松岡圭祐のレビュー一覧

  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 VI 見立て殺人は芥川

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    ネタバレ

     都内で改造ガスガンを使った殺人事件が発生。被害者の二人のうち一人の胸の上に芥川龍之介の『桃太郎』が小冊子風に置かれていた。警察からの要請で、李奈は捜査に協力する事になり…

     今回、初めてちゃんと登場の李奈の母・愛美。李奈視点から見ると嫌な点を突かれ、正論を振りかざすのがちょっと辟易でしたが、読み進めるうちに李奈はとても愛されて育った子なんだと実感しました。
     母が上京した事により、李奈も一皮剥けて小説家として成長した様に思えました。

     桃太郎もシンデレラ同様、諸説色々あるとは知ってましたが、芥川が桃太郎を書いていたのは知りませんでした。今回も勉強になりました!

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    2022年10月10日
  • JK

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    高校事変より描写が凄かった。

    紗奈、瑛里華の関係性が、なるほどそうゆう展開できたかと思った。

    島での体験がJKに繋がっていたんだと思った。

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    2022年10月10日
  • 黄砂の籠城(下)

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    義和団の乱は名前だけ知っていても、大変な事件だったことも柴五郎なる英雄の事も全然知らなかった。その柴五郎が、サー・マクドナルドによる日英同盟の締結の支えとなったことも。

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    2022年10月07日
  • 黄砂の籠城(上)

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    義和団の乱の歴史事実は知っていましたが、その内容を知って更に柴五郎という英雄を知りました。冷静で勇敢な指導者だったんですね。

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    2022年10月02日
  • JK II

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    続編だあー

    前作では、前半があまりにも悲惨だったので、
    気分的には大分楽に読めました。

    なるほど〜
    前回の下っ端の組絡みなんですね。

    続編はあるのか…

    きっとあるんだろうなぁ

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    2022年09月30日
  • 探偵の探偵

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    高校事変を12巻まで読み終えたので、過去のシリーズにも手を出してみようと読んでみた本。高校事変ほどの派手さとバイオレンスさはなく地味とも言えるが、主人公が洞察力を活かした立ち回りは変わらず、安定して面白かった。

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    2022年09月28日
  • 高校事変 XII

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    シリーズ第十二作、そして完結。相変わらずアクションシーンのメガ盛り。さらにオールキャスト大集合でした。まさかの千里眼・岬美由紀まで登場。なぜ前総理が登場し続けるのか?夫人の素性がばれて理解。凛香が死ななくて良かったけど、智沙子は可哀想。最終話は楽しめました。

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    2022年09月28日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 II

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    ネタバレ

    杉浦李奈の推論第二弾。1週間後に発売される汰柱桃蔵の「告白・女児失踪」の内容が当事者しか知りえないことから李奈は再びノンフィクションを書くために取材することになった。書店で作家が本にサインをしたりポップを書いたり、映画化前提の小説執筆以来はまずないなど裏事情が描かれていて興味深かった。場所も馴染み深かった。李奈が女児の母親祥子の心情を汲み取って取材していく様に好感を持った。それにしてもわたしはルソーの「告白」も知らない。横溝正史の悪霊島は本を読んでもないし映画も観ていない。知っていればもっと楽しめたのに。

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    2022年09月28日
  • JK II

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    続編が出て、一作目のディテールを埋めつつ新たな展開へと話を進めるうまさよ。バイクとカーチェイスはちょっと無茶だと思うけどそれも先入観?

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    2022年09月26日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 II

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    ネタバレ

    実際の編集者が出てきたり、横溝正史の小説がトリックの解明につかながったりと驚きの展開が多かった。最後はひき逃げにあった娘の母親を思う優しさが李奈の推理から確証を持ち、母親に伝え、母親の心を癒した。3作目も期待大です

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    2022年09月25日
  • 探偵の探偵III

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    ネタバレ

    探偵の探偵シリーズ第3弾。
    前回からの続きであり、「死神」の正体が明らかになる回。2巻の最初から伏線を張っていて大きな伏線を回収していくところがとても素晴らしい思いました。
    登場人物のほぼ全員が不憫な目に遭うという所はこのシリーズの共通点であるが、今回は特に激しい回だった。セメント漬けや刃物による攻撃などのバイオレンスな描写や死神のサイコパスぶりが弧の作品をより鬱なものにしていると感じた。
    琴葉の究極的な選択によって、玲奈と琴葉が結果的に引き裂かれてしまうのがとても悲しかった。そして死神の正体を突きとめただけでは終わらず、師匠である姥妙の正体を暴くという話に繋がっていく。復讐を終えた先に一体何

