【感想・ネタバレ】万能鑑定士Qの事件簿 IXのレビュー

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Posted by ブクログ 2022年03月21日

万能鑑定士シリーズの第9弾。
第5弾で少しだけ登場したモナ・リザを主軸に置いた物語。今まで莉子の持ち味であった観察眼が一気に失われてしまうという衝撃的な展開が盛り込まれておりとてもハラハラしながらほぼ一気読みしてしまった。今までは助けられてばかりだった小笠原がピンチの莉子を助けに行くという展開も意外...続きを読むでケネスの思うとおり彼らの関係性は初期と比べて大分変化していると感じました。そして観察眼のトリックは至極単純だがじっくりと時間をかけて淡々と騙していったため騙されているという感覚に陥っているという自覚がなく、殆ど外界との交流を遮断していたために洗脳に近いことが起きてしまったのだと感じ、犯人の周到さが恐ろしいと思った。それがモナ・リザのほほえみに魅入られた人間がしたことなのだからとても恐ろしい...

この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。
凜田莉子:佐藤聡美
小笠原悠斗:寺島拓篤
葉山翔太:中村悠一
荻野甲陽:平田広明
宮牧拓海:福島潤
嵯峨敏也:井上和彦
宇賀神博樹:神谷浩史
﨑沼隆一:柿原徹也
雨森華蓮:日笠陽子
天笠絢音:村川梨衣
熊切比乃香:徳井青空
オディロン・ボアイエ:宮野真守
リシャール・ブレ:岡本信彦
流泉寺里桜:水樹奈々
リシャール・ブレ/ウラジミール・ツェネヴァ:小野大輔
ケネス・アリンガム:土師孝也
堰代延男:東地宏樹

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年11月30日

モナリザ展が日本で開かれる。贋作にすり替えられる可能性があるために、莉子は臨時学芸員としての厳しい訓練を受けるが…。
コミックスで読んだときもだけど、中盤でとても心が傷んだ。莉子がかわいそうだった。小笠原さんがいてくれてよかった。

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Posted by ブクログ 2018年10月12日

映画化されたモナリザの話。結構違っているところも多くてびっくりだったけど、以前登場した詐欺師の女の子も登場していて、楽しく読めた。

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Posted by ブクログ 2016年07月15日

やっと莉子が小笠原へ恋心を…!?お似合いカップルだと思うので、嬉しい限り。莉子、初恋もまだっぽいな。可愛い。
誰かに窮地を助けられ、救われたらその人のこと好きになる気持ちは経験者なので分かる。もっと早く好きになってれば良かったって。
でも、莉子には臨時学芸員をやって、名声を手に入れて欲しかったな。尚...続きを読む且つ庶民の相手も今まで通りする、と。

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Posted by ブクログ 2014年10月30日

シリーズ9までの中では一番面白かった。(ただしいきなりⅨを読んでも良さは分からないけど)

最後の「ルーヴルが彼女をクビにしたのではない、彼女がルーヴルを見限ったのだ。」にグッときました。

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Posted by ブクログ 2023年06月04日

お、なかなか目新しい展開じゃん。莉子がピンチになって小笠原が助けるなんて意外。ちゃんと距離縮まってくのね。ただ後半のリカバリがあっさりしすぎだろw 雨森華連が出てきたのは良かったな。

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Posted by ブクログ 2023年03月21日

モナ・リザの真贋をめぐるナゾ解きと豆知識とラブコメ。
完全無欠じゃない鑑定士さんもまたよいね。鑑定チートサイボーグじゃないところに人間味がある。
古典美術の豆知識はそれだけで面白いね。

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Posted by ブクログ 2022年06月19日

中々のスリリングな展開で序盤に鏤められた伏線がしっかり最後に回収(若干強引な部分もあったが・・)されるのは見事であった。
話の展開も何故か莉子の鑑定力が著しく低下しその原因も私にとっては意外性のあるものであった。
莉子を救った小笠原も冴えており、無事大団円であった。
個人的にはこのシリーズの中でも最...続きを読むも楽しめた作品であった。

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Posted by ブクログ 2021年03月16日

万能鑑定士Qシリーズ。

前パリの一件の時にチラリと見た、そして贋作では?とチラリと疑った、あのモナリザが題材。
鑑定眼をさらに磨いて日本でのモナリザ展示に一役買う(そしてハクがつく)ハズがあれよあれよ…?!

