた。それには日本人柴田彰が関わっていた。俳優になりたいという夢を抱き志すが、現実は厳しく特殊撮影班というなんとも地味な裏方作業に従事することとなる。そこでは、日本軍を主役としたマレー沖海戦などの映画を模型のみで撮影するという仕事を行なっていた。
一方、ドイツでも低予算で国民の思想を操作できるようにと、タイタニックの映画化が企画されるが、タイタニック沈没の場面がどうも上手く撮影できない。
そこで、日本映画を参考に日本から支援を依頼する。たまたまドイツ語を少し話せて、社会的地位も高くない彰が選抜され有無を言わさずドイツへ向 -
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ネタバレ水平思考ーラテラルシンキングの持ち主朝倉絢奈が主役のシリーズ第二段。
ラテラルシンキングとは既成概念や固定観念を取り払い物事を多角化する考えを持つこと。
今回はそれが強みなのに序盤の仕事のミスや恋人と上手くいかず絶不調に陥る。
絶不調になり終盤までそうなのかと思いきや中盤でしっかり復活。いつも通りラテラル絶好調になる。
ギクシャクしていた姉との関係もとある事件を気に修復。
前回よりも絢奈がより成長していた感じである。
数字に弱い自分には数字の雑学は頭を整理しないとさっぱりだった。
UNDで始まりUNDで終わる英単語はそうか!て感じだった。
次も気になるシリーズ。
英単語の正解
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高校事変シリーズの3作目になるが、まだ飽きずに読みつづけられるので自分でもびっくりです。それだけ、長編小説が苦手な人でも読みやすいということだと思います。
Ⅰ、Ⅱとは異なり、東南アジアがメインの舞台となり、海外の時事と絡めたものだったのでとても勉強になりました。
また、いろいろな人との出会いや経験を積んだことによって、結衣が多くの仲間を救いたいという心情の変化が起きたのはよかったと思います。
作中の「チュオニアン」の監視システムは、東京五輪の開会式の演出家降ろしをはじめ、SNS上で人同士が互いの粗探しに奔走しすぎている現代社会の風潮を風刺するようで、一人ひとりが考えるべきことだと思います。 -
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ネタバレ同シリーズ久しぶりの続刊。忘れた頃に刊行されたので、最近になって刊行されているのを知った。
テーマは昨今、世間を賑わし続けるK-pop、舞台は韓国。
とある諸事情により、大規模韓国ツアーに添乗する事となった絢奈。しかし、ツアーに集まったのはたったの9人。
波瀾万丈なツアーが幕を開け、観光中にツアー客の1人が突然倒れてしまう。だが、そのツアー客はいつの間にか韓国人少女と入れ替わっていて…。
と、この入れ替わりもタネを明かすと割と単純な事なのだが、うまくミステリアスに描かれており、この辺りから一気に物語に引き込まれて行った。
伏線も至る所に張られており、些細な事が後々に生きてくる。序盤に出