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    2022年09月25日
  • 高校事変 XI

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    ネタバレ

    緊急事態庁が発足した世界だけど裏で操ってるの長男だしこうなりますよね、という国勢です。緊急事態庁から与えられた原油自給という幻の国力で強気に出てる宮村政権は稀代の詐欺師で日本を日中開戦へ引きずり込む未来かと思いきやそこは結衣が…!いつの間に北朝鮮に?
    松岡先生の他シリーズほぼ読んでないのですが、「探偵の探偵」「千里眼」のシリーズからのキャラなのかな。わからないけれどこれらのシリーズ読んでる方々はもっと楽しめるのかもです。結衣と智沙子の母親の大物っぷりとか。
    篤志、智沙子、凜香も結衣と共闘で、最終巻は対カイト戦。結衣が全ての始まりの武蔵小杉高校の制服をここにきて纏ってるのは高まりました。日本政府

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    2022年09月24日
  • 探偵の探偵II

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    ネタバレ

    探偵の探偵シリーズの第2弾。
    やっぱり作風がブラックだなぁと。万能鑑定士・特等添乗員に慣れすぎているとヘビーな読書になってしまうと思う。容赦ない暴力描写は相変わらずで、登場人物達も全員何かしらの闇を抱えている所が余計にこの物語を暗い物にしていると感じました。窪塚が死んでしまうのにも驚いてしまった。警察の日和見主義を批判し、紗﨑に影響された彼が自分の正義を貫いて死んでいく所がとても切ないと感じた。
    玲奈自身も探偵に対して徹底的になっている部分と、もう戻らない人への寂しさに泣いてしまったりなどの不安定さが更に現れ、琴葉は自分の姉が玲奈に暴行をしたという事実から家族と事実上の絶縁を行ったりとさらに複

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    2022年09月24日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論

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    ネタバレ

    杉浦李奈の推論第一弾。岩崎翔吾が盗作するわけない。絶対、嶋貫の方だ。と新人作家杉浦李奈は信じ、頼りなさそうなのだが、一歩一歩推理を進めていく。盗作した方法は最後までわからなかった。喫茶店のマスターが怪しいとは思った。亡くなった場所が玉川沿いの浄水場とはね。滑稽で悲しい。この本の中にでてくる純文学も読みたくなった。芥川龍之介は盗作まがいと言われてたのは知らなかった。マズローの五段階説はおもしろかった。松岡さんの知識の豊富さ筆の速さに改めて驚いた。書かずにはいられないってことなんだね。

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    2022年09月24日
  • ジェームズ・ボンドは来ない

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    実話を基にしたという作品。

    香川県の直島を舞台に、映画誘致活動を通して主人公・遥香と、島の人々の変化や成長が描かれています。

    目標は、「007」の映画ロケを誘致し、島を経済的に豊かにすること。

    10代の遥香は、ただただ都会的なかっこよさに憧れ、映画のロケが実現すれば自身の住む島もカッコイイものになるのでは、という子供らしい純粋な気持ちから誘致活動に参加する。

    島の大人たちはそれぞれの事情から病院すらない直島を、暮らしやすい島にしたいという思いから経済的発展を祈って誘致活動を行う。

    初めは手探り状態だった誘致活動が必死の署名活動等を通し、徐々に規模が大きくなり、ついにはマスコミも直島に

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    2022年09月20日
  • シャーロック・ホームズ対伊藤博文

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    シャーロック・ホームズと伊藤博文にまさか大津事件を絡めるなんて!更に終盤は予想外の展開に(ネタバレになるので書きませんが)。
    ストーリーテラーの松岡圭祐ならではの発想に加えて、全編シャーロック・ホームズへのオマージュに溢れた作品。ラストの終わり方もシャーロキアンは満足なのでは。

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    2022年09月12日
  • 催眠 完全版

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    サイコパスが犯罪を犯していくというミステリーとは一線を画す、サイコパシーそのものの謎がミステリーになっている。科学的な知見に基づいて書かれていて、地味といえば地味なのに、面白く読ませるのはさすが千里眼シリーズの作者だなと思う。大幅改稿で変わったと呼ばれるラストのオチは、一瞬訳が分からなくなり、次の瞬間「え~!?」っとなるくらい予期できなかった。これを見抜いていた人がいたら凄いと思う。

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    2022年09月12日
  • JK

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    また、新たなヒロイン登場

    JKの意味が違ったー
    ※相変わらずのミスリード

    前半は、あまりにもショッキングで、
    読んでいても辛かった…

    川崎ってこんなに怖いの?

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    2022年09月10日
  • JK

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    圧倒的な理不尽な暴力により、家族を殺された主人公紗奈。その紗奈がその不良達に復讐していく。

    その圧倒的な力は普通の不良を圧倒し滅殺していく。
    その滅殺が凄く文章から映像がクリアに想像出来る為読み始めると止まらなくなってしまいました。
    シリーズ化に期待する作品でした。

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    2022年09月10日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論

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    お恥ずかしながら松岡さん初めて読みました…。文学作品に関してはお遊び程度で出て来るだけなのだけど、思わず再読したくなる誘い方。
    想像していたよりもずっと深いミステリと、主人公の成長物語、そこに文学がプラスされておもしろかった。優しいだけじゃない人間関係にも現実味があった。

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    2022年09月09日