最後の地元→帰京の間のモニョモニョは超スピードすぎるきがするけど(ネタバレ防止のためぼか...続きを読むしてます)なんせめでたしめでたし、かな?
取り返しのつかないこともあるけども…

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Posted by ブクログ 2021年01月24日

モナリザが日本で公開される。そこに展開される謎と事件が小気味よく解決されていく。4巻の伏線がこの巻で回収されるという、著者による深いシリーズ全体の設計に驚かされる。本巻は映画化されているようだが、シリーズをぜひアニメ化してほしい。

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Posted by ブクログ 2020年09月08日

莉子ちゃん、とうとう『モナ・リザ』と対峙?!いや、出会うほうか、ジョコンド夫人と。本物と贋作を見比べて感じるものがあるとかないとか、すごいなぁ。今回も壮大な事件だった。まさかあそこに行きつくとは!
私ももう一度、ジョコンド夫人に会いに行きたい。

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Posted by ブクログ 2018年05月05日

モナリザ展の日本開催に向けて謎のトレーニングを受け、莉子の鑑定眼が失われるというこれまでにない危機に思わず焦りを感じてしまった。仕掛けを見れば大したことないように思えるが、莉子の弱点が垣間見えた話だった。
小笠原と莉子の関係が少し進展したように見えてほほえましかった。

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Posted by ブクログ 2017年01月20日

万能鑑定士シリーズで映画化された巻
モナリザを題材に莉子に様々な苦難が待ち受ける!
莉子と悠斗の関係も一歩進み、映画化されるほどに面白い話でした

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Posted by ブクログ 2016年08月19日

映画の原作だった。
以前感じた「モナ・リザ」への違和感がここですっきり。
莉子が鑑定眼を失うなんて一大事だ!とドキドキしながら読んでたら、最近めっきり存在の薄くなった小笠原さんが大活躍。二人の距離が少し縮まったかな。

ルーブル美術館で(たぶん)本物の「モナ・リザ」は見たことあるけど、あまりに厳重な...続きを読む警備と人の多さでまったく近くから見られなかったので、一度間近で見てみたい。

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Posted by ブクログ 2016年04月29日

モナ・リザ来日。展示会の臨時学芸員に選ばれ、真贋を見極める特訓を受ける莉子。しかしその裏ではある陰謀が進行していた…。「モナ・リザ」盗難100周年記念作品なのかな^^。「モナ・リザ」がポプラの板に描かれていたとは知らなかった。右の瞳の奥にレオナルドのイニシャルらしき「L」と「V」の文字が書かれている...続きを読むっていうのも。マンションの高層階に住む人のための避難用パラシュートが販売されているというのは、高所恐怖症の自分にはとても怖いトリビア…。

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Posted by ブクログ 2015年07月20日

ここにきて映画の原作。映画はいまいちだったけど、小説としてはなかなか。いつも人助けをしている莉子が助けられるという展開も新鮮だった。

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Posted by ブクログ 2015年08月01日

莉子最大のピンチを救うのは・・・
映画化もされている同シリーズ人気No1の作品。なのだが、衝撃の展開やら感動やらはあまりなかったかも。きれいにまとめられていると聞こえはいいが。だが、盛り上がるシーンがないわけではない。普段はあまり冴えないあの人が活躍。

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購入済み

祝!映画化

2013年11月14日

ついに映画化!綾瀬はるか主演!
ますますメジャーになりますね。

映画化されるのがこの9巻のエピソードということで、5巻に続けて読みました。(フランスつながりで)
相変わらず序盤から中盤、つまり莉子がその才能をいかんなく発揮して人々に認められていく過程は抜群に面白いです。
しかも今回はルー...続きを読むブルの学芸員相手だし。

謎解きの「そ、そんなぁ(゚ロ゚;)エェッ!?」も相変わらずですが、そこも含めて楽しめます(笑)
映画ではどう演出するんだろう?

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Posted by 読むコレ 2013年03月14日

「(品物)が売っている。」という表現はいつから標準になったのだろう?某国営放送でもアナウンサー(レポーター?)が喋ってたし・・・

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Posted by ブクログ 2022年11月10日

松岡さんの執筆スピードの早さよ…。新たなシリーズのはじまりで美女が謎解く映画化もされたエンタメミステリ。謎の魅力、キャラクター小説としての完成度等、よく分かっていらっしゃる。これからも続くシリーズ、大切に読んでいきたい。

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Posted by ブクログ 2022年09月24日

鑑定ができなくなった莉子。自分のアイデンティティであった鑑定力が失くなった時、自分には価値がないと思ってしまう気持ちは痛いほど分かった。

それでも莉子に寄り添う小笠原君、そろそろ莉子にも気付いて欲しい。

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Posted by ブクログ 2020年01月26日

モナ・リザが来日する。その臨時学芸員に選ばれた万能鑑定士の凜田莉子、一方、雑誌記者の小笠原悠斗はイギリス貴族のお忍び来日の随行に指名される。お話なんだから、この二つが関係ないはずがないと思うが、最初は何が何だか分からない。さて、モナ・リザを巡ってどう進展していくのか。なかなかよく考えられた話だと思う...続きを読むのだが、なんだろ、この松岡佳祐の小説を読むと感じる軽さは?うーん、表紙のせい?

