松岡圭祐のレビュー一覧

  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 VI 見立て殺人は芥川

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    星3.5

    前作が大袈裟だったので、
    これくらいの事件がちょうどいい。

    見立て殺人って、
    本人の思惑とは別の解釈になるかも
    知れないという事ですねー

    以降ネタバレ




    犯人は、毒親のため、
    ここまで屈折してしまうのか…
    幸い、毒親では無かったので、
    その辺はよくわからない

    李奈と母親との確執が
    少し溶けた記念で星をオマケ

    0
    2022年09月07日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 V 信頼できない語り手

    Posted by ブクログ

    星3.5

    死んだ人の数に比べて、
    あまりにも動機が弱い気がする

    218人死んでいるんだよ…

    まあ、万能鑑定士Qの莉子ちゃんが出たので、
    評価は少しオマケ

    0
    2022年09月03日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 IV シンデレラはどこに

    Posted by ブクログ

    シンデレラの原典の考察が事件解決の決め手になるのは見事だね。
    最近AIで創るイラストの話題があったけど、模倣と剽窃、盗用の線引は難しいと思うし、新たな才能は生まれにくくなっていくのかなとちょっと思った。

    0
    2022年08月31日
  • アルセーヌ・ルパン対明智小五郎 黄金仮面の真実

    Posted by ブクログ

    少年時代に憧れたヒーローたちを、年金受給者の今、手に汗を握りながら読めるなんて作者に心から感謝します。シン・・・が流行っているので、令和を背景に活躍してくれないかな?

    0
    2022年08月29日
  • 特等添乗員αの難事件 VI

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    特等添乗員シリーズの最新作。
    前回からかなり後になって出版された本であるが、前回からは年数は経っておらず変に年を取らせないようにしているところが続けて読んでいる人間からするととても読みやすくて嬉しかったです。
    今回は韓国で巻き起こるK-POPを軸にしたストーリーで一癖も二癖もあるツアー客達が韓国芸能界の闇に巻き込まれていく様子が描かれている。ツアー客はほぼ全員が何かを抱えた人物として描かれていて、誰がどんな風に裏切ったり波風を立てたりするのかという展開の波を楽しみに読むのがとても面白かった。ツアー客達は最初こそ、テンションが低く争っていたものの、ツアーのハプニングを通じて状況を打破しようと奮闘

    0
    2022年08月16日
  • 特等添乗員αの難事件 V

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    特等添乗員シリーズの第五弾。
    今までよりも何でもあり感が強くなってきた印象だが、暴力団排除法が施行され苦しくなったリアリティのある姿になっていたのが面白かった。今回は組長のどら息子の嫁探しにつきあわされる周りのヤクザ達がとてもコミカルチックに描かれていて、クオンタム側で起きた女性同士のドロドロなシーンと上手い具合に対比になっていたので辛くならずに読むことが出来た。
    今回のテーマは「空気」との闘いであると考えられる。
    ヤクザのシンジケートを解散したいが、その他のヤクザに忖度し関係を引きずってしまう鮫吹や、絢奈と那沖の関係性に嫉妬した浜宮が陰湿な嫌がらせをその他の女子社員を使ってアンチな空気感を創

    0
    2022年08月15日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 II

    Posted by ブクログ

    ・第一作目より李奈はだいぶ成長してもはやノンフィクション本のベテランになってきていると思う。現在Ⅵまで出ているがどこまで成長しているのか気になる。
    ・李奈と智美の文学談義は楽しく読ませてもらった。
    ・李奈の優しさが見え隠れしていた。
    ・「もう一章、付け足すべきことが」の内容は、涙が出て切なくなりました。

    0
    2022年08月12日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 V 信頼できない語り手

