あらすじ
24歳になった李奈は引っ越しを終えた新居で心機一転、小説家として新たな一歩を踏み出そうとしていた。新刊の評判は上々。しかしそんな状況に水を差すような事態が! アマゾンの評価は軒並み星一個となり、行った覚えのない店での痴態が撮影され、書きもしない官能小説が自分名義で編集者に送られていたのだ。一体何が起きているのか? 混迷を極める中、出版社にいる李奈を呼び出す内線電話がかかってきて……。
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Posted by ブクログ
ますます逞しくなった杉浦李奈さんの活躍でした。廃版となった聖書を探す本当の理由は?死人が出ないミステリーとして本当に感心します。最後の謎解きは公務員試験の応用問題ですよね?流石に理解がついて行かなかったが理詰めの推論に圧倒されました。みんなが知っているあの謎がこのような結果になるのは事実?小説の中の話?段々と舞台が大きくなっていき、次の作品も楽しみで仕方がありません。
Posted by ブクログ
本がようやく売れ始めた矢先に、又も事件に巻き込まれる李奈。しかも嫌がらせが巧妙で、警察に行った所で何も出来なくて…
文中にもあっけど、探偵としての才能の成長が半端なくて、一般人思考の優佳が置いてけぼりになるのも納得です。
そして、万能鑑定士の莉子も登場したのも嬉しかったです。出来れば小笠原も出てほしかった!
劇中にも万能鑑定士の映画や本の話がそのまま現実として出てるのも楽しかったです。
本屋大賞ノミネートにまでなるとは思いませんでした。次巻はもう少し小説家として売れていてくれると良いなぁ。
Posted by ブクログ
今回はなんか李奈の急成長ぶり?に度肝を抜かれて・・・
なんかあんまりミステリーらしいミステリー楽しめなかった感じ
まぁ、ネタ自体がちょっと今更そこまだ追いかけますか?
ってな人たちに巻き込まれ事故の李奈さんだったのでなおさらです
それにしても、どうしちゃったよ、前回のおかんとの和解といい
急成長甚だしくて、ちょっとドジっ子でも頑張るのを応援したい読者としては
なんかちょっと遠い存在になってしまった感じで・・・寂しい
どこか隙を見せてほしいところではあるが、意外と隙がどんどん埋まってしまって
隙らしい隙がもう見当たらなくなってしまった・・・
はぁ〜、なんかちょっと落胆の回でございました
話自体は、幼少期から伝え古されてきたあのネタで、まぁ、ないでしょ
って前提のところに、開国時期の今後の日本を憂いてのメッセージがチョッとぐっと来ましたが、ソレはそれって感じで、李奈物語と比べるとほとんどあってないようなスパイスで、ミステリーを楽しむって点ではちょっと物足りなかったです・・・
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レッド・ヘリングというのは、ニシンの燻製のことで、この臭いで猟犬の注意がそらされることに由来するそうな。
丸善版「新約聖書」を探せってのが、今回の猟犬の仕事のようだが・・・
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杉浦李奈の推論第七弾。ウィキペディアに住所を晒されたり、実家に李奈がホスト通いをしているように装ったDVDが送られてきたり、書いてもいない卑猥な小説が出版社に送られてきたりといったような、李奈が陥れられる場面から始まった。小説家は悪い噂が立つだけで売り上げが落ちてしまう。幻の聖書を探せという依頼を受けるしかない。あまりにも卑劣だった。聖書は徳川の財宝の場所を示す暗号文を解くためだった。それにしても聖書が見つからなくても予測して暗号を解く李奈の頭の中はどうなっているのか?さっぱりわからなかったけどすごかった
Posted by ブクログ
今回は主人公である李奈がある人物からもたらされた依頼を断ったことから、嫌がらせを伴う騒動に巻き込まれるところから始まります。脅迫者の正体は判明する一方で本来の目的の理由が、ある歴史上の人物の名前が出されてしまったことで見えてしまったところはありますが、そこからの難題を李奈が一人で乗り越えていくところが爽快でした。またいつも通り書籍関係に対する知識なども学べて実践できるものもあったので面白かったです。
Posted by ブクログ
ハイペースで7冊目に到達したビブリオ・ミステリー。
今回は扱われたのは「聖書」。序盤から作家生命を脅かされる怒涛の展開から「聖書」探しが始まるものの、その過程で巡り合ったのは「徳川慶喜」。
窮地から走り出した物語だからこそ、終盤は随分と盛り上がって一気読みでした。
Posted by ブクログ
六巻目をうっかり飛ばして読んでしまったが大筋問題なし。
主人公の李奈がどんどん成長していく。
今回は脅迫されながら聖書を探す物語。さすがに脅迫者のやり口はひどいし、出版社の対応もいただけない。警察に届けない李奈たちのやり方も無茶だし、無理矢理が過ぎた。
Posted by ブクログ
今回は聖書の謎に挑んでみたり、そうかと思うと、徳川慶喜が出てきたり、どこに話が行くのかと思ったけど、最後には話がまとまって、それなりに面白かったとは思う。
ただ、途中の心理展開も分かりにくいところがあったり、謎解きの部分も細か過ぎてちゃんと謎が解けているのかは良く分からなかった。
それにしても、小説家って大変なんだなぁ、と思うところばかりだ。
Posted by ブクログ
KADOKAWAが許可しているのだろうけれど、この描写はいいのかな?これは実際もそうなのかな?と思わせるような現実世界とのリンクが読んでいて楽しかった。
「小説なら…」という言葉も何度か出てくるので、フィクションだけれど現実を内包している感じがさらに高まった。
リアルな分、無理難題の押しつけぶりや嫌がらせの数々にはイラッとした。
実際にこんな嫌がらせがあったら…、いやあるのだろう。警察に通報しても根本的解決にならないとか、小説家の立場ではマイナスになるとか。
小説家の覚悟を知る作品だった。
Posted by ブクログ
懐かしの万能鑑定士が出てきて、綾瀬はるかの映画まで話題にするなんて嬉しすぎますが、果たして良いのでしょうか?おまけに本屋大賞、コミカライズ。こうなったら、月9ドラマの時は、李奈役は浜辺美波ちゃんでお願いいたします。
Posted by ブクログ
李奈もどんどん成長して、莉子も普通に登場してくるし、ストーリーの理不尽さも相まって面白かった。聖書に関しての部分はシリーズ過去イチ読みにくくて目が滑るので読み飛ばした。