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Posted by ブクログ 2019年11月06日

ふ~ん、都合が良いなぁ~ルーブルからのアンケートは美術館で見たモナリザの感想だった。本物には思えなかったと書いた莉子はパリに招待され、さらなるテストに合格して臨時学芸員候補になったが、東京に戻っても研修を受けねばならない。合格したのは女性2名で乃木坂の屋敷で、直感に基づく鑑定を徹底的に仕込まれ、本物...続きを読むのモナリザを使っての最終試験にも合格した。一方、小笠原は英国王室縁の一家の日本お忍び旅行に同伴を頼まれ、箱根でそれが偽物だと判明した。最終テストに合格した莉子は、普通の鑑定では失敗してばかり、知見が狂っているのだ。モナリザの瞳の中のLVの文字が脳神経に影響を与えたのだと考え、莉子は故郷に帰る決心をするが、小笠原は収監中の葉山華連に意見を聞き、莉子を連れ戻しに飛ぶ~モナリザの謎に挑む。簡単に知見が狂わされるのかなぁ

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Posted by ブクログ 2018年06月12日

「これは贋作ではないか?」かつて、ルーヴル美術館で凛田莉子が『モナ・リザ』に抱いた違和感。その直感が、莉子の人生に転機をもたらす。37年ぶりに日本開催が決まった『モナ・リザ』展。そのスタッフ登用試験に選抜されたのだ!鑑定士として認められた、初めての大舞台。莉子はこれまで培ってきた全てを注いで合格を目...続きを読む指すが、『モナ・リザ』の謎が襲いかかる。最大の危機、到来!

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Posted by ブクログ 2018年01月14日

読書録「万能鑑定士Qの事件簿9」3

著者 松岡圭祐
出版 角川文庫

p47より引用
“鑑定の基本中の基本は、その絵画の持つ抗
いがたい魅力を理解し、心に感じることだと。
感受性の強さが真贋を見極める。どんな知識
も、そこに生じる直感にはかなわない。”

目次から抜粋引用
“宣材課の星
 真作のた...続きを読むめに
 瞳の中の文字
 永遠の喜び
 異常事態”

 多方面に対する膨大な知識を駆使する美人
鑑定家を主人公とした、長編ミステリ小説。
 尾行を警戒し遠回りをして自宅へ向かう、
元ルーヴル美術館学芸員。もうすぐ帰宅とい
う所で、彼は大切な物を持っていないことに
気が付いた…。

 上記の引用は、ルーヴル学芸員が同僚から
聞かされた言葉の引用。その人が良いと思っ
て感動する事が出来なければ、どの様な名画
や名作であっても、意味の無いものになって
しまうのかもしれませんね。
 主人公が、鑑定家として大きな危機に陥り
ます。素晴らしい能力を持っていても、全て
を最初から見抜けるものでもないといったと
ころでしょうか。
 映画化されたのは、このエピソードだった
と記憶しています。世界的名画に関する事件
を描いた方が、興行的に成功するだろうとい
うところでしょうか。

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Posted by ブクログ 2017年08月19日

〇 概要
 凜田莉子は,37年ぶりに日本で開催されるモナ・リザ展の臨時学芸員の候補に選ばれる。万能鑑定士として,これまで培ってきたノウハウと,高い感受性を持つ莉子ならではの直観を鍛え,龍泉寺里桜ともに,ルーブル美術館の学芸員,ブレのもとで試練ともいうべきテストをクリアする。しかし,その後,モナ・リザ...続きを読むの瞳の中の文字を見た莉子はスランプに陥ってしまい…背後に隠された恐るべき陰謀。果たして,莉子はモナ・リザの危機に立ち向かえるのか?

