あらすじ
波照間島から凜田莉子に届いた突然の手紙。そこには「水不足問題は解消。寄付はもう必要ない」とあった。募金はまったく集まっていなかったはずなのに! 故郷に戻った莉子が見たのは、12億円で夢の発明を買えると信じ、無邪気に喜ぶ人々の姿だった。同級生の葵、結愛とトリオを組み、発明者のいる台湾へ向かうが、誰も彼の姿を見たことがないという……。莉子は故郷を救うため、台湾を駆ける! 「Qシリーズ」第8弾!
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海水をフィルターに通すと淡水になるという、波照間島の水不足を救う画期的な技術、しかしそれは詐欺だった。故郷を救うために台湾に行った莉子と同級生の葵と結愛。タイムリミットが迫るなか、莉子たちは真相にたどり着けるのか…。
表紙の赤いチャイナドレスの莉子がかわいい!台湾の夜市でのドタバタした感じも楽しかった。活気溢れて人が優しい台湾、行ったことないけど行ってみたくなった。
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今回は本当にギブアップかと思ったけど、諦めない気持ちからの一発逆転ホームラン。葵に結愛の同級生トリオに、台湾で知り合った美鈴さんが加わって、文化の違いも散りばめてあって楽しく読めた。同級生達と再開して、それぞれの持ち味と成長を互いに愛せるのがうらやましい。
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良い話だったのにオチが(笑)姉貴に騙された弟が不憫で…もう…(笑)しかも「アンパンマン」って(笑)
絶体絶命かと思ったけど、どんでん返しでスカッとした。
美玲みたいな親切な台湾人がいっぱいいるなら、台湾にも行ってみたいな。中国は死んでも行きたくないけど。
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シリーズで読んでいる本。
波照間島と台湾をもっと知っていればもっと面白かったかな、、?見破れそうで見破れない展開が面白くて悔しいなぁ、、、
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今度は莉子の実家波照間島の水不足に絡んだストーリ。
またもや舞台を海外(台湾)に移し話は展開する。
フランスの時と打って変わって言語の壁にぶつかる莉子など、いつもの冴え渡る莉子とは少し違う印象。
(なんで出発前一日だけでもガイドに目を通してこなかったんだろうと疑問)
また、犯人たちの誘導などによりなかなか推理は進まない。
時間との戦いということで、ドキドキハラハラな展開もあったけれど、最後のたたみかけが駆け足すぎてもう少し丁寧な推理が見たかったなぁと思いました。
前作などに比べて今一歩といった具合でした。
波照間時代の莉子の友人達との掛け合いや、「これがあの莉子?!」という成長具合に驚くシーンは見ていて微笑ましかったのですが…
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なんだよそのトリックなかなか面白えなあ。それは全く気づかなかった。不思議な謎解きとかばっかでどう収集するのかと思ってたけど鮮やかでした。単に莉子を台湾に行かせたいだけかと思ったけど、このトリック使いたかっただけかよ〜。台湾にまた行きたくなった。
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万能鑑定士シリーズの第8弾。
今回も安定の面白さだった。自分の故郷を詐欺の被害から救おうとするべく親友と現地で出会った劉一家とともに謎の台湾人の正体を追っていくというストーリーで、今まで冷静に物事を分析するが今回は故郷の事と言うこともあり焦りながら謎を解いていく莉子の姿がとても印象的だった。被害額が11億円というシリーズの中でも多額のお金をだまし取られ外国を舞台になっているため、トリックや動機も大きな者だと思っていたが真相は単なる悪戯で使っているトリックもシンプルなものばかりだったことや林が行く度に仕掛けていたトラップが爪の甘いものばかりというしっかりしていないところの対比がとても面白かった。そして最後の「あんぱんまーん」はこのシリーズの中で一番笑いました!
この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。
凜田莉子:佐藤聡美
小笠原悠人:寺島拓篤
宮牧拓海:福島潤
氷室拓真:緑川光
宇賀神博樹:神谷浩史
﨑沼隆一:柿原徹也
凜田盛昌:千葉繁
凜田優那:井上喜久子
嘉陽果葵:内田真礼
祝嶺結愛:水瀬いのり
劉美玲:種田梨沙
劉瑞賢:小山剛志
劉大坤:中島ヨシキ
楊栄融:宝亀克寿
嘉陽果煌:諏訪部順一
鳥堀彩花:寿美菜子
添石慶人:平川大輔
志伊良章光:山路和弘
黄春雲:子安武人
林馮:マフィア梶田
李春梅:鈴木れい子
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莉子ちゃん、台湾へ!幼なじみとともに故郷の島を守れるか?!
