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Posted by ブクログ
今回の話は李奈の成長の物語でしたね。
作家としても、人間としても。
随分久しぶりに読みましたエクリチュールシリーズ。
このシリーズ気がついたら新刊が沢山出てるんですよね、この前までこの巻が最後だと思っていたらもうだいぶ新刊が出てるみたいで驚き。
出てくる出版社だったりが本物だったり印税の話がやたらとリアルだったりするのもこの話の特徴ですよね、本当に李奈が同じ世界に住んでいるような感覚になって。
そう考えるとこれのひとつ前の話はかなり冒険したストーリーだったなぁと思いますね……。
今回は親子の話がテーマだったのもあり友人の活躍が少なかったのがちょっと残念。
あの3人がめちゃくちゃにマニアックな本の解釈を語り合ったりしてるのが結構好きなもので。
この話を読んでると世界に本は読み切れないくらいあるんだなぁと思うし、どういう解釈をするのかも本当に千差万別なんだなぁという事実を再認識しますよね。
やっぱ国語の問題とかに出てくる「作者の気持ち」とかはさ、あれは問題として成立してないんだよ、それぞれが感じたことが正解でいいんじゃないの?って思ってしまいます。
そもそも作家さんなんてほぼほぼ「締切に間に合わない」とか「アイデアが浮かばなくて書けない」とか思いながら書いてる人が大半でしょうし〜(酷い偏見)
あ、そう!
今回この本を読んでる時に初めて前に読んだ本ととある繋がりが浮かんできて驚いたんですよね。
全く違う人が全く違う年代に書いた話なのにたまたま続けて手に取ったらキーになる部分が繋がってるっていう……たまに他の人の感想文を読んでて「そんなことあるんだなー」とか思ってたんですが、これ本当にあるんですね。
ちょっとゾクゾクしました。
Posted by ブクログ
巻末の書評で認識、そうか、これは成長物語
そういう視点で内容を思い返すと、なんかいろいろ合点がいく所あり
最初読み終わったとき・・・あれ?なんか全然スッキリしねぇなぁって
事件を解決することが主題だと認識して読んでいたけど
これは、莉奈の成長の過程に事件の解決があるんだって思うと
流れ、フォーカスされる場面にだんだん納得感というか、
じわじわと、あぁ〜、そういえばそんな気分だったよねぇとか
おっとここで一皮むけたなぁ〜、ってところがいたるところに
正直、今回の芥川見立て殺人は・・・スッキリしてませんけど
莉奈のここのところ抱えていた一皮むけたい感がスッキリしたので
なるほど、これまた、ホント巧妙なトリックにやられた気分です
恐るべし・・・松岡先生ですね
今回もありがとうございました。
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