    Posted by ブクログ

    シリーズ第5作。ホテル宴会ホールの火災は小説家協会懇親会の最中であり小説家を始め218名の関係者が犠牲になる大惨事となり生存者は2名だけ、警察は放火殺人とし捜査、売れない新人作家 23歳の杉浦李奈にも刑事が来る。第3作のベストセラー作家の櫻木沙友理が再登場し李奈とタッグを組む。
    毎作品で趣向を変えて読者を楽しませてくれるが今作は出版業界の内幕が多く描かれる。なんと言っても万能鑑定士Qの凜田莉子が結婚し2児の母の小笠原莉子として登場し李奈にアドバイスを送る場面は世代交代を思わせ感無量だ。
    ★★★★✩ 4.0

    0
    2022年08月12日
  • 高校事変 X

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    9巻も驚いたけれど、10巻はそれ以上の衝撃でした。優莉結衣のこれまでの無双、実は傭兵稼業の人だった磨嶋・弥藤が援護してくれていたからで、本当の戦場で太刀打ち出来るレベルではなかった。今までで1番痛めつけられてた気がします。絶体絶命のピンチが文字通りのそれ。

    でもそんな中、磨嶋・弥藤の「実戦で身に着けろ」的な指導のおかげでめきめきと力をつけ…なんだかんだで土台が出来てたら伸びるのも早いのだなぁ。。

    セレブ高校の海外訪問で武装勢力の惨禍が高校生たちに襲い掛かります。その中でもトップのお嬢様と世界的ピアニストが目を付けられて利用されている、結衣どころか日本政府に立ちはだかる優莉家長男に。
    カイト

    0
    2022年08月10日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 II

    Posted by ブクログ

    第一巻からの続きで力士シールと偽一万円札の謎が明かされる。
    これはやられた。まんまとやられた。く~。

    0
    2022年08月08日
  • ヒトラーの試写室

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    反戦と日本の特撮技術・円谷英二讃歌を高らかに。面白かったです。
    実話が元になっているようですが、どのあたりなんだろう…どのあたりでも凄い。日本の特撮技術がナチスドイツの目に止まって、青年が単身渡独して映画製作に携わる。柴田彰くんも劇的だけれど、ナチス党の宣伝担当ゲッベルスの状況もなかなかキツイな。不憫には思うけどかと言って彼は悪くなかったとはなりませんが。
    逮捕されてしまうので表立って政府に反抗することは出来なくても、それぞれの戦い方で戦ってたんだなぁ。セルピン監督もシュテファンやランベルト、トラウゴット、円谷英二も。柴田くんはかなり流されて生きてる気がしましたが彼らの思いはちゃんと染み込んで

    0
    2022年08月06日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 III クローズド・サークル

    Posted by ブクログ

    読んでいると、どこかで読んでいた経験があるような内容(そして誰もいなくなった、、、)と錯覚しつつ、ツマラナイかもと思ってしまいました。しかし最後の数ページで色々と騙されました。
    結論は面白かったです。このシリーズを読むたび、もっと文学書の知識があれば、更に面白く読めたのかなと。オススメします。

    0
    2022年08月05日
  • 高校事変 III

    Posted by ブクログ

    本作は舞台を海外に移すことで、「事変」がワンパターンにならないようにしたようだ。前巻で衝撃的に登場した結衣の妹・凛香だが、期待していた姉妹が協働しての活躍の場面は少なかった。結衣たち日本人の児童生徒を拉致した組織の目的と資金繰りには無理があるが、このシリーズはそんなことを気にしないで、追い詰められていくヒロインと、爆発的に逆境を跳ね返す光景を楽しめばいいのさ! というわけで4、5巻も購入してしまった(笑)

    0
    2022年08月04日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 IV シンデレラはどこに

