ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
ゴッド・オブ・ミステリー・島田荘司推薦! これは歴史の重厚に、名探偵のケレン味が挑む興奮作だ。シャーロック・ホームズが現実の歴史に溶けこんだ。いかに彼は目撃者のいないライヘンバッハの滝で、モリアーティ教授に対する正当防衛を立証し、社会復帰しえたのか。日本で実際に起きた大津事件の謎に挑み、伊藤博文と逢着する。聖典【シリーズ】のあらゆる矛盾が解消され論証される、二十世紀以来最高のホームズ物語。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
シャーロック・ホームズと伊藤博文という、2人の不器用な天才を描ききった作品です。シャーロック・ホームズは言わずと知れたミステリ小説の探偵ですが、この世界一有名な探偵は様々な作家の作品で描かれ、もはや歴史の偉人を語るのと変わらぬ存在感です。名前位しか知らない方は一度彼の性格を検索していただければ、相反...続きを読むする性格を併せ持つ人間臭さが分かると思います。 本作でのシャーロック・ホームズは、乱暴に言えば光と影の部分の描写のバランスが秀逸であり、最終的に受ける彼の印象、つまり読後感も素晴らしいです。一つだけ例を挙げると、知識欲の塊である彼は尊皇攘夷の名のもとに外国人を斬りまくった日本に対してかなり悪い印象を持ちますが、いざ日本の地に立てば、平らな目で観察し、即座に沢山のいい所に気付きます。頭が良すぎるが故の思い込みと、真実に触れる機会があれば瞬時に思いを改める柔軟さを併せ持つという事です。 対する伊藤博文も負けず劣らず人間臭く描かれています。総理大臣として国をまとめる冷静さや広い心を持つ反面、関係を悪くすれば日本が滅びる相手でも、怒りを抑えられないこともあります(2人の共通する魅力はこの“しっかり怒れる”点だと思います)。何より斬って当たり前の時代から一転、国際社会に認められる国作りという転換期の苦悩がよく表現されていました。 人物描写だけでなく、当時のイギリスや日本の風景や生活の様子もイメージしやすく興味をかきたてられます。1つ印象深いシーンとして、ホームズが日本を離れるときの別れが寂しくてまとわりつく娘を窘めた母親が、直後にホームズにお辞儀するのですが、ホームズが「日本人は相手の前で自分の娘を叱った時でさえ、相手に謝罪をするほどの繊細さを持っている」と感じる場面があります。 ミステリとしての出来も良く“ホームズまたやってるよ”とかいうようなことも、しっかり伏線となっています。何でもないようなシーン一つ一つも後に意味を持ったりと無駄がありません。もちろんミステリ的にも読後感良好です。
シャーロック・ホームズ・・・・・・と、伊藤博文!? なんだそれは!? と読み出したこの本、 読んでびっくり、あまりにも面白い!! シャーロック・ホームズと伊藤博文、交わることがなさそうな2人が出会い、そして、深い関係を築いていく様子に感動しました。 そのとき自分が正しいと信じてした行為が本当に正しか...続きを読むったのか。そんな葛藤もあり、人間的に揺れるホームズに今までにない魅力を感じました。 衝撃の展開や、ホームズ、伊藤の友情。 感動と興奮の嵐は最後まで止むことがなく終わって欲しくないと思う間もなく一気読みしてしまいました!
面白かった! シャーロックホームズが、現実に存在していたら??というタラレバで伊藤博文と絡むお話。 しかも実際の大津事件をもとにしており、 本当にいてこんなことがあったら?とワクワクしながら読めた。
ホームズと、実在の伊藤博文とのかけあい、そして実際にあった事件でのホームズの活躍。 言葉はわからずとも、類まれな推理力でホームズが日本と溶け合っていくような感覚がとても面白かった。 伊藤家との触れ合いの中で、ホームズの思考が変化していくのも興味深い。 その流れも不自然ではなく、しっかりとした潮流の...続きを読む中にあったと思うし、全体的に「家族」というものが理念的にあったように思う。 そして、日本がの劇的な変化と建設を背景に繰り広げられる、ホームズの推理と博文の行動力。 テンポや展開も非常に読みやすかった。 2人がしっかり相棒のように噛み合ったり、少々意見が食い違ったりと、物語が絵になって浮かんでくるようであった。 シャーロキアンではないが、シャーロキアンでないからこそと言うべきか、とても楽しめた1冊となった。 そして今の情勢にも通ずるところがあるような気がした。
たいそう面白かった! すごい構想。大きな事件。 歴史的事実との絡め方が上手すぎる。1つ解決したら、次々に……。引き込まれて一気読み。
いや、伏線多すぎ(褒め言葉 あの大津事件が、まさかの展開で純粋にすげーってなった! マジおもろかった! 登場人物、いいキャラしてる
シャーロック・ホームズシリーズを読んでいるので楽しく読めた。ホームズシリーズのネタが散りばめられていて、「そんな話あったな」と思い出すことも多かった。ホームズが「バリツ」なる謎の日本武術(?)を使うという原作の設定も上手く使っている。伊藤博文や井上馨のキャラも良かった。
めちゃくちゃ面白かったー。多分歴史詳しかったらもっと面白かったりツッコミどころがあるのかも知れんけど、大好きなホームズが実は日本でこんな活躍を、、、なんてワクワクした。子供の頃読んだホームズはもっと理性的というか冷たい感じの記憶もあったけど、このホームズは最後兄弟の在り方とか友情とかあたたかい部分が...続きを読むたくさん感じれてそこもよかったな。 とにかく一気読みしちゃう面白さやったー。 読んでよかった!
面白かった!映画にもしてくれないかな。 実力行使、自力救済から法治主義へ。せめぎ合いながら進んでいく。 ホームズが事実の中に出てきた。明治時代日本の大津事件。ホームズってほんとにいそうな気がするから…伊藤博文もかっこいい。 クライマックス、松岡圭祐さんらしい面白さ
シャーロック・ホームズと伊藤博文にまさか大津事件を絡めるなんて!更に終盤は予想外の展開に(ネタバレになるので書きませんが)。 ストーリーテラーの松岡圭祐ならではの発想に加えて、全編シャーロック・ホームズへのオマージュに溢れた作品。ラストの終わり方もシャーロキアンは満足なのでは。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
シャーロック・ホームズ対伊藤博文
新刊情報をお知らせします。
松岡圭祐
フォロー機能について
「講談社文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
高校事変
黄砂の籠城(上)
ミッキーマウスの憂鬱ふたたび(新潮文庫)
ミッキーマウスの憂鬱
生きている理由
蒼い瞳とニュアージュ 完全版
カウンセラー 完全版
瑕疵借り
「松岡圭祐」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲シャーロック・ホームズ対伊藤博文 ページトップヘ