〇 総合評価 ★★★☆☆
 日本で開催されるモナ・リザ展を狙って,モナ・リザを偽物にすり替えるという話のスケールは大きいが,描かれているトリックが小粒。莉子が鑑定能力を失ってしまって,波照間島に帰ってしまうという展開は予想外で,インパクトはある。どうしてこうなってしまったのか,予想がつかないが,真相がやや平凡。しかし,直観で真作を選ぶ訓練を繰り返すことで,間違った形でしか知覚が働かなくなるか…?ややリアリティにも欠ける。モナ・リザのすり替え部分は電卓のキーを利用したやや稚拙なトリック。海外へは,ダヴィンチ・コードの宣伝用看板に模して搬出しようとしたものだったというのは,バカミス感がある。総じて,面白くないわけではないのだが,シリーズ随一の傑作といえるほどではないと思う。駄作というほどでもないので,シリーズの1作品として普通に読めば,普通に楽しめる。小笠原が思いのほか活躍する話なので,彼のファンなら評価も高まるか。★3で。

〇 サプライズ ★★★☆☆
 話全体としては,臨時学芸員になるはずの莉子がスランプに陥り,万能鑑定士Qの店を閉めて波照間島に帰っていしまうという予想外の展開を見せるので,ややサプライズはある。しかし,全体としてはそこまでのサプライズはない。ブレのふりをしていたウラジミール・ツェネヴァと龍泉寺里桜の企みは,ミステリとしては平凡だし,12枚の中から真作を選ばせるトリックも,そこまで驚けない。サプライズはおまけの★3程度

〇 熱中度
 小笠原がカサンドラ・メイスフィールドの同行取材に連れ出されたり,途中,莉子が波照間島に帰ってしまうなど,ストーリーは予想外の展開を見せるが,莉子と里桜のブレとの間とのやり取りはやや平凡。そこまでのリーダビリティはない。普通。★3

〇 インパクト
 モナ・リザの瞳の文字を見て,莉子が鑑定能力を失うという展開はインパクトがある。しかし,物語のメイントリックであるモナ・リザのすり替えのインパクトは平凡。トータルでは★3か。

〇 キャラクター ★★★☆☆
 レギュラーキャラは安定。この作品のキャラとしてはルーブルの学芸員のケネス・アリンガム,黒幕のウラジミール・ツェネヴァや,莉子と同じ臨時学芸員候補となった龍泉寺里桜といった面々。それなりのキャラクター性はあるがその程度。堰代延男がいい味出している。★3かな。

〇 読後感 ★★★★☆
 ハッピーエンド。雨森花蓮もちょっと出てきて,読後感は良好

〇 希少価値 ☆☆☆☆☆
 ベストセラーシリーズの代表作。希少価値はない。

〇 メモ
〇 プロローグは,ルーブル美術館に20年間務めたケネス・アリンガムという学芸員と凜田莉子との出会い。
〇 角川書店の宣材課(街頭看板の管理をする部署)の課長,堰代延男と小笠原悠斗とのシーン。
〇 小笠原悠斗からの紹介で,凜田莉子は,モナ・リザについてのアンケートに答える。その結果,莉子は文化庁に呼ばれ,日本で開催されるモナ・リザ展のスタッフの候補者に推薦される。2週間後にパリで行われるテストに参加することになる。
〇 ルーブル美術館で,いつもの場所との異なる場所に展示されたモナ・リザ。7個所に展示された贋作を含むモナ・リザの中から,本物を見つけるというテスト
〇 莉子は7枚のモナ・リザは全て偽物と鑑定し,モナ・リザの縮小写真が掲載されていたギリシャ陶器の展示室に本物があったと鑑定する。
〇 小笠原は,翌朝,散歩中の老婦人に,チワワを引き渡す。
〇 結果。莉子の鑑定は正解。鑑定に正解したのは100人余りの鑑定人の中から,凜田莉子と,龍泉寺里桜の2名だけだった。
〇 日本に戻り,ルーブルの学芸員,ブレから莉子と里桜は指導を受けることになる。
〇 小笠原悠斗は,フランスで偶然に出会い,散歩中のチワワを引き渡したカサンドラ・メイスフィールド女史から,日本滞在中の同行取材を許可される。
〇 莉子と里桜は,ブレからモナ・リザについての講義を受けながら,鑑定に必要な直観を伸ばすテストを受ける。それは11個の贋作を含む12個の中から,二人が交互に偽物を直観で選び,最後に真作を残すというテストだった。
〇 小笠原は,カサンドラ・メイスフィールド一家が日本中のお忍びの旅行に同行する。
〇 莉子は,モナ・リザの瞳の中の文字を見ると脳機能が低下するという記事を見る。
〇 莉子と里桜の講義及びテスト,小笠原の同行取材が続く。
〇 莉子と桜里のテストの精度は上がっていく。最後にモナ・リザを使ったテストをし,合格する。その後,莉子はモナ・リザの目の中の文字を見る。
〇 カサンドラ・メイスフィールド一家は偽物であり,公安の警察に追われる。
〇 莉子は万能鑑定士の営業を再開するが,極度のスランプに見舞われる。莉子は,モナ・リザの瞳の中の文字を見てしまったことが原因であると考え,モナ・リザ展の臨時学芸員を辞退する。
〇 小笠原は,メイスフィールド一家が偽物だったことが分かり,もとのつかいぱしりに近い立場に戻る。
〇 モナ・リザの瞳の中の文字を見たせいで鑑定ができなくなったと思い,莉子は,万能鑑定士Qの店を閉め,波照間島に帰る。
〇 小笠原のところに,メイスフィールド一家のふりをしていた俳優一家の1人から詫びの電話は入る。おそらく偽名だが,スミスと名乗った人物が依頼人。莉子との接触を避けるために,小笠原を同行させていたのではないか…と小笠原は疑う。
〇 小笠原は,凜田莉子に何があったか相談するために,刑務所にいる雨森花蓮に会う。小笠原は,凜田莉子を臨時学芸員にしないように,最初から仕組まれていた罠だと考えている。龍泉寺里桜もその罠に加担している。小笠原は,雨森花蓮から伝言を受ける。
〇 小笠原は,波照間島に向かい,莉子に会う。花蓮からのヒントをもとに,真相に気付く。12枚から1枚を選ぶトリックは,最初の位置が分かって入れば,先に相手に選ばせることで,最後に本物を残すことができる。莉子は真相に気付く。ブレは偽物。里桜達は,莉子を臨時学芸員から外すことで,何を企んでいるのか。企みを阻止するために,東京に戻る。
〇 里桜は,ルーブルにあるモナ・リザは偽物だと思い,本物を日本で展示するため…に行動していた。しかし,里桜も騙されていた。100年前の盗難の際に偽物がルーブルに返された…と騙されていた。
〇 今回のモナ・リザ盗難騒ぎの主犯は,ウラジミール・ツェネヴァというブルガリア人。角川書店にある中古の映画の宣伝用看板,そのうちダヴィンチ・コードの看板に模することで,ブルガリアにモナ・リザを運搬しようとしていた。小笠原を連れ出したのは,この工作をするためだった。
〇 モナ・リザ展は成功に終わる。莉子は臨時学芸員には復帰せず,万能鑑定士Qの店で仕事を続ける。

