松岡圭祐のレビュー一覧

  • 探偵の探偵

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    なかなかのハードボイルド。
    細身の美形で若い女子なのに、まあよくぶん殴られている。
    男女平等の世界なんだなー、などと思った。

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    2022年08月03日
  • 高校事変 IX

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    ネタバレ

    今のところ最大の敵はもう田代勇次しか残っておらず決戦の巻。バドミントン勝負。
    でも初端から優莉結衣はストレス性高体温症になってていつもの調子ではない。彼女は今までも自問自答をわりとしてきたと思うけれど、この巻でちゃんと向き合って生きる道は見つけました。黴菌同士の相殺…ゴミクズはゴミクズが消していく。なんてこった。。これからも壮絶。ナムさんが呑ませたのはなんだろう。
    「極悪人に実は良いところがあったなんて、フィクションでしか有り得ない」、これはほんとそうだしこれをやられると冷める…とつくづく感じました。
    途中で突然挟まれたセレブ高校生たちなんだろうと思ってたら次巻の展開かぁ。続きも読みます。最大

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    2022年08月02日
  • 高校事変 II

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    気が付けば足掛け2日で読み終えた。17歳の結衣は児童養護施設に収容され、新たな高校に通学という設定。導入は違法なJKビジネスに手を染める業者、そして貧困から闇の商売に引き込まれてしまった女子高生が登場。挙句に、違法風俗に身をやつす女子高生を逆恨みするサイコパスも絡んだドロドロの状況を、結衣の巧妙なアリバイ作りと壮絶なアクションが一掃する。警察は限りなく黒に思える結衣を拘束するには至らず、それでも武蔵小杉高校事変と今回の事件を偶然とは考えないだろう。ハードルは上がった。次回作はどんな展開になる?

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    2022年08月01日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論

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    今度のシリーズは随分と淑やかでした。基本的に本が好きな人たちが読むのだからいいのかも知れませんが、正直意表を突かれました。

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    2022年07月24日
  • 特等添乗員αの難事件 I

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    ネタバレ

    特等添乗員αシリーズ第一弾。
    推理劇・短編集で登場した浅倉絢奈がどのようにして水平思考:ラテラル・シンキングを手にしていったのかがわかる本。劣等生としてスタートしたところは莉子と同じであるが、恋仲になるタイミング・家庭環境・師匠となる人物との関係性・個人事業主か会社勤めか...など対比が多くあり対照的で面白いと思った。莉子と一緒に謎を解いてはいるものの主人公である絢奈の活躍を崩さずメインがキチンと目立っていてとても面白かった。そしてこの忌避されがちであったこの思考法を教授した能登、それを個性として認めた莉子、そしてそんな彼女の才能を見いだした那沖と1つでもかけてしまうと彼女の才能が開花しなかっ

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    2022年07月24日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 IV シンデレラはどこに

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    ベストセラーを次々刊行するRENの既刊(李奈の自著も)パクリ疑惑と、シンデレラの原典を探せという脅迫メール。どういう展開になるのか予測できず、読み進めたがなるほど、そういうことか!という見事な着地だった。
    シンデレラという話は私達が知っている絵本の話だけではなく、遡ると様々な国に様々な要素が加えられ修正され、伝承されているのを初めて知って興味深かった。似た話がこんなにたくさんあったのか!
    それにしても李奈の知識の豊富量と、頭の回転の早さには驚かされる。自著が何故もっと売れないだろう?

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    2022年07月24日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 V 信頼できない語り手

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    火事というシリアスな場面があったものの、莉子も出てきて名前だけなら他のキャラも出てきて、主人公の成長も見れてよかった。
    そして内容も、面白かった。
    ちゃんとミステリーだし、キャラクターの個性も際立ってるし、トリックも良かった。

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    2022年07月18日
  • 高校事変 VIII

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    ネタバレ

    優莉結衣が暴力に暴力で立ち向かい全て返り討ちにするので、とうとう敵は彼女一人を消すために核兵器を持ち出してきた…えっ!?!?な8巻。
    核爆弾を製造するのは高校の化学教師なのでどうしても『太陽を盗んだ男』を思い出すし作中でも出てきました。ジュリーはプルトニウム精製して作ってたけど、伊賀原先生は濃縮ウランで製造。しかもジュリーは目的なく原爆作ったから作ったあと(どうしよ…)ってなってたけど、伊賀原先生には明確な目的がありました。仕掛けたのは宇都宮。
    結衣に懸賞金かけられて命狙われるけど、女子中高生たちの機転が凄いし、餃子店での半グレ・パグェ・田代ファミリーの下っ端たちとの気まずいオフ会を想像したら

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    2022年07月18日
  • 黄砂の籠城(上)

