あらすじ
24歳になった李奈は引っ越しを終えた新居で心機一転、小説家として新たな一歩を踏み出そうとしていた。新刊の評判は上々。しかしそんな状況に水を差すような事態が! アマゾンの評価は軒並み星一個となり、行った覚えのない店での痴態が撮影され、書きもしない官能小説が自分名義で編集者に送られていたのだ。一体何が起きているのか? 混迷を極める中、出版社にいる李奈を呼び出す内線電話がかかってきて……。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
本がようやく売れ始めた矢先に、又も事件に巻き込まれる李奈。しかも嫌がらせが巧妙で、警察に行った所で何も出来なくて…
文中にもあっけど、探偵としての才能の成長が半端なくて、一般人思考の優佳が置いてけぼりになるのも納得です。
そして、万能鑑定士の莉子も登場したのも嬉しかったです。出来れば小笠原も出てほしかった!
劇中にも万能鑑定士の映画や本の話がそのまま現実として出てるのも楽しかったです。
本屋大賞ノミネートにまでなるとは思いませんでした。次巻はもう少し小説家として売れていてくれると良いなぁ。
Posted by ブクログ
杉浦李奈の推論第七弾。ウィキペディアに住所を晒されたり、実家に李奈がホスト通いをしているように装ったDVDが送られてきたり、書いてもいない卑猥な小説が出版社に送られてきたりといったような、李奈が陥れられる場面から始まった。小説家は悪い噂が立つだけで売り上げが落ちてしまう。幻の聖書を探せという依頼を受けるしかない。あまりにも卑劣だった。聖書は徳川の財宝の場所を示す暗号文を解くためだった。それにしても聖書が見つからなくても予測して暗号を解く李奈の頭の中はどうなっているのか?さっぱりわからなかったけどすごかった