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Posted by ブクログ 2016年07月02日

日本でモナリザの展示が行われるため、
臨時学芸員に選抜された凜田莉子。
その研修にが事件に巻き込まれていく話。

国際的な大事件になる話なのに、
イマイチ緊張感や臨場感が足りない感じでした。

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Posted by ブクログ 2015年10月31日

モナリザがルーブルから日本にやってくる!日本での学芸委員選考に合格した莉子は、モナリザのスペシャリストになるべく、2ヵ月にも及ぶ研修を受けることになるが…。これには罠が隠されていた…。
今回も面白くて1日で読んでしまいましたが、いつもに比べてドキドキ感とか盛り上がりに少し欠けていたかな。

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Posted by ブクログ 2015年10月04日

「これは贋作ではないか?」かつて、ルーヴル美術館で凛田莉子が『モナ・リザ』に抱いた違和感。その直感が、莉子の人生に転機をもたらす。37年ぶりに日本開催が決まった『モナ・リザ』展。そのスタッフ登用試験に選抜されたのだ!鑑定士として認められた、初めての大舞台。莉子はこれまで培ってきた全てを注いで合格を目...続きを読む指すが、『モナ・リザ』の謎が襲いかかる。最大の危機、到来!

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Posted by ブクログ 2015年09月22日

今回は莉子ちゃんがルーブル美術館の臨時学芸員に採用されて、一悶着、というお話でした。
ルーブル美術館ってやっぱり秘密のベールに包まれているところなんですね、いつもならば、へーーー!の連発である万能鑑定士シリーズですが、フィクション部分が多く、ルーブルの豆知識というような話がストーリーに絡むことがあま...続きを読むりなかった。
それでも、読み物としては面白いのでいいのですが、そうするとストーリー自体は割とありがちかな?と思いました。
いつか本物のモナリザを見に行きたいと思いました。

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Posted by ブクログ 2014年12月12日

小笠原くん、大活躍( ´ ▽ ` )ノ

正直、トレーニングのトリックは最初から分かってしまったので、気づけ!はよ気づけ!とハラハラした…。

前にフランスに行った時のモナリザの伏線が回収されて、スッキリした。

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Posted by ブクログ 2014年10月17日

ダヴィンチ・コードとか天使と悪魔が好きなら好きだと思う。 こうゆう美術品関係の推理小説大好き。
小さいころからルパン3世好きだもんなー

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