ワクワクしながら読んだ。台湾の地理に詳しかったらもっと楽しめたかも。水族館は海洋館というんだ。知らずに台湾を旅したら間違えそう。相変わらずよく気がつく莉子ちゃんに感服。
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よく調べてあるじゃない~波照間島の一番の問題は生活用水で、莉子も少しずつ寄付している。波照間出身の竹富町議員がメールに気がついて台湾に飛び、12億円で淡水化技術を買う約束をしてきたが、それを聞いた莉子は怪しいと思い、早稲田の准教授にも相談し、石垣に飛んだ。しかし町は取り合ってくれず、やむなく台湾に波照間の同級生3名と渡った。場所に辿り着いても住民は知らないと言うし、それらしい倉庫ももぬけの殻。浄水と書いて現地の人に見せると台北に行けと言われる。手がかりを求めて台北に移動し、シェラトンホテルの日本語が話せる従業員とその祖父の協力を得て警察にも繋がったものの、実際の詐欺被害が起きていない内は具体的には動いてくれない。倉庫の借り主の名から、転居先の台北の住宅に行くと、台湾式と日本式の母屋が二棟。畳の秘密に気がついて井戸を探っても空振り。新たな手掛かりは日租套房では顔認証用のカメラと繁字体のコード、オタクの聖地のカラオケマシーンは高雄の示していた。高雄の日月潭で辛い料理を食べながらピンときた~竹富町役場が石垣島にあるのが面白いと思うがね。こうも巧くいくもんかねぇ?ま、フィクションでエンタメだから良いか!
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水不足を解決する画期的な技術を巡って台湾で莉子が活躍する話。
台湾で莉子を含む波照間島出身三人娘がいろいろな場所に行く展開がメインで、技術のトリック自体は拍子抜けしてしまった。
最後のアンパンマンには思わず笑ってしまった。
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シリーズ第8弾。台湾編。今回も安定の面白さ。
台湾も漢字が使われてるけど、日本とは意味が違う感じが多いんだなあ。そこをうまく使ったかんじ。台湾に行きたくなった。
今までも、登場人物の名字が結構難しいというか変わってるのが多かったけど、台湾の名字と混ざって、読みにくいし途中からどっちがどっちだか分からなくなっちゃったよ。
それにしても「あんぱんまん」って。。。笑。可愛そうに。
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12億円で「水不足の問題が解消」ができる。波照間島の議会はその技術を手にしようとする。疑念を感じた莉子は、その謎を解くために、故郷の仲間と三人で台湾へ飛ぶ。
水不足の問題は世界共通の課題だと思う一方で、日本には無縁の話だと思っていました。しかし、離島では深刻な問題だと感じました。今回は台湾の話題も豊富でしたが、台湾で汽車と言えばバスのことなんですね。今回の謎解きのポイント。
今回は、全体的に記者の小笠原さんの登場が少なかったと感じました。懐かしい登場人物の名前も出てきたし、実際に登場したし、楽しめました。
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竹富島で問題になっていた水の確保問題で、議員が台湾の怪しい人から淡水化技術を購入した。
契約金の支払いまで残り二日の中、淡水化技術に疑問を持った莉子が台湾に行き、謎解きに挑戦する。
莉子のおかげで犯人を捕まえて解決!
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こういう詐欺は非常に腹立たしい。しかし、いくらお人好しと言えどもそんなに直ぐ騙され、自分のお金では無く公金を支出してしまう事には同じ位腹が立った。
今回も物知り小ネタを挟みちょっとウザったさを感じつつ話の展開はハラハラ、結愛の人物描写にはイラつきさぁ終盤、あちこちのミッションに付いて説明されるが犯人に稚拙と言いながら話的にも稚拙。無理矢理感が否めない。
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台湾と波照間島を舞台にした巨大詐欺事件。同級生の葵、結愛と共に事件が進む。
そんなにうまく行くかな、と頭の片隅で思いながらも物語に流されていくのが心地よく、あっという間に読み終わりました。
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恥ずかしながら外国を舞台とした作品が苦手であり、地名や登場人物の読み方が分からなくなり集中出来ない事が原因。
それはさておき、今回も見事に解決。12億が振り込まれる前に解決すかと思いきやその後の大逆転は見事、若干上手くいきすぎの感はあるが・・。
台湾と日本の違いが存分に出ていてそれがストーリーの肝になっている点も良く出来ていたと思う。
Posted by ブクログ
万能鑑定士Qシリーズ。
故郷の水不足問題(というかお金問題)のために昔馴染みと台湾で大活躍。
しかし、時々発揮される莉子さんの人たらしぶりもすごいなぁ。
この莉子さんがなぜ、子供の頃稀代のお馬鹿さんだったんだろう…w
Posted by ブクログ
波照間島から凛田莉子に届いた突然の手紙。そこには「水不足問題は解消。寄付はもう必要ない」とあった。募金はまったく集まっていなかったはずなのに!故郷に戻った莉子が見たのは、12億円で夢の発明を買えると信じ、無邪気に喜ぶ人々の姿だった。同級生の葵、結愛とトリオを組み、発明者のいる台湾へ向かうが、誰も彼の姿を見たことがないという…。莉子は故郷を救うため、台湾を駆ける!