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    ネタバレ

    世界史で習った義和団の変。ブラピのWWZのゾンビのごとく紅巾の賊10万が襲い掛かる。100年前の清国のルンペンプロレタリアート(p300)が徒党&残虐に襲い掛かってくる描写を読むと、つい昨今の中国の野望と人権侵害の信憑性を想起してしまう。列強側で味方のはずのロシア人も見栄だけの無能として描かれている。p304の柴の言葉が格好良く、このままだとあまりに日本礼賛、中は残虐、露は低脳という描写が過ぎる本に思えるので、冒頭登場したチョウさんのように理知的な中国人が下巻以降で活躍するかな?展開が早く先が気になる。

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    2022年07月18日
  • 高校事変 XII

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    巻末に『xiii』の表記が…。
    ハッピーエンドで良く無いスか?
    充分戦った…戦ってくれた。
    もう普通の生活に戻してあげようよ!

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    2022年07月17日
  • 高校事変 XI

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    ネタバレ

    結衣がパワーアップしてる。もう漫画のレベルに達した。悟空とかルフィのレベル。一回マジで死にかけてからの大復活。
    最後の登場シーンは痺れるねー!今、撃てや!て思うけど。
    さぁ12巻が楽しみになってきた!

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    2022年07月17日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 V 信頼できない語り手

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    主人公の本の知識が相変わらず凄い!
    小説の一部を引用して話しをしたり、里見八犬伝の版元まで知っているのはすごいと思った。引いていえば、作者も知識が豊富にあるということだと思います。
    細かな伏線が張り巡らせてあり、私のように鈍感なタイプには伏線だと気づかない部分があり、少し戻って読み返してみて「あぁ~~そうだったのか」と思いました。ノートにメモをとりながら読み進めました。とても面白かったです。

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    2022年07月16日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 I

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    映画を見た記憶があるが、その時の印象とは凛田莉子のイメージが違った。こちらの方が好感が持てた。
    このシリーズのイントロダクション的な要素が強く話の展開は少ない。次回からの続きに期待。

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    2022年07月12日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 III クローズド・サークル

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    孤島の島で殺人事件が発生して、見えない犯人に怯える感じのよくあるクローズドサークルものだった。

    前作までは、1人死ぬくらいだったのが急にテンポが変わったので新鮮だった。けど、ラストはいつも通りの展開になり読者の裏をかいた感じが良かった。

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    2022年07月06日
  • 高校事変 X

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    ネタバレ

    今回は3回ぐらいアカンと思ったけど、まぁその辺はさすが優莉結衣。
    ホンジュラスで長男率いるグループにおもくそドンパチやる話なんやけど、今回は結衣に感情が出てきたね。特にあの磨嶋と弥藤との話は良かったな。この2人は結衣をさらに強くしてくれた。

    後は日本で再結成した半グレ同盟とのドンパチと長男カイトとのドンパチやな。長女もバリ強いし。

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    2022年07月05日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 III クローズド・サークル

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    クローズドサークルものはいくつか読んだことがあるが、読んだことないタイプのオチだった。
    読み応えがあるのになんだか軽い。
    でも、一巻完結型ではなく、少しずつ主人公の成長が見えるのが良かった。

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    2022年07月05日
  • 高校事変 VI

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    ネタバレ

    「みんな浅い知識に基づいて、現実的に無理とか決めつけてる」「現実的ってなによ」…NCISのクレアさんの言葉に深く肯きます。事実は小説より奇なり、な事件の数々が起こっている現実見てると。。ミスター・ビーン似の社長が楽器ケースに入って国外逃亡も出来たくらいですので。
    6巻の舞台は結衣さんの修学旅行先の沖縄。沖縄住みじゃなく一度行ったきりですが、こういう格差からくる社会問題あるんだろうなというリアルさは、仕事の関係でしみじみ感じます。わたしの職場はブラックですが裏社会ではありません。
    沖縄暴力団と民間軍事会社を壊滅させる。今回の味方は三下ヤクザとNCISの新人捜査官。とうとう米軍関係者を個人的に引き

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    2022年07月04日
  • 高校事変 IX

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    ネタバレ

    結衣が体調不良なので、ドンパチは控えめ。何や高熱らしい。
    でも後半はやったよ。出来る子です。
    やっと勇次と決着付けたから、とりあえずこの幕は終わりかな。最後、次に繋がる長男の話が出てきたから、そっちも楽しみだわ。多分、スケールでかいだろな。明日から読むわ。

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    2022年07月03日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 V 信頼できない語り手

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    巻を追うごとに事件が大きくなってきた。

    凛田莉子の登場など読みどころが満載。

    ただ、犯人を見つけるのはかなり難しい。。

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    2022年07月03日
  • 高校事変 XII

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    主人公・優莉結衣最後の闘い。多くは語らないがラストは若干うまく行きすぎなのではとは感じだった。しかし一つの物語の終わりとしては良かった。

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    2022年09月29日