    Posted by ブクログ

    シリーズ第4作。次々とベストセラーを生み出す新人作家REN、しかしどの作品も売れない作家達の既刊作品にあまりにも似ていた。盗作疑惑で出版業界が揺れるさなか、杉浦李奈に「シンデレラの原典を探れ」と佐田千恵子を名乗る人物から脅迫メールが届く。指示に従わなければ李奈の大事な人の命は無いと言う。同時に件の盗作疑惑に李奈の著書も被害にあい巻き込まれる。「盗作疑惑」と「シンデレラの原典」と李奈はふたつの難題に臨む。
    シンデレラと似た話が世界中、日本にも有る事に驚いた。毎回李奈の文学知識に脱帽する。
    ★★★★✩ 4.0

    0
    2022年08月03日
  • 探偵の探偵

    Posted by ブクログ

    なかなかのハードボイルド。
    細身の美形で若い女子なのに、まあよくぶん殴られている。
    男女平等の世界なんだなー、などと思った。

    0
    2022年08月03日
  • 高校事変 IX

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今のところ最大の敵はもう田代勇次しか残っておらず決戦の巻。バドミントン勝負。
    でも初端から優莉結衣はストレス性高体温症になってていつもの調子ではない。彼女は今までも自問自答をわりとしてきたと思うけれど、この巻でちゃんと向き合って生きる道は見つけました。黴菌同士の相殺…ゴミクズはゴミクズが消していく。なんてこった。。これからも壮絶。ナムさんが呑ませたのはなんだろう。
    「極悪人に実は良いところがあったなんて、フィクションでしか有り得ない」、これはほんとそうだしこれをやられると冷める…とつくづく感じました。
    途中で突然挟まれたセレブ高校生たちなんだろうと思ってたら次巻の展開かぁ。続きも読みます。最大

    0
    2022年08月02日
  • 高校事変 II

    Posted by ブクログ

    気が付けば足掛け2日で読み終えた。17歳の結衣は児童養護施設に収容され、新たな高校に通学という設定。導入は違法なJKビジネスに手を染める業者、そして貧困から闇の商売に引き込まれてしまった女子高生が登場。挙句に、違法風俗に身をやつす女子高生を逆恨みするサイコパスも絡んだドロドロの状況を、結衣の巧妙なアリバイ作りと壮絶なアクションが一掃する。警察は限りなく黒に思える結衣を拘束するには至らず、それでも武蔵小杉高校事変と今回の事件を偶然とは考えないだろう。ハードルは上がった。次回作はどんな展開になる?

    0
    2022年08月01日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論

    Posted by ブクログ

    今度のシリーズは随分と淑やかでした。基本的に本が好きな人たちが読むのだからいいのかも知れませんが、正直意表を突かれました。

    0
    2022年07月24日
  • 特等添乗員αの難事件 I

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    特等添乗員αシリーズ第一弾。
    推理劇・短編集で登場した浅倉絢奈がどのようにして水平思考:ラテラル・シンキングを手にしていったのかがわかる本。劣等生としてスタートしたところは莉子と同じであるが、恋仲になるタイミング・家庭環境・師匠となる人物との関係性・個人事業主か会社勤めか...など対比が多くあり対照的で面白いと思った。莉子と一緒に謎を解いてはいるものの主人公である絢奈の活躍を崩さずメインがキチンと目立っていてとても面白かった。そしてこの忌避されがちであったこの思考法を教授した能登、それを個性として認めた莉子、そしてそんな彼女の才能を見いだした那沖と1つでもかけてしまうと彼女の才能が開花しなかっ

    0
    2022年07月24日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 IV シンデレラはどこに

    Posted by ブクログ

    ベストセラーを次々刊行するRENの既刊(李奈の自著も)パクリ疑惑と、シンデレラの原典を探せという脅迫メール。どういう展開になるのか予測できず、読み進めたがなるほど、そういうことか!という見事な着地だった。
    シンデレラという話は私達が知っている絵本の話だけではなく、遡ると様々な国に様々な要素が加えられ修正され、伝承されているのを初めて知って興味深かった。似た話がこんなにたくさんあったのか!
    それにしても李奈の知識の豊富量と、頭の回転の早さには驚かされる。自著が何故もっと売れないだろう?

    0
    2022年07月24日