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読書録「万能鑑定士Qの事件簿8」3
著者 松岡圭祐
出版 角川文庫
p46より引用
“ ゴシップを売りにしない、スクープのみ
を追いかける方針の『週刊角川』は、世間に
これといったニュースがない時期には部数も
伸びず、停滞する運命だった。”
目次から抜粋引用
“台湾
旧友
右往左往
知なる宝
回収不可能”
多方面に対する膨大な知識を駆使する美人
鑑定家を主人公とした、長編ミステリ小説。
国境を越えて別の国に来たはずなのに、二
本と同じ店が並ぶ光景を目にした、竹富町会
議員一行。彼等が台湾まで足を運んだ理由は、
地元の多くの人々にとって切実な問題を解決
するためだった…。
上記の引用は、『週刊角川』の売上成績に
ついて書かれた項での一文。毎日が穏やかで、
悪徳を働く人がいなければ、仕事が成り立た
ないというのは、なんとも因果な商売です。
こういう人が目を光らせていなければ、平気
で悪さをする人が増えるのかと考えると、全
く無くなっても困る事態になるのかも知れま
せん。
人の生活や命に大きく関わる問題を、逆手
に取った詐欺が描かれています。世界中で大
きな予算が使われ、大勢が関わっている研究
であるにも関わらず、簡単に解決するかのよ
うな売り文句には、気を付けたいものです。
ーーーーー
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台湾編。今回もいい大人がコロッとだまされ過ぎ。そして、台湾の青年も虜にしてしまう莉子(笑)。ケロロ軍曹記憶法は興味深い。ところで、波照間島は竹富町に属しているのか。町役場が町外の石垣島にあるとは。でも調べてみたら、町内の西表島に役場を移転する動きがあるらしい。
Posted by ブクログ
水不足に納屋部波照間島の議員が、
台湾で海水を淡水に変える技術を購入する詐欺にあう
ところから始まる。
莉子は故郷のため、詐欺犯を捕まえようと、友人と台湾に渡る。
様々な知識が披露されるので、飽きさせない出来ですが、
途中の流れがグダグダな感じがします。
Posted by ブクログ
今回は、波照間島と台湾を舞台にしたお話。台湾人による画期的な海水の淡水化技術により、波照間島の水不足が解消される!技術買取の価格はなんと12億円!莉子は詐欺の可能性を疑い、被害を未然に防ぐために台湾へ飛ぶ…。被害総額も多額ですし、詐欺に気付きながらも止められなかったときには、呆然とするしかありませんでしたが…。いつものことながら、莉子の活躍により、詐欺の手口が明らかにされ、事件は解決を見ます。しかし、こんなに短時間で犯人逮捕、お金も取り戻すなんて、現実には不可能!?
Posted by ブクログ
波照間島から凛田莉子に届いた突然の手紙。そこには「水不足問題は解消。寄付はもう必要ない」とあった。募金はまったく集まっていなかったはずなのに!故郷に戻った莉子が見たのは、12億円で夢の発明を買えると信じ、無邪気に喜ぶ人々の姿だった。同級生の葵、結愛とトリオを組み、発明者のいる台湾へ向かうが、誰も彼の姿を見たことがないという…。莉子は故郷を救うため、台湾を駆ける!
Posted by ブクログ
いつものことですが、作者の知識の広さに脱帽です。
その知識をもとに作られたお話ですね。
今回は、莉子の故郷の水不足問題がテーマです。
台湾の色々な習慣など、読んでいて面白かった。
でも、ストーリーはちょっと単調だったかな?
ちょっぴり残念です。
Posted by ブクログ
故郷の波照間島の水問題を本気に考えてたんで凜田莉子さん!
そこにびっくり!
今回はトリックが微妙だったかなぁ。。。
弱点というか弱さを見せちゃったよね。
しゃーないんだろうけど。
1番おいしかったのは「あんぱんまん」ですよね!
Posted by ブクログ
今度の舞台は台湾。
地理感がそこそこあるので、それだけでも楽しい。台中駅、台北駅はじめ、訪れたところがいっぱい。
大好きな西門、龍山寺の描写に、また行きたくなった。
Posted by 読むコレ
何だかんだでシリーズ8作目まで付き合ってますw。
今回はスーパー鑑定士「莉子」の故郷である波照間が
台湾を経由しての詐欺にあい12億円の損失により波照間の
財政が破綻の危機を招く...という大掛かりな展開。
今回もそういった大風呂敷を本筋にトリビア的な小ネタを
挟んで役立つ雑学満載小説です。
本筋である詐欺事件は、海水を濾過フィルターのみで
淡水化するという装置とその権利を12億円で買い取るという
もので、そのトリックも、騙される方も、余りに雑で
若干の苦笑いなのですが、このシリーズ含め松岡作品の
善くも悪くもなポイントがこの雑で大味なトコロなのは
分かっているので問題ないっす。
今回は「莉子」の里帰りと同級生との台湾珍道中篇...